| お茶会、ティーパーティ。常に参加したいです。なんかワクワク感のある言葉のせいか、意外に見かけます。 関連項目→お茶つながり、→ピクニックつながり
 ▼にゃつかし〜。  「小さなお茶会 全7巻 花とゆめコミックス」 (猫十字社/白泉社)
 
  むかーし、雑誌「花とゆめ」に連載されていました。
 雑誌の一番最後(か、ド真ん中)におまけ的に載ってませんでしたっけ?
 プリンとモップの物語。和みます。そう言えば、当時も一服の清涼剤でした。
 →猫つながり
 ▼岩山から湧くココア!  『変なお茶会』 (佐々木マキ:作・画/絵本館)
 
  30ページしかない薄い絵本です。縦18センチ、絵本にしては小型。
 でもたまらんです。それが飲みたいです。そのお茶会に出たいです。一見さんお断りかしら? 誰か紹介して! いや、招待して!! お願い〜。
 ※流通中(現在出版社定価¥1050)。
 →詳しくは
 →入会したいつながり?
 ▼アリス・ガイドブック。  「アリスのティーパーティ 河出文庫」 (ドーマウス協会、桑原茂夫/河出書房新社)
 
  原典にあたって本来の意味を追求しながら、アリスを解説する
 柔らかいアリス読本。
 小ネタも豊富。
 アリスの冒険よりも、アリスの成立と魅力に関心のある私としては
 後半のルイス・キャロル撮影の少女の写真や
 言葉遊び解説が面白いです。
 アリスフリークにオススメ。
 →アリスつながり
 ▼うまいねぇ。  「夜のお茶会 花とゆめコミックス」 (坂田靖子/白泉社)
 
 短編集です。
 坂田靖子さん、うまいですね。
 ベテランって感じ。いぶし銀。
 
 どれもこれも、ほのぼの〜しみじみ〜とした柔らかなテーマを、
 クッキリカッキリした構成で見せます。名人芸。
 特に表題作は起承転結もキリリ。
 そよそよと幻想性が漂う<転>から<結>への運びが大変よろしいです。
 →坂田靖子の著作を検索する
 ▼古き良き英国。  「お茶においでになった女王さま」 (ヘレン・ブラッドレイ/暮しの手帖社)
 
  ヘレン・ブラッドレイさんが、お孫さんのために描いた絵だそうです。
 温かい絵に添えられた物語は、ヘレンさんの子供時代の思い出話。
 古き良きイギリスの姿がそこにあります。
 新しい王様と女王様のパレード。
 初めての自動車。家族揃っての自動車旅行。
 叔母さんの髪のカール、プロポーズ。婦人参政権運動の盛り上がり。
 どんなことにも胸をワクワクさせている子供の気持ちがリアルです。
 パレードの後では、彼女が疲れて眠っている間にオウチに女王様がいらっしゃってお茶を飲まれたと聞かされます。さーてそれはどうでしょうねぇ。でも、そんな絵もちゃんとあって、お茶目なんです。
 暮しの手帖社の秀作絵本にして秀作画集。
 ▼お茶会エッセイ。   「お茶席の冒険(単行本版)」 (有吉玉青/講談社)
 
  有吉玉青さんの茶道エッセイ集です。
 お茶にまつわるあれこれをユーモアをまじえて書き綴っておられます。
 あんまり笑えない「ユーモア」が多くてそれはどうかと思いますが(ほんとにすみません)、
 お茶会の裏話や、こぼれ話、失敗談、その道の人のみが知り得る機微は、
 ちょっと心得のある人には面白く読めると思います。
 「そうそう!」と思えるでしょうね。
 私は心得はないけど、関心のある者として、面白く読めました。
 茶道の求道者である友人に贈ろうかな。
 ※文庫化して流通中。
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