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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 02/09/22 ●
▼小説も。
漂流教室 全5巻 角川文庫(風見潤著 楳図かずお原作・口絵/角川書店)

ドラマで心奪われて漫画を読んだ方、小説もいいんじゃないでしょうか。口絵も楳図かずおですし。
→サバイバルランキング

▼そして誰もいなく…。
六死人−創元推理文庫−
(S・A・ステーマン/東京創元社)

「そして誰もいなくなった」より8年早く書かれた「誰もいなくなる」ミステリ。うーん。ま、稀少気味なので話のタネにいかがかと。

▼フリークに。
谷山浩子童話館
(谷山浩子/六興出版)

人気の谷山浩子作品。コンプリートを目指すならはずせませんね。
→関連して

▼正統派。
闇の戦い全4巻(光の六つのしるし〜樹上の銀)
(スーザン・クーパー 浅羽莢子訳/評論社)

「コーンウォールの聖杯」の続編。というか、元々これは全5巻の話なんだけど、「コーンウォールの聖杯」の版権が出版元の学研にあるそうで、評論社からは4冊しか出せないそうです。

▼惜しい…。
星の時計のLiddell 1、2巻のみ
(内田善美/集英社)
※難有り注意。

1、2巻のみの在庫です。ここだけの話、3巻揃うまで待つべきかとも思いましたが、稀少性と状態の悪さを考慮してあきらめて、大放出。いかがか?


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▼集合。
都市・集合・エロス
(トーマス・バイルレ/サイマル出版会)

全然、知らない人だと思ったんですけど、作品を見るとそうじゃないみたい。あらゆるテーマを現代の証言に視覚化するバイルレの造型世界、とは言い得て妙。「日本で、ぼくの本が作られる。…それは、一本か二本の木が伐られることだ─紙となるために」って発言に感じ入りました。

▼女性に。
去勢されない女(エマ・サントス/書肆山田)

エマ・サントス、何者?と思いながら(すみません)目を通して衝撃を受けました。ここまで思いつめた女の文章って、嘗てありましたっけ?
彼女は自分を捨てた男に一万通の手紙を書いたそうです。─あたしにゃムリ。
→手紙つながり

▼ファンに。
阿呆船−ペーパームーンコミックス−
(佐藤史生/新書館)

佐藤史生のSF等短篇集。
佐藤史生とか内田善美とかを読むと昔はよかったな、とかババくさい気持ちになります。なりませんか、そこのご同類よ。
竜の夢、その他の〜は売り切れました。ごめんなさい。

▼稀少なお遊び。
兄弟仁義 らっぽり任侠伝
(波津彬子編/新書館)
※難有り注意。

波津彬子のあとがきによると、'79に橋本多佳子と2人で任侠の世界にハマって、合作を描こうとした→他の漫画家さんも巻き込んだ、ということのようです。執筆は上記2人と坂田靖子、花郁悠紀子、森川久美、青池保子、柳英子、稲木至。それぞれ1人のキャラクターを担当していて、その特徴が出ているところが笑えます。

▼あーっと言う間もなく。
罪・万華鏡
(佐々木丸美/講談社)

すぐに売り切れました。ごめんなさい。
現在、稀少タイトルは全売り切れですが一応、佐々木丸美の在庫はここから検索できます。
→佐々木丸美の著作在庫を確認してみる。

▼新潮社版てことで。
星虫−新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ−(岩本隆雄/新潮社)

第1回ファンタジーノベル大賞最終候補作。長らく絶版状態で価格高騰後、朝日ソノラマより復活。納得価格に(笑)。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

▼左に同じ。
イーシャの舟−新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ−
(岩本隆雄/新潮社)

ハートウォーミングな書下ろしファンタジー(紹介文より)。長らく絶版状態で価格高騰後、朝日ソノラマより復活。納得価格に(笑)。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

▼ちくまのファンタジー。
銀のくじゃく−ちくま文庫−
(安房直子/筑摩書房)

ちくま文庫のファンタジーって感心してしまいます。
収録作「秋の風鈴」は、「おたくの風鈴がうるさくてねむれません」という葉書が届くところから始まります。さて誰から届いたのでしょうか?
→手紙つながり

▼左に同じ。
黄金の鍵−ちくま文庫−
(G・マクドナルド/筑摩書房)

ちくま文庫のファンタジーって感心してしまいます。表題作「黄金の鍵」は黄金の鍵を見つけた少年が少女と鍵穴を探す旅に出ます。さて、鍵穴はどこに? 子供に読ませて自分も楽しい本の一つかと。 →宝探しつながり

▼現実に疲れたら。
兇天使 上・下−ハヤカワ文庫JA−
(野阿梓/早川書房)

時々、ぶっ倒れそうになる野阿梓の耽美SFファンタジー天使巨編。現実に疲れ果てた向きに。
萩尾望都のカバー絵、口絵ともに美々しいです。
→美少年つながり

▼当時の誌面。
雑誌 太陽'70/8月号 特集・金と銀その美と魅力
(平凡社)

中井英夫「幻想博物館」を連載中です。この号は「殺人志願」。
金井美恵子の「黄金体験記」2pあり。丸谷才一の「食道楽知ったかぶり」2pもうまそうです。

雑誌 太陽'73/11月号 特集・炎の人ゴッホ(平凡社)

中井英夫「悪夢の骨牌」連載中。この号は「戦後よ、眠れ」。小川国夫のゴッホ考察「内部の崖」は内容もページ数もたっぷり。棟方志功のゴッホ随筆「ワはゴッホになる」も面白い。

雑誌 太陽'73/12月号 特集・ふるさとの伝統工芸(平凡社)

中井英夫「悪夢の骨牌」連載最終回は「闇の彼方へ」。
吉田健一「貯金箱」3p、古井由吉「手のはたらき」4p。

雑誌 太陽'75/1月号 特集・日本こども遊び集(平凡社)

植草甚一「小網町の路地のベエごま遊び」1p、田中小実昌小説「逃げた凧」8p。
童画まじりに紹介される子
供の玩具の写真が何より目に楽しい1冊。

雑誌 太陽'75/4月号 特集・京都千年(平凡社)

写真篠山紀信の京都、司馬遼太郎の京都考察など京都満載。
中井英夫小文「名作挿画帖 竹中英太郎」1p、種村季弘の連載「人形の誘惑10」あります。
甘味の写真にクギヅケ。いつも食べそびれる粟餅〜。

雑誌 太陽'75/5月号 特集・智恵子抄(平凡社)

草野心平の高村光太郎雑文「総合体としての高村光太郎」3p興味深い。
中井英夫小文「名作挿画帖 加藤まさを」1p、種村季弘の連載「人形の誘惑11」あります。

雑誌 太陽'75/7月号 特集・昭和時代 日用品が語る五十年(平凡社)

中井英夫「人外境通信」連載中。この号は、「薔薇の縛め」。吉田健一「戦争中の生活」2p。マッチラベルやのらくろなどの読み物、カメラや歯磨き粉などの日用雑貨の写真に興味津々。

雑誌 太陽'76/3月号 特集・能 世阿弥の生涯
(平凡社)

中井英夫「人外境通信」連載中。この号は「美味追真」。
植草甚一「ニューヨークに百貨店ができたころの話」4p。杉本苑子「世阿弥を紀行する」5p。唐十郎随筆「闇にはぐれたお能」1p。

雑誌 太陽'76/10月号 特集・思い出の名詩集(平凡社)

明治、大正、昭和の名詩集の特集。名詩の数々にうっとり。好きなんで。
谷川俊太郎と富岡多恵子、鈴木志郎康の連詩の試みもいいです。
小林信彦の「神野推理氏の華麗な冒険第四話<降りられんと急行>の殺人」有り

雑誌 太陽'78/4月号 特集・石仏の里(平凡社)

中井英夫「真珠母の匣」連載中、第10回無の時間。
田中小実昌の石仏随筆「ここに作者が」3p。自分に似てる石仏を見つけて感動する田中小実昌、ほんとに似てる…。

雑誌 太陽'78/12月号 特集・日本鉄道物語 SLからブルートレインまで。(平凡社)

ブルー・トレイン、なつかしい響き。三木卓、武田鉄矢他。
小林信彦の小説「ブルウ・トレイン綺譚」8p有り。

雑誌 太陽'81/7月号 特集・パズル200集 迷路・だまし絵・玩具(平凡社)

種村季弘「錯誤の面白さ」2p、中井英夫が泡坂妻夫をほめてる「泡て者の弁」1p、泡坂妻夫「パズルと奇術」1p。

雑誌 太陽'82/11月号 特集・今、冴えてる女(平凡社)

片岡球子から高橋留美子まで。表紙は樹木希林。
美人の写真をあつめた日本女性人類学が愉快。

▼さあて。
帽子から飛び出した死−創元推理文庫−
(クレイトン・ロースン/東京創元社)
完全密室殺人。それも五ボウ星の中に神秘哲学者が横たわってたっていうの。奇術師探偵の大活躍。初版っす。
→魔術師つながり
▼らしいです。
悪夢のカーニバル−徳間文庫−
(レイ・ブラッドベリ 仁賀克雄訳/徳間書店)

ブラッドベリらしい殺人短篇15編。

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