迷子になったらまずHOMEへ

    ▲次の新着本 ▼以前の新着本05 04 03 02 01

● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 02/12/10 ●
▼いよいよ大詰め。
宇宙クリケット大戦争−新潮文庫−(ダグラス・アダムス 風見潤訳/新潮社)

銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズ3作目。宇宙スケールのバカ話(笑)も一応これでラストとか?あくまで一応。
→ミニ特集・銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズ

▼ぬぁーっと言う間に。
ロボット物語─ハヤカワSF文庫─
(スタニスワフ・レム/早川書房)

ほっと眺めて撫でる間もなく売り切れました。せめて画像を撮りたかった…。
→アンドロイドつながり

▼集めたくなる。
幻覚のメロディ−集英社文庫−
(眉村卓選/集英社)

この、日本ペンクラブ編のシリーズ、揃えたくなりません?
金井美恵子、田村隆一、久生十蘭、別役実他多数収録、好アンソロジー。
→ミニ特集・日本ペンクラブ編

▼あ。
兎─集英社文庫─
金井美恵子/集英社)

いやー、いいですね。特にこの稀少文庫で読めるのは僥倖。全15編。解説・吉田健一。

▼大人の絵本。
女のかたち─集英社文庫─
(吉行淳之介 米倉斉加年絵/集英社)

いつでも買えると思っていたら、段々見かけなくなってきました。ヤバイですよ。今の内に買っておきましょう。
大人の名作絵本。

▼初版だから。
死時計─創元推理文庫─
(ディクスン・カー/東京創元社)

この時代のミステリー初版が段々注目されるようになってきました。確かに今、手をつけるならこの辺ですよね。

▼青春の蹉跌。
生成─講談社文庫─
(マルタン・デュ・ガール/講談社)

「チボー家の人々」の著者の処女作。青春の蹉跌モノです。

▼イギリスって。
イギリス怪奇傑作集−福武文庫−
(W・W・ジェイコブズ他/福武書店)

イギリスはこういうの似合いますよね、ほんと。

▼シリーズ第1作。
アンバーの九王子─ハヤカワ文庫SF─
(ロジャー・ゼラズニィ/早川書房)

真世界シリーズの始まりです。

▼エロス。
我が秘密の生涯4
(作者不詳 田村隆一訳/学芸書林)

気合いの入ったエロチック小説。田村隆一の翻訳で。
※現在在庫は4〜7のみ→全売り切れ

▼美しい。
おはなしアンデルセン(岩崎ちひろ(いわさきちひろ)絵/童心社)

美しいです。イーダちゃんの花、王さまのあたらしいきもの、おやゆびひめ、みにくいあひるの子、ぶたかい王子、あるおかあさんのものがたり、ナイチンゲール、雪の女王、を収録。表紙と扉以外は白黒ですが、どうせ読むならこの挿絵で読みたいもんです。

▼むやみに。
愛のメルヘン−サンリオ・ギフト文庫−
(立原えりか 牧村慶子絵/サンリオ)

文庫サイズといい、出版社(サンリオ)といい、時代特有のチープ感といい、私的にはむやみにほしくなる本。「おきさきさまはビスケット」「野原の食卓」他。全7編。

▼ええねぇ。
いないいないばあ─クミコの詩集─
(秋吉久美子/講談社)

写真上、本体。写真下、函。
できのいい写真、青地に白字のデザイン、タレント本と呼ぶにはあまりにもよくできた、イイ雰囲気の本。

▼ジャケ買い。
うわさ帖
(半村良/毎日新聞社)

本にもジャケ買いがあるとしたら、こういうのかな。
装丁・滝田ゆう。
伝奇作家・半村良のエッセイ集。

▼はずせない未来史。
機械神アスラ
大原まり子/早川書房)

大原まり子さんの稀少気味タイトル。ファンの方に。

▼大人のメルヘン?
血染めの部屋
(アンジェラ・カーター 富士川義之訳/筑摩書房)

大人のための幻想童話という副題あり。子供には読ませないでおきましょう。子供がこれを読んで育つと人生が変わってしまいます。こういう幻想は大人だけの楽しみにしないと社会がダメになります(笑)。
訳者あとがきに著者が日本に滞在していたという話あり。ほぅ。

▼もの思いたい時に。
聖女ジャンヌと悪魔ジル
(ミシェル・トゥルニエ 榊原晃三訳/白水社)

聖女ジャンヌはジャンヌ・ダルク、悪魔ジルとはそうですね、ジル・ド・レのことです。二人の物語にして、善と悪の物語。
名調子、名台詞の悲劇を少しずつ読むのもオツ。思索を誘う読書本来の楽しみがあります。→ジャンヌつながり

▼厚みのあるSF?ファンタジー?
夢の終わりに…
(ジェフ・ライマン 古沢嘉通訳/早川書房)

「オズの魔法使いの主人公ドロシーには実在のモデルがいた、という設定のもとに展開する傷心と救済の物語」「時を越えて出会う人々の姿をファンタジックに描く、書評子絶賛の話題作」(紹介文より引用)
早川の夢の文学館シリーズは全部読みたいです。厚冊。

▼差別なんてアホらしい。
クラウド9
(キャリル・チャーチル 松岡和子訳/劇書房)

戯曲です。初めは、はぁ?って思うんですけど、意図を理解すると、著者の企みを応援したくなります。ただ、これは絶対舞台を見たほうが楽しい。男の登場人物を女が、女の登場人物を男が、黒人の登場人物を白人が演じる、という設定で、「〜らしさ」を笑い飛ばす、批評性に富んだ喜劇。それにしてもイイ題。

▼UNREAL!
ありえない物語 PJ傑作集1
(ポール・ジェニングス 吉田映子訳/トパーズプレス)

オーストラリアの大人気作家だったんですね。子供のために買って、大人が夢中になる楽しい読み物。短篇集です。オチが知りたくてたまらなくて読んじゃうコノ感じ、いくつになってもいいもんですよね。”物語のエッセンスに満ちている”という解説に賛成。

▼こどもSF。
四次元のぼうけん─ダニーくんのSFぼうけん8
(J・ウィリアムズ、R・アブラスキン/岩崎書店)
※カバー欠

シリーズ8冊目ですが、なかなか見つからないので、ダニーくんが他にどんなぼうけんをしたのか分かりかねます(笑)。これは18世紀にタイムトラベル。
→タイムトラベルつながり

▼よろしいなぁ。
ぼくは散歩と雑学がすき
(植草甚一/晶文社)

雑学おじさんのエッセイ集。今時では見られない細かい活字組みがうれしい、文字通り、ぎゅーっと詰まった本。

▼ちょっとやってみたくなる。
もこなおうじょのえほん〜おはなばたけのぎゃくしゅう〜
あすかコミックスDXしかけ絵本(CLAMP/角川書店)

漫画の付録かと思ったのですが、そうじゃないみたいです。定価¥1400って高すぎないですか、角川さん?表紙と裏表紙を結ぶと星型の立体になります。
ファンじゃないけど、嬉しかったので、ファンの方、大喜び?

▼気になる。
砂漠のロバ 現代女性詩人叢書2
(高田敏子/山梨シルクセンター出版部)
※難アリ注意

高田敏子詩集。同シリーズ(現代女性詩人叢書)には「贋の年代記 多田智満子詩集」も入っていまして、見過ごせないシリーズの1冊です。大岡信解説。

▼耽美です。
KATAN DOLL fantasm─天野可淡人形作品集─
(天野可淡/トレヴィル)

当店在庫棚にあったのも束の間、あっと言う間に目の前を通りすぎて行きました。天野可淡の人形と世界を堪能したい方に。
→ミニ特集・トレヴィル