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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2004/10/21〜 ● | ||||
▼ん! ネラは待っている 角川文庫 ※送料無料(マーリス・ミルハイザー 広瀬順弘訳/角川書店) 初めて見て、そそられました。カバーは杉本一文。久しぶりにに故郷の屋敷に帰ってきたジェイ。ジェイは私生児で、母親は彼を生んでその屋敷で死んでいる。ジェイが未亡人と付き合い出すと、異常なできごとが起こり始め、白い鳩の姿が…。何だ何だ!? |
▼題が気になりました。 闇よ落ちるなかれ ハヤカワ文庫SF(L・スプレイグ・ディ・キャンプ/早川書房) 「若き考古学者マーティン・パッドウェイは、稲妻に打たれた瞬間、西暦535年の古代ローマにタイムスリップしてしまった!(あらすじより)」時は暗黒時代、というわけで、マーティンは歴史を変えようと努力するみたいです。 |
▼へぇ〜。 Weird movies a go! go! Number:01 And cinema created Lolita(プチグラパブリッシング)ISBN:4-7713-0292-8 1998年の「ウィアード・ムービーズ・ア・ゴー!ゴー!創刊号」です。特集は「ロリータ映画のすべて」と「ニッポン・モダニストの逆襲」。リニューアル復刊号は流通中のようですので、ISBNを御確認の上、お求めください。 |
▼シーリアス。 いづみの残酷メルヘン ※送料無料(鈴木いづみ/文遊社) 「東京巡礼歌」と「残酷メルヘン」を収録。性のタブーをサクっとうっちゃって、いつもよりヘヴィな筆致です。鈴木いづみ上級者向けかなぁ。 |
▼カフカ的幻想。 待っていたのは 短編集 ※送料無料(ディーノ・ブッツァーティ 脇功訳/河出書房新社) 同じく河出から出てる、前の短編集「七人の使者」より「寓意」「シンボリック」と評される部分がパワーアップしてる感じです。「カフカの再来」と言われるのにも納得。甘っちょろくない硬派な幻想性です。「夕闇の迫るころ」、「忘れられた女の子」が好きかな。全15編。 |
▼いいっすね! 森瑶子の料理手帖 ※送料無料(森瑶子/講談社) お気に入りのヨロン島での野趣あふるるレシピ、「おいしい」イギリス料理のレシピ、男友達から森さんへ捧げられたレシピ、逆に男達に捧げるレシピ、そして得意料理の数々。などなど。詳細は→只今、トップページのおいしい食べ物で一押し中 |
▼しんみり。 ドードーを知っていますか(ショーン・ライス:絵 ピーター・メイル、ポール・ライス:文 斉藤健一訳/福武書店(ベネッセ)) 絶滅した動物14種を、穏やかな文章と、美しい絵で紹介してくれる薄い絵本です。その穏やさが、余計にしんみりした気持ちを誘い、いろいろと考えさせられます。いい絵本ですね。 |
▼原本のパワーが。 花詩集(はなことばしゅう) ※送料無料(中原淳一/国書刊行会) 花言葉を中原さんの絵で紹介してくれるカワイイ本。今回よく読んで初めて気付きましたが、昭11年の「少女の友の付録」を原本としているんですって。こんな付録、スゴイなぁ。現代にそのまま甦って、この魅力か!最近、品薄傾向です。買い逃していた方は注意です。 |
▼華やか。 マザーグースの英国飛行(宮崎照代/白泉社) どこかで見たことありません、この絵? そう、あの絵ですね。(この右のとか、→とか。) |
▼ファンの方に。 少年・卵(谷山浩子/サンリオ) 書き下ろし長編ファンタジー。「学園ドラマ風の冒頭から一気に谷山浩子の迷宮に突入する(帯より)」稀少傾向ですよね。初版・帯ですので、ファンの方に。 |
▼文字が色付きだ! ビアードさんのパンの本 ちくま文庫(ジェームズ・ビアード 根田春子訳/筑摩書房) アメリカ料理界の権威が教えてくれる、100種類ものパンのレシピ。誰か作ってくんないかな? イラスト入り。そして字が茶色。それがどうしたとは言わないで(笑)。好きなんです、色付き。 |
▼いや別に。 忘れられたバッハ─ユーモア・スケッチ絶倒篇─ハヤカワ文庫NV(フランク・サリヴァン他著 浅倉久志編訳/早川書房) どうということはないユーモア短編集ですが、個人的に、<抱腹篇>とセットで持ちたい気がしました。シリーズがあれば集めたくなるという病気なんです。<抱腹篇>も在庫にございます。 |
▼講談社。 銀の糸あみもの店 講談社文庫(瀬尾七重 牧村慶子:装画・さしえ・カット/講談社) 瀬尾七重さんの童話短編集。表題作の他、『西明かりのときに』『電話』『うす黄色のかさ』など、全11編収録。カバーや挿絵は牧村慶子さん。 |
▼挿絵が。 ロザンドの木馬 講談社文庫(瀬尾七重/講談社) こちらは長編。ちょっと信じられないくらい、挿絵がいいですね。一番ヒョーと思ったのは↓このページ。見開きで。挿絵:司修。さすが。 |
▼はなはなと、みんみ。
はなはなみんみ物語全3巻(はなはなみんみ物語、ゆらぎの詩の物語、よみがえる魔法の物語) 講談社文庫 どうやら、今も単行本版は流通中のようです。当店在庫はこれもなつかしい文庫版。小人の双子の兄弟(はなはな&みんみ)とその家族が一族さがしの旅に出ます。愛と勇気のファンタジー。→双子つながり |
▼四巻揃いだ。 アヴァロンの霧(異教の女王、宗主の妃、牡鹿王、円卓の騎士)ハヤカワ文庫FT(マリオン・ジマー・ブラッドリー/早川書房) ダーコーヴァ年代記のM・Z・ブラッドリーがアーサー王伝説を語り直す。全4巻の大長編です。厚い。 |
▼名作の誉。 光車よ、まわれ!(ひかりぐるまよ、まわれ)ちくま文庫(天沢退二郎/筑摩書房) じつは初めて見ました。詩人・天沢退二郎の本格ファンタジー。かねてより噂に聞いて、とにかく読まなくちゃという使命感を掻きたてられておりました。 |
▼ちょっとシブくもあり。 手づくり遊び 保育社カラーブックス311(ゴトー孟/保育社) 子供からやり直したいです。こんな工作ばっかしていたいよぅ。バカバカしかったりシブかったりする工作がいっぱい。勿論カワイイです。 |
▼かわいすぎ〜。 ぬいぐるみ 保育社カラーブックス242(河原フミコ/保育社) いろんなぬいぐるみの作り方。ぬいぐるみ教本。編みぐるみもフェルトもあります。デザインがめっちゃラブリーで見れば絶対ニコニコしちゃいますって。ここにしかないキラキラ感。 |
▼ズギューン。 父っちゃんは大変人(単行本版)(北杜夫 河原淳:装幀/文藝春秋) 文庫版も出ているようですので、読むだけならそちらでもいいんですが、この単行本版、カバーが河原淳さん(←左、河原フミコさんの旦那さん)。かわいかったので、ウッとなりました。(文庫版のカバーは存じません。同じだったらゴメン) |
▼興味深い。 弔辞大全1 友よ、さらば 新潮文庫 ※送料無料(開高健編/新潮社) 以前特ダネで紹介したもの(2)の、1冊目です。弔辞集。こう言ってはなんですが、面白い。いや、興味深いと言いますか。書いた人の考え色濃く、さらに故人の知られざるエピソードが読めます。 |
▼これが意外に。 もうひとりの自分 集英社文庫(グレアム・グリーン 永川玲二訳/集英社) グレアム・グリーンの稀少気味文庫。フーンとスルーしようとしたら、エンターテイメントのようなあらすじに引っかかりました。「密輸団のボスであった父親。父親への憎悪と嫉妬から仲間を密告し追われるアンドルーズ。奇妙に屈折した心理と感じやすい青年の内面を、サスペンスと恋愛をおりまぜ緊迫した逃亡物語に構成された長篇」 |
▼ん♪ 鉄路のオベリスト カッパ・ノベルス ※送料無料(C・デイリー・キング 鮎川哲也訳/光文社) 「甦った幻の名作!」「アメリカ版オリエント急行」とかの帯でそそってくれます。稀少気味。 |
▼ぷっ。 名探偵シャーロック・ホームズボン―ぬすまれたダイヤのゆくえ PHP創作シリーズ(三田村信行:著 黒岩章人:絵/PHP)※カバー欠 にゃはは。ホームズ先生の愛用していたズボンが探偵です。相棒はワット君。変な探偵ランキングしなくちゃね。 |
▼ノーマーク。 オーストリア詞華集(P・リンドル選 岩淵達治他訳/朝日出版社) 詩集と言えばフランス詩集、という人生(笑)でしたので、オーストリアはノーマークでした。知らないお名前がいっぱいですが、大変よろしいです。 |