ぬぉ? この人とこの人が対談してるとは、って驚くことがあります。 ▼ゴルゴ13とは?
「青空ふたり旅」
(五木寛之・井上陽水/ベップ出版)
話題あるんか?とこちらが心配になるけれど、全292頁にわたって、この二人の対談。井上陽水の作詞法とか、京都の話、芸能界の話、なんでも来いって感じ。ゴルゴ13に一番近い男は阿佐田哲也だとか作家の噂話なんかもあり、楽しめる。
二人とも、相手に阿ることなく、好きに話してるのがいいです。
昭和52年重版。
▼愉快です。
「人生いろいろ 大槻ケンヂ人生対談集」
(JICC出版局)
大槻ケンヂの丹波哲郎、山瀬まみ、つのだじろう、YOU、
中島らも、黒木香ら15人との対談集。
'90に雑誌宝島に掲載されたものがまとめられています。
すてきな人選で読みふけってしまいます。
10年ほど前の内容なのでその辺にも、
ワイドショー的感慨がありますね。
▼語りつくせぬ。
「Imago
'95年4月号 特集・少女マンガ」
(青土社)
萩尾望都と巌谷國士が対談しています。
巌谷國士は著作「宇宙模型としての書物」で少女マンガをかなり語っていて、そのときも萩尾望都の作品を論じているくらいなので、まぁ、この対談もアリなんですが。御専門のシュルレアリスムまで引き合いに出して、結構突っ込んだ対談内容となっています。
→識者のマンガ論つながり(工事中)
▼ほほぅ。
「音楽少年漂流記 新潮文庫」
(細野晴臣/新潮社)
細野晴臣さんが、
中島みゆき・大貫妙子・宮田まゆみ・越美晴・銀色夏生・
盛岡夕美子・原谷治美・矢野顕子・
都はるみと対談しています。
何を、どんなテンションで話しているのか
とても気になりますでしょ?
そう言えば、細野晴臣さんとタイタニックの関係、御存じ?
▼小ネタに。
「藤本ひとみ対談集 集英社コバルト文庫「」
(藤本ひとみ/集英社)
売れっ子少女小説家の藤本ひとみさん。あのぅー、著作のことはよく存じ上げないのですが、この対談集の異色な対談相手には感心しました。
声優(佐々木聖、緑川光)、漫画家(高河ゆん)はともかく、斉藤由貴、野田秀樹、一路真輝、いのまたむつみ、中村橋之助、野田知佑、大鶴義丹。
これをコバルト文庫で出す集英社の意図がよく掴めない位、妙な顔ぶれ。(失礼…なのか?)
その道の人の、ジャンル特有の裏話。小ネタ的に楽しめます。
→ミニ特集・コバルト文庫
▼小ネタに その2
「セッション 綾辻行人対談集 集英社文庫」
(綾辻行人/集英社)
綾辻行人の対談集。著作は館シリーズ少々しか存じ上げませんが、推理小説好きとしては、この対談集は面白いです。
対談相手は宮部みゆき、楳図かずお、養老孟司、大槻ケンヂ、京極夏彦、北村薫、山口雅也、瀬名秀明、篠田節子、法月綸太郎、竹本健治。著作の傾向、構成、トリック、芸風などについて語り合っています。興味深い。私的には、やっぱり大槻ケンヂさんとの対談がツボでした。※流通中。
※竹本さんとの対談中に登場する『409号室の患者』は当店在庫にございます。
→綾辻行人つながり
▼マンガ界のビッグネームいっぱい。
「ネバーランド・パーティ 新井素子と15人の漫画家」
(新井素子/新書館)
新井素子さんが、高橋留美子、川原由美子、酒井美羽、吉田秋生、夢野一子、さべあのま、一条ゆかり、秋里和国、江口寿史、和田慎二、しげの秀一、新谷かおる、御厨さと美、モンキー・パンチ、石森章太郎と対談しています。
ビッグネーム揃ってますねぇ。
個人的には秋里和国の写真がかわいい(なつかしい聖子ちゃんカットのようだ)ことと、一条ゆかりのマキシム・ド・パリの美食話に注目。
▼各界のビッグネームいっぱい。
「あいつの言葉の杜切れ間に 宇崎竜童公開密談集」
(宇崎竜童/シンコ−ミュージック)
宇崎竜童さんが、桑田佳祐、藤井郁弥、、石田純一、大江千里、柴田恭兵
近藤敦、、CHAR、柳葉敏郎、サエキけんぞう、岩城滉一、KAN
根津甚八、山下達郎、小田和正と対談しています。
これも意外なビッグネーム揃い。
そしてなぜ石田純一(笑)?
▼知的。
「発想の周辺―安部公房対談集」
(新潮社)
安部公房の対談集。
石川淳、三島由紀夫、大江健三郎、伊藤整ら、全17人。
元フランス文学の徒としては、ビュトールとの対談に一番心惹かれました。
「ぼくたちの現代文学」というテーマで、
アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」にまで言及しています。
ほ〜。
他に…「対局する言葉」
(柳瀬尚紀・羽生善治/毎日コミュニケーションズ)
|