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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 03/05/14 ●
▼ふふっ。

クシー君の発明
(鴨沢祐仁/青林堂)

鴨沢祐仁の短編漫画(?)集。初出誌は<ガロ>。漫画というものの可能性についてふと考えました。なんて小難しいことを言わなくても、クシー君はただただナーイスですけどね。月をモチーフにした作品が多いです。いつか、月が街角に落っこちて来るかもね。
→月つながり

▼ふふふっ。

クシー君の夜の散歩
(鴨沢祐仁/河出書房新社)

鴨沢祐仁の世界をあなたにも。漫画も絵入り短編小説も、エッセイも有り。初出誌は<ガロ>、<宝島>など。エッセイの中に「立体模型が大好き」「人体プラモデルを自分で粘土で再現した」なんて記述があって、つくづく、三つ子の魂というものを考えさせられました。

▼おすすめ。

アルマジロの木
(山田玲司/どうぶつ社)

漫画家さんの絵本。短くてすぐ読めます。でも、ここには、ひっそりした笑いとか(私は爆笑でしたけど)、ハッとする驚きとか、小さな謎とか、いろんなものがあります。
→詳しくは

▼おばけちゃーん。

オバケちゃん 講談社文庫
(松谷みよ子/講談社)

なんか微笑ましいですよね。松谷みよ子さんの童話。パパおばけとママおばけと静かに暮らしているオバケちゃん。白ねこホワイの出てくる「ねこによろしく」も収録。題がまたたまらんです。「ねこによろしく」って!キュウ。
→猫つながり

▼ちょっといい。

ちいさな空2 不思議草
(イルカ/小学館)
※難有り、注意!

イルカさんの絵本。意外なかわいらしさ。ちょっとした人気なのも納得です。これは<2>です。

▼十億ね。

世界終末十億年前
(A&B・ストルガツキイ 深見弾訳/群像社)

「画期的な研究の完成を目前にした科学者たちの前に次々と現れる奇妙な訪問者とは誰か?(あらすじより引用)」。ロシア人って。って思うことが多いですよね。それはもうフランス人以上かも。

▼イラストレイテッド。 

魔性の子
(ロジャー・ゼラズニイ/東京創元社)

このシリーズはすごいですイラストレイテッドSFと銘打ってるだけあって、挿絵多ッ!
つい集めたくなるのは私だけ?

▼福島さんだから。

フェニックス作戦発令
(福島正実/岩崎書店)

福島正実さんなら、なんでもOK。しかも、こりゃーもう、一目ボレの1冊でしょう。

▼大人の女。

ブルネットに銀の簪
(小泉喜美子/太平出版)

ミステリー作家、小泉喜美子さんのエッセイ集。しゃきしゃき。小気味イイです。

▼これは、なに?

幻想交響学マテーシス
(林一/日本評論社)

科学・仮学・暇学物語?って帯にあります。うーん。帯もなかなか苦労していますな。科学と文学、ときどき両者の関係に思いを馳せる頭脳明晰な方は、共感するのではないかしら?

▼挿絵が。

ロザンドの木馬 講談社文庫
(瀬尾七重/講談社)

ちょっと信じられないくらい、挿絵がいいですね。一番ヒョーと思ったのは↓このページ。見開きで。挿絵:司修。

▼品薄。

夜の果ての旅 上・下 中公文庫
(セリーヌ/中央公論社)

セリーヌの傑作。
厳しい筆致で<人間性>を追及する、激しくて重い長編。
今こそ読まれなければならないし、読み継がれなければならないはず。でも品薄です。出版社には気概を見せてほしいところですね。

▼ニヤニヤ。

ハドック夫妻のパリ見物 ハヤカワ文庫NV
(ドナルド・オグデン・ステュアート/早川書房)

パリのアメリカ人。
なんだかよくわかんないパリの地で、常にヒヤ汗タラリ、赤面の夫妻がキュートです。フランス語をはなせる生意気な10歳の娘もかわいい。ユーモア小説。

▼ジュブナイル。

キング・コング 角川文庫
(エドガー・ウォーレス、メリアン・C・クーパー 各務三郎訳 吉岡篤カバー絵・イラスト/角川書店)

このカバー絵には脱帽ですね。言葉はいらないって言うか…。
→ミニ特集・角川文庫SFジュブナイル

▼しびれるー。

戯曲 毛皮のマリー 角川文庫
(寺山修司/角川書店)

寺山修司の初期傑作戯曲集。表題作の他に「アダムとイヴ、私の犯罪学」「血は立ったまま眠っている」「星の王子様」を収録。
→寺山修司の著作在庫を検索する

▼なぞの怪盗。うふ。

なぞの怪盗セイント
レスリー・チャータリス/鶴書房)

西洋のねずみ小僧ですってよ! 表題作とともに、このシリーズの異色幻想篇「美少女と宝石」を収録。児童向。
→泥棒つながり

▼お持ちですか?

ビタミンCブルース
(森雅裕/新潮社)

なぜか、すぐに品切れになりがちな、森雅裕。これは死ぬ気で探すほど稀少(笑)ではないですが(ないんか)、ファンなのに持ってないという方はぜひ。

▼この紙質が。

エイジ
(重松清 長谷川集平挿画/朝日新聞社)

文庫でも出ましたし、ハードカバーにも他の版があります。でも買うならコレ!この版でしょう。ザラっとした悪い紙をわざわざ使った、新聞ちっくな造本がそそります。新聞連載版のイラストも全収録。

▼よろしいなぁ

電報配達人がやってくる
(谷山浩子/サンリオ)

やっぱり冴えてる谷山浩子の世界。
→谷山浩子の著作在庫を検索する
→郵便つながり

▼気になる。

白い家の少女
(レアード・コーニグ/新潮社)

怖いです。カバー絵も。帯も。
「少女のいれる紅茶はアーモンドの味がした…汚れなき殺意を描くサスペンス・ロマン(帯より)」
ジョディ・フォスター主演で映画化したとか?

▼さすが。

さよならハッピー・バースディ
(カート・ヴォネガット/晶文社)

カート・ヴォネガットがたった一つだけ書いた傑作戯曲、とな。
確かに登場人物の紹介のページから、すでに目が離せなくなります。

▼あ、こういう人かぁ。

星屑のオペラ
(山口泉/径書房)

むかーしむかし「宇宙のみなもとの滝」で惜しくも日本ファンタジーノベル大賞を逃した山口泉さん。それより以前にこんな著作もありました。評論と小説。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

▼日影丈吉だから。

泥汽車
(日影丈吉/白水社)

この白水社の<物語の王国>も、胸倉つかまれて「ぐえっ」ってなりがちです。いや、そそられるんです。特にこれは、日影丈吉。短編6つ。
→日影丈吉の著作在庫を検索

▼とにかく<買い>。

書物の王国 第7巻 人形
(国書刊行会)

国書刊行会、ほんとにやってくれます。だから好きー。
全20巻のこの全集は、全部ほしい。各巻テーマも収録作品も素晴らしいですから。でも高いのよぅ! とりあえず少しずつ集めようと思われる方はまずこの辺からいかがかと。 →同全集の他の巻の在庫は?(只今、全売り切れ)
→人形つながり

▼おすぎです!

おすぎの私家版映画年鑑1989-1991
(杉浦孝昭/メディアファクトリー)

なんかね、「おすぎです」って声が聞こえるんですけども(笑)。話し言葉で書かれてますしね。
おすぎさんの映画評価って、私のような凡人には「あ?」ってことも多いですが、聞いてる分には楽しい! 真に受けてもいいんでしょうか…?

▼豪華な文庫本。

新・パリの居酒屋(ピストロ) 新潮文庫
(辻静雄/新潮社)

びっくりするほど、写真もふんだんで豪華な文庫本。その名の通り、パリのビストロめったぎりです。これがまた、あきれるほど、うまそうなんだわぁ。いいなぁ。
辻さんはどの著書を読んでもなかなか現実的な人で、料理の評にも夢見がちなところはなくて、感心するんですよ。

▼うちの本棚にあったのに〜。

あのねミミちゃん 全4巻 マーガレット・コミックス
(川崎苑子/集英社)

小学生ミミちゃんのお話。わんぱくなジロ君、かっこいい学君、ライバルのゆり子さん。そそっかしいママ。うちの本棚にあったはずなのに、消えてそれっきり。なつかしーっ(涙)!!!

▼はぁー。いいわ。

麦子さんの時間割 全3巻 マーガレット・コミックス
(川崎苑子/集英社)

川崎苑子さんのなつかし漫画。学園コメディです。

▼少しずつ。

童話集 遠い野ばらの村 ちくま文庫
(安房直子/筑摩書房)

安房直子さんの童話集。少しずつ大切に読みたいです。表題作の他に「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「海の館のひらめ」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」「秘密の発電所」「野の果ての国」「エプロンをかけためんどり」。 →安房直子の著作在庫を検索する

▼ちょっとうれしい。

今江祥智メルヘンランド
(今江祥智 宇野亜喜良カバー・挿画/理論社)
※注意!カバー背ヤケ

今江祥智の短編童話集。かなりビシバシ入った宇野亜喜良の挿画もうれしいです。
→宇野亜喜良の挿絵書籍在庫を検索する