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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2003/06 ●
▼気にしています。

夢の過客
(飯島耕一/福武書店)

詩人にして小説家、飯島耕一さんの小説集。収録作はどれも、ここではない思い出のどこかを探しているようです。

▼ほほっ。

マンハッタン英雄未満
(森雅裕/新潮社)

土方歳三とベートーヴェンのコンビという訳で、森雅裕スジと新撰組スジとカバー絵担当の魔夜峰央スジが交錯する人気作品。
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▼すてきッ…。

野蛮人との生活 ハヤカワ文庫NV
(シャーリイ・ジャクスン/早川書房)

『くじ』で古書界にその名を轟かせているシャーリイ・ジャクスンの子育てエッセイ。こんな彼女もアリ?!子育てしてても、奇妙な味は健在。一読の価値アリ。

▼持っておきたい。

13人の鬼あそび ソノラマ文庫海外シリーズ
(デニス・ホイートリー選 エクス・プライベイト・X他/朝日ソノラマ)

有名どころからマイナー作まで、怖い話集。稀少です。

▼タニス・リーのお出まし。

影に歌えば ハヤカワ文庫FT
(タニス・リー/早川書房)

耽美的で情緒たっぷりの作風のタニス・リーの長編、厚冊。堪能できます。ファンタジーなロミオとジュリエット。
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▼おぉ。

架空幻想都市 上・下 ログアウト冒険文庫
(めるへんめーかー編/アスペクト)

上巻には、小野不由美、妹尾ゆふ子、岬兄悟、菅浩江、矢崎麗夜、久美沙織ら9人。
下巻には、谷山浩子、高瀬美恵、
大原まり子、羅門祐人ら9人が参加。メンバー紹介だけで、3杯はメシが食えそうな(?)、持ってうれしい文庫本。
→すごいメンバーつながり

▼麻薬つながり…する?

麻薬書簡
(バロウズ他/思潮社)

『裸のランチ』のウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバーグの麻薬書簡集。
<麻薬つながり>ができるんじゃ?と思ったけど、不穏なのでやめておきます…。らもさんとか入れちゃうんだけどな…。

▼エロ?グロナンセンス。

蝿男 講談社大衆文学館<文庫コレクション>
(海野十三/講談社)

さーて、海野十三のお出ましです。時代が滲み出ていていいですよね〜。
昭和初期。エログロナンセンス。あぁ〜そういうの好き好きぃぃ〜!って方に(笑)。
→昆虫つながり

黙って読む!

童話集 白いおうむの森 ちくま文庫
(安房直子/筑摩書房)

安房直子さんの童話集。いつもながら、そーっとちびちび読みたい名作揃い。表題作の他、「雪窓」「てまり」などを収録。
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▼なつかしいワクワク感。

プリンス・オットー 岩波文庫
(スティーヴンスン/岩波書店)

スティーヴンスン、もうそれだけでなつかしいですが、基本に帰るといいことアリマスって。だって、こういう物語本来の楽しさは、この辺に帰る以外にはなかなか手に入りませんもんね。

▼さりげなーく。

わが友 石頭計算機 文春文庫
(安野光雅/文藝春秋)

安野光雅の本は、開いてみると虜になりますよね。小技が効いているんです。ご自分で挿画等担当されてますから。そのミニアチュールな世界は、ミニチュア好きの心をくすぐります。

▼品薄。

サンプル・キティ 全4巻 花とゆめコミックス
(明智抄/白泉社)

奇才、鬼才、異能の人、呼び方はいろいろありますが、私は単純に天才だと思います。少なくとも着想とストーリー展開は天才の域。もう少しだけ絵がうまかったら、大ブレイクのはず…。

▼うまい。

ロング・グッドバイ 新書館フォアレディースシリーズ
(岸田理生 味戸ケイコ絵/新書館)

いやぁ、感心しました。岸田理生の作品の中で一番、感心したかも。読んで心楽しい、少女や婦人のツボを心得た詩集です。味戸ケイコのカラー挿画も◎。

▼まぁ!

ストロベリーフィールズ 新書館フォアレディースシリーズ
(萩尾望都/新書館)

まるごと萩尾望都。きれいな絵入りの短編小説も、伊東杏里との爆笑対談、スケッチ帖、エッセイも、写真集もありの盛りだくさんな内容に、感じ入ります。
→苺つながり

▼お色気ムンムン。

時の少年 チェリッシュブック
(竹宮恵子/白泉社)

久しぶりに竹宮恵子さんの少年を見てびっくり。なんか…とんでもないお色気で、恥じらってしまいましたよ。
時代を越える色気ですなぁ。
→美少年つながり

▼あなたなーらどうする?

ぼうふら漂遊記 新潮文庫
色川武大/新潮社)

カミさんと別れたので、何か記念にくだらないことをしようと思った男が
世界の賭場めぐりをする、というお話。その旅に同行するのは、知的なミセス・アン。
→離婚つながり
→ミニ特集・メンズライフ

▼福島正実だから。

異次元失踪 角川文庫
(福島正実/角川書店)

福島正実さんは、名訳もさることながら、ジュニア向けSFももちろん見逃せませんな。
→福島正実の著作在庫を検索する。

▼こんな風に書けるなんて!

夢の丘 創元推理文庫
(アーサー・マッケン 平井呈一訳/東京創元社)

主人公ルシアンは、故郷の山からロンドンへ出ます。彼の目を通した街の姿は、幼い日の妄想によく似ています。現実なのに、幻のようなんです。「二十世紀幻想文学の金字塔(あらすじより)」。
→ロンドンつながり

▼すばらしい。

恋のお守り 旺文社文庫
(ウォルター・デ・ラ・メア 橋本槇矩訳 カバー絵:東逸子/旺文社)
※状態悪

詩人にして小説家、ウォルター・デ・ラ・メアの短編集。大好きで、ちょっと悲しくて、忘れられない童話のような、詩的で繊細な小説世界は彼独特のものです。

▼おもしろい。

Circle Circus(サーカスの飛び出すミニ絵本)
(Nancy Hellen)

表紙と裏表紙を結ぶと六角形のサーカステントのような立体になります。※洋書。英語です。
そこにあれば、誰だって一度はやってみたくなる、ミニ仕掛け絵本。スキです。

 
▼仏文のいいところ

現代フランス幻想小説
M・シュネデール編/白水社)

フランス文学もこの辺を読んでいると幸せです。シュネデール「アルミニウスの墓」、アンリ・ミショー「犬の生活」、ロブ=グリエ「秘密の生活」、ジュリヤン・グリーン「地上の旅人」他、全18編収録。
→フランスつながり

▼まぁ!すてき。

エドウィン・マルハウス
スティーブン・ミルハウザー/福武書店)

<子供の書いた子供の伝記>、という体裁です。
11歳で死んだエドウィン・マルハウスの伝記を書くのは、ジェフリー・カートライト。同じく11歳。
という小説を書いたのはミルハウザーですからね。

▼もったいなくて

THE POOH BIRTHDAY BOOK
プーさんのバースデーブック ※洋書

小説ではありません。バースデーブックです。つまり、1月1日から12月31日までのメモ帳になっているので、自分、家族、お友達の誕生日や記念日を記入できるのです。可愛くて、もったいなくて使えない気もしますが、いかが?

▼童話のおいしいところ

銀色の時 イギリスファンタジー童話傑作選 講談社文庫
神宮輝夫編/講談社)

銀色の時(ローレンス・ハウスマン)、へんてこ通りのメーベル(コンプトン・マッケンジー)、ウサギの王子(A・A・ミルン)、お菓子屋のフラッフおばさん(メーベル・マーロウ)、

フラッフおばさんのブランデー・ボンボン(メーベル・マーロウ)、太鼓たたきのピーター(ロイ・メルドラム)、サンタクロースが風邪をひいたら(ローズ・ファイルマン)、ふしぎな友だち(アルジャナン・ブラックウッド)、幸運な王子(フローラ・フォースター)
カラーランド(G.K.チェスタトン)、すばらしい騎士(エリナー・ファージョン)。全11編。挿絵豊富。中にはカラー挿絵も有。
▼みんな好きでした。

世界の魔術・妖術 世界怪奇スリラー全集1
中岡俊哉/秋田書店)

この手の怪奇ものシリーズって、必ず学級文庫に入ってて、大人気。ボロボロになるまで読まれてませんでした?ひとたびページをめくれば、アノいかがわしい感じがガンガン伝わってきて、エヘヘっておさな心に帰って笑えそうです。
→ミニ特集・世界怪奇スリラー全集

▼おぉ!

ふしぎの国のアリス 少年少女世界の名作4
原作キャロル 文:まどみちお 絵:司修/世界文化社)

今までいろんなアリスを見てきました。色っぽいアリス、かわいいアリス、きれいなアリス、お茶目なアリス。でも、このアリスが一番好きかも。本当にイイ味が出ています。色もきれい!一見の価値有り〜ッ。と思うな。
→アリスつながり

▼あっ。

クレヨン王国ファンタジーランド・詩画集
詩:福永令三 画:三木由記子/講談社)

表紙の感じから、すでにいいでしょう? 薄い詩画集ではありますが、魅力いっぱい。ファンの方に持っていていただきたいです。2も出たそうですが、これは1のほう。昭和62年初版。今のうちです。
→ミニ特集・クレヨン王国

▼見過ごせない感じ

賢治ワールド KENJI WORLD
結城美栄子/平凡社)

陶芸家にして女優の著者が、宮澤賢治作品をモチーフにして作った人形の写真集です。陶人形です。素晴らしいと思いました。著者のマジック署名入。
→人形つながり

▼まとめて。

デ・ラ・メア物語集 全3巻
ウォルター・デ・ラ・メア/大日本図書)

デ・ラ・メアの童話をまとめて読めるのは嬉しいです。でも定価が高い(各¥1900!)ので、当店でどうぞ。送料無料。