迷子になったらまずHOMEへ

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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2006/11/4〜 ●
▼クマさんだわ。

ジャックとまめのき 童心社の家庭版かみしばい ※送料無料(堀尾青史:脚本 篠原勝之:絵/童心社)

紙芝居。12場面、函入(函は全体に年代なりの痛ミ)です。
ウフ。絵がよろしいでしょ? ジャックにも微笑むけど、ウシにも微笑みます。そして作中の歌う竪琴には笑いました。そんな可愛い絵は篠原勝之さん担当。

篠原勝之さん=ゲージツ家のクマさんです。彼の絵本はどれもすごく良くて、いつも私のお気に入り。
→篠原勝之と言えば(秀作カバー絵展覧会へ)

▼ちょっとだけ面白い。

パーティのすべて(ミサワホーム総合研究所:出版・企画/婦人生活社)

特にビッグネームが寄稿したり、挿絵したりはしていません。でもちょっと面白いのです。発行年が1980年。恐らく、パーティするなんていうことは、まだ一般的じゃなくて、でもパーティって言葉はよく聞くようになってて、パーティってどうすればいんだろうと悩める人のために作られたパーティのガイドブック。これさえあればパーティが開けるし、呼ばれても大丈夫。ミサワホームが企画しているところから察するに、ライフスタイルの提案の意味もあるかも。家具のレイアウトの写真が割りとあるのです。
→お茶会つながり

▼揃ってます。

小鼠ニューヨークを侵略、小鼠月世界を征服、小鼠ウォール街を撹乱、小鼠油田を掘りあてる(4冊セット)創元推理文庫(レナード・ウイバーリー 村上博基訳/東京創元社)

吹けば飛ぶような小国「グランド・フェンウィック大公国」のユーモア冒険シリーズ。揃ってます!
→ミニ特集・小鼠グランド・フェンウィック大公国

 
▼そそる。

パラダイス・モーテル(エリック・マコーマック/東京創元社)

久しぶりに入荷、再会しました。
これはほんとにカバーの紹介文が激烈にイイのでそのまま引用しておきます。
「ある町で、ある外科医が妻を殺し、バラバラにしたその体の一部を四人の子供の体内に埋めこんだ。幼いころ、そんな奇怪な事件の話をしてくれたのは、三十年間の失踪から戻って死の床に伏していた祖父だった。→

→いまわたしは裕福な中年となり、ここパラダイス・モーテルで海を眺めながらうたた寝をしている。ふと、あの四人の子供のその後の運命がどうなったか、調べてみる気になった…虚実の皮膜を切り裂く〈語り=騙り〉の現代文学。」
→記憶つながり
→モザイクつながり
▼なんかそそる。

ニュー・ゴシック―ポーの末裔たち(鈴木晶・森田義信編訳/新潮社)

監禁(パトリック・マグラー)、懐かしき我が家(ジーン・リース)、人類退化(T・コラゲッサン・ボイル)、敵(アイザック・B・シンガー)、暗殺者の夜(ロバート・クーヴァー)、牢窓(ルイス・スタントン・オーキンクロウス)、熱病(ジョン・エドガー・ワイドマン)、ブラック・ハウス(パトリシア・ハイスミス)他。全11篇。
タイトルを聞いただけで、買いたくなるのは私だけですか?

▼どっぷり楽しめそう。

ウィルキー・コリンズ傑作選 ※バラ売り ※画像をクリックしていただくと在庫分が出ます。(臨川書店)

ウィルキー・コリンズと言えば、『白衣の女』でしょうか。しかし私は、もう10年ほど未読です。すんごく面白そうなのになかなか進まず。
こちらの傑作選集にはあの手の長編サスペンスがどっさり収録されています。全12巻、ウチはバラ売りです。
良さそうなのを試されては?

▼そろそろ。

暗い旅 新潮文庫(倉橋由美子/新潮社)

そろそろ新潮文庫の倉橋由美子さんをミニ特集しようかと思います。もちろん作品も良いですが、カバーの野中ユリさんが素敵ですから、並べたらさぞかし光るのではないかと思うのです。

▼その系譜。

アーカム計画 創元推理文庫(ロバート・ブロック 大瀧啓裕訳/東京創元社)

創元推理文庫の船マークの黒い背です。一見してあの系統だなと分かります。『ムーンチャイルド』とかも同じだもんね。
「「『ピックマンのモデル』だ」蒐集家のキースが骨董屋で買った絵を見るなり、友人が言った。絵の片隈に署名がある。R・アプトン・ピックマン。ラヴクラフトの小説に登場する画家の名だ。フィクションのはずなのに現実に存在していたとは(あらすじより) 」

▼ファンの方に。

タイムクエイク―時震(単行本)(カート・ヴォネガット 浅倉久志訳/早川書房)

文庫版も出ましたが、こちら発行年(1998年)の割りに、状態が良いほうなので、ファンの方、いかがかしら?
「時空連続体に発生した異常、つまりタイムクエイクのために、あらゆる人間や事物が、1991年2月17日へ逆もどりしてしまった(帯より)」
→タイムトラベルつながり?

▼旧版。

チョコレート工場の秘密(単行本)(ロアルド・ダール 田村隆一訳/評論社)

昭和56年の第10刷です。この装丁、この訳が懐かしい方はこれがいいんじゃないかな? 中の挿絵は変わらず、J・シンデルマン。
文庫版もある人気作品だけど、なぜか今(2006/12)、田村隆一訳は品切れ中のようです。
老若男女必読の名作。
→チョコレートつながり

▼あぁ、いいなぁ。

佐藤さとる全集3 ぼくのつくえはぼくのくに・コロボックルのトコちゃん他4編(佐藤さとる/講談社)

昭49年初版。旧版です。画像は函。
挿絵はもちろん村上勉さんで、カラーもあり、2色もあり、モノクロもあり。開くと感動を覚えます。良い御本だー。

▼未来少年コナン。

残された人びと ジュニア・ベスト・ノベルズ16(アレグザンダー・ケイ 内田庶訳/岩崎書店)

未来少年コナンの原作小説です。アニメでオープニング(エンディングかな?)を見る度、原作『残された人びと』って書いてあるのが気になってましたっけ。
コナンもラナもジムシイもいます。
※復刊して流通中のようです。「未来少年コナン」のタイトルで文庫も出ています。御注意!

▼お久しぶり。

チャンドラー美しい死顔 講談社文庫 ※画像に帯が写っていますが、当商品は帯欠(各務三郎編 清水俊二訳/講談社)

久しぶりに見ました。一度見たら、忘れられないカバー。
いろいろと話題になることが多く、古本好きなら問答無用で持っていたい1冊です。
チャンドラーの短篇集。「殺しに鵜のまねは通用しない」「スペインの血」「シラノの拳銃」「待っている」「怖じけづいてちゃ稼業にならない」「殺人の簡素な芸術」を収録。マーロウさんはいません。
→秀作カバー絵展覧会(畑野照雄)

▼かわいいなぁ。

ちび物語 ※送料無料(エバ・シェルブルグ・ザレンビーナ 左京久代訳/晶文社)

一押ししようかな? 少女と小動物とのふれあいのお話です。ふくろう、スズメ、亀、ハリネズミ、にわとり、リス、ウサギ。誰にでもある子供時代の動物とのささやかな思い出。切り取り方が大変上手で、温かい気持ちになります。
大橋歩さんのイラスト最高です。ピッタリ。
※意外にもまだ流通中のようですので新刊でも。

 
▼変わっています。

飛ぶ紙―ベルナール・フォコン写真集 ※送料無料(ベルナール・フォコン 久保木泰夫:編集・翻訳・構成/PARCO出版)

ベルナール・フォコン、御存知でしょうか? 一種のショックも感じます。ノスタルジーの舞台となる野原、海、部屋にいるマネキン人形。美しい少年とマネキン人形との組み合わせ。そんな写真。
「ぼくは写真とマネキン人形を同時に発見した」「本書はフォコンの初期から現在に至るまでの夢と熱狂を写真と文で綴った写真詩である」(帯より)
うーん、言い足りない。これも近々、一押しで詳しく書きます。
→人形つながり

▼使わないけど。

英会話全集1〜5 ※送料無料(松本亨/講談社)

英会話教本です。それぞれに「フォノシート」4枚付。全12巻のうち1〜5巻のみ在庫しています。ソノシートの再生確認はしていません。
恐らくあまり使用する方はいらっしゃらないと思うのですが(笑)、函のデザイン(だけ)がちょっと素敵でした。なぜ銃(2巻)?そしてなぜコクトーのカップ(5巻)?
5巻すべての画像は
→こちら。

▼あ。

タピオラの冒険 ハヤカワ文庫FT ※送料無料(ロバート・ネイサン 矢野徹訳/早川書房)

『ジェニーの肖像』の著者ですね。ヒーローになるために冒険の旅に出る、小犬の珍道中。あ、旅に出るペットのミニ特集もできるかも。と思いつづけて数年(笑)。
希少気味。
→ミニ特集・どんな旅に出る?