迷子になったらまずHOMEへ

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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2005/4/24〜 ●
▼スズキコージですから。

イグアノドンですまいどあり きょうりゅうがやってきた1 ※送料無料(舟崎克彦:作 スズキコージ:絵/くもん出版)

スズキコージの絵に負けてない舟崎克彦はさすがです。「あのね、『おやこどん』と『イグアノドン』は、ちょっとちがうのネ」。クス。
ほんの24pの話だけど、大好き。シリーズ全冊集めたいですよね。

▼かわいい…か?

猫のヤーコプの誕生、猫のヤーコプのすてきな冒険、猫のヤーコプの大恋愛 3冊セットで CBS・ソニー文庫(トーマス・ヘルトナー:作 スヴェン・ハルトマン:絵 犬養智子訳/CBS・ソニー出版)

文庫版です。しかし、開いてみればニッコリ。ちゃんとカラー挿絵のページもあります。
人間と
暮らしてやってるというヤーコプ。かわいいような、かわいくないような、態度も絵も微妙です(笑)。
→猫つながり

▼ん?

ブレードランナー ※送料無料(ウィリアム・S・バロウズ 山形浩生訳/トレヴィル)

あのリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』とは、関係ないらしいです。バロウズがアラン・E・ナースの小説から名前(と設定)を拝借し、さらにリドリー・スコットが、そのタイトルを使用したんですって。医薬品の運び屋の物語。中編。
→ミニ特集・トレヴィル
→変わった職業ランキング

▼ミステリ的付加価値。

ミステリアスなカクテル―美酒とミステリーの微妙な関係 ※送料無料(馬場啓一/扶桑社)

ミステリに出てきた場所、食べ物。そんなものには全部、ミステリ的付加価値が付くのです。プレミアです。
そしてもちろんミステリに出てくるカクテルにも付加価値が。
薀蓄は面白く、写真は美しい。レシピもあり。
→酔っぱらいつながり

▼佳品集。

きょうも猫日和 ※送料無料(今江祥智 宇野亜喜良:装幀・装画/マガジンハウス)

今江祥智さんが、いろいろな場で発表した猫短篇を集めています。
全20編。いつもながら素敵です。これホント。
→猫つながり

▼オマケ付きだから。

藤田理麻の小さな黒い箱(藤田理麻/KKベストセラーズ)

雑誌Frauでの連載プラス書き下ろし。
何かと思えば、ちょっとした人生のヒント風エッセイですかね。女性向。黒いけど、イヤシ系。絵葉書のオマケ付き。
※流通中です。出版社定価¥2940

▼ファンは嬉しいシリーズ。

黄金のしっぽ―ムーミン・コミックス1巻(トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン 冨原真弓訳/筑摩書房)

コミック版ムーミン。因みにカバーを外した本体表紙もカラフルで嬉しい。↓。※流通中です。

▼マイナー。

虹のジプシー 角川文庫(式貴士/角川書店)

式貴士の角川文庫や単行本が多少揃ってきました。いつもメインストリームから外れておいでの感じがします(失礼?)。古本屋にばかり注目されるというのも問題ですね(笑)。
→式貴士の著作在庫を検索する

▼ほほぅ。

ニックとグリマング ※送料無料(フィリップ・K・ディック 菊池誠訳/筑摩書房)

帯は「ディック幻の傑作」。へぇ、そんなんあったんか。「ディックからの贈りもの。現実と非現実のはざまにある不思議で楽しい動物園」とな。童話っぽくて、子供も大人も愉しめそうです。
※流通中です。出版社定価¥1631

▼あ、イイ感じ。

ゾッド・ワロップ―あるはずのない物語(ウィリアム・B・スペンサー 浅倉久志訳/角川書店)

すごく良さそうな予感がします。チャールズ・デ・リントの評がそそる!「ときたま即座に古典と呼ぶにふさわしい本が現れるが、(これは)あっさりその仲間入りを果たした。ジョナサン・キャロルの『死者の書』をはじめて読んだときとおなじ気分を味わった(適当に引用)」。そりゃスゴイぞ。
※流通中です。出版社定価¥1758

▼お母さまが読んで聞かせるお話。

お母さんが読んで聞かせるお話A・B ※2冊 ※送料無料(富本一枝・藤城清治/暮しの手帖社)

次の一押し本決定ですな。
古い絵本ですが、富本一枝さんのお話に、藤城清治の影絵挿絵が、すんばらしいです。うひょ〜。
→藤城清治と言えば

▼各界のビッグネームいっぱい。

あいつの言葉の杜切れ間に 宇崎竜童公開密談集(宇崎竜童/シンコ−ミュージック)

宇崎竜童さんが、桑田佳祐、藤井郁弥、石田純一、大江千里、柴田恭兵、近藤敦、CHAR、柳葉敏郎、サエキけんぞう、岩城滉一、KAN、根津甚八、山下達郎、小田和正と対談しています。意外なビッグネーム揃い。そしてなぜ石田純一(笑)?
→意外な対談つながり

▼血の本〜。

ヘルバウンド・ハート、死都伝説、血の本1〜6 集英社文庫8冊セット ※送料無料(クライヴ・バーカー 宮脇孝雄訳/集英社)

昔、表紙を見て怯えておりました。ホラーホラーホラーッ!でございます。血の本(ミッドナイト・ミートトレイン、ジャクリーン・エス、セルロイドの息子、ゴースト・モーテル、マドンナ、ラスト・ショウ)+死都伝説、ヘルバウンド・ハート。流通中のものもありますが、セットでオトクな価格にしてあります。

▼うむむ。

沢蟹まけると意志の力 ※送料無料(佐藤哲也/新潮社)

私にとっては、佐藤亜紀さんの旦那様です。彼の、日本ファンタジーノベル大賞受賞後初の書下ろし長編小説。世界一弱いヒーロー・沢蟹まけるは改造人間。彼を改造したのは、世界征服を狙う秘密結社「マングローブ」。『イラハイ』をちゃんと読了できた方に。(私は読了できませんでした)
→日本ファンタジーノベルつながり

▼読んでおきたい。

ダイナマイト円舞曲 集英社文庫 ※送料無料(小泉喜美子/集英社)

謳い文句が「ファンタスティック・ミステリー」でございますよ。地中海の小国。パリ留学時代の親友・クレマンティーヌ王妃の招きで訪れた”わたし”。「華麗な宮廷を舞台に展開する夢と冒険のファンタスティック・ミステリー」。イェー!
→小泉喜美子の著作在庫を検索する

▼メグレじゃないシムノン。

片道切符 集英社文庫(ジョルジュ・シムノン 安東次男訳 宇野亜喜良:カバー絵/集英社)

シムノンさんはメグレ以外に、純粋小説、シーリアスな心理小説の著作がたくさんあります。
これもジッドが絶賛したサスペンス風味の心理小説。稀少傾向かな。

▼このシリーズは。

ローエングリーン ペーパームーン叢書(リヒャルト・ワーグナー作 高辻知義:訳 東逸子:絵/新書館)

このペーパーオペラシリーズは、挿絵が豪華。他にはアーサー・ラッカムや天野喜孝の担当している巻もありますよね〜。本書は東逸子さん。絵はカラーです。

▼ふんふーん。

くんぺい魔法ばなし―ねこのリボン 魔法ばなし全集1 ※送料無料(東君平/サンリオ)

カバーですぐわかる東君平さんのお話集。童話集、詩集、なんとでも呼べるでしょう。きっと好きなお話が見つかります。
詩とメルヘン1974年5月〜1978年7月号掲載のもの+1。
やなせたかし解説。

▼ふんふーん。

くんぺい魔法ばなし―風の子供 魔法ばなし全集2 ※送料無料(東君平/サンリオ)

東君平さんのお話集。童話集、詩集、なんとでも呼べるでしょう。
詩とメルヘン1978年8月〜1982年12月号掲載のもの。
巻末のやなせたかしの解説が非常に平易で丁寧でわかりやすく参考になります。