■フランスつながり
フランスの小説はもちろん、ミステリも面白い。フランス人についてのエッセイなんかは大体なんでも笑えます。(笑えます?)
関連項目?→ロンドンつながり
▼フランスミステリって。
「シンデレラの罠 創元推理文庫」(セバスチャン・ジャプリゾ/東京創元社)
フランス人の書くミステリって、なんかちょっと変わってますよね? カトリーヌ・アルレーとか。ルルーとか。うまく言えないんですけど。風土? 国民性? そこへ行くと、日本のミステリって外人にとっては、どんな味わいなんでしょう? 海外での評価は?
さて、このシンデレラの罠ですが、「私は探偵にして、証言者にして、被害者にして、犯人である。」 一人四役の離れ業で話題になったミステリです。
→記憶つながり
▼フランス人って。
「恋愛論 新潮文庫」(スタンダール/新潮社)
恋愛論って、恋愛してないときは、こんなにつまんないものが世の中にあるのか? と思うくらいつまんないですよね? でもスタンダールの恋愛論は、おもしろい。ときどき読み返してクスリとしたり頷いたり。「はじめに感嘆ありき」っていう彼の理論に賛成です。恋愛をしたときどうなるか順を追って、箇条書きで書かれた部分も名作。スタンダールっておもしろいヤツだな、と初めて関心を抱く向きも多いはず。
→恋愛論つながり
▼ほんとにフランス人って。
「僕の女房はフランス人」(井山登志夫/三修社)
男と女は、まったく別の生き物なんじゃないか? と思うことってありますよね。なんじゃないか? って言うより、別の生き物に違いないって、それはもう確信に近いんですが、それが日本の男とフランス人の女になるとね、もう大変ですよ。男と女以上に日本人とフランス人は違う、というのが店主の持論ですから。「僕の女房はフランス人」って題を聞いて、うわー気の毒にー、と思わずにはいられませんでした。読んでみれば、「やっぱりね」ってことや「ふーん、そうなんだ」ってことがいっぱい。楽しいですよ。(1979年発行)
→御夫婦ランキング
→ふざけてないのに笑っちゃう題ランキング
▼フランス文学って。
「ぼく自身あるいは困難な存在 筑摩叢書349」(ジャン・コクトー/筑摩書房)
ラディゲ、アポリネール、ディアギレフ、演劇、読書、美など 31のテーマについてコクトーの考察を綴る。 明晰でありながらも読んで楽しい、小説のような味わい。 世の味気ないエッセイや文芸批評がことさらにカスに思われてくる罪な存在。
他に…
「パリの男たち」
(朝吹登水子/人文書院)
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