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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2004/1/11〜 ● | ||||
▼関心のある向きに。 スライディング・ドア(河井道 中村妙子訳/恵泉女学園) 『わたしのランターン』につづく河井道さんの英文自叙伝の言わば第2巻。 |
▼高い…。 北風のうしろの国 ※送料無料(G・マクドナルド 田谷多枝子訳 真島節子絵/太平出版社) 太平出版社、1990年の版。読み折りのページがかなりありますが、新刊は定価も高いようですので、是非当店で。 |
▼桃色家屋だ。 やさしい人へ ピンクハウスのイラストレーション・カード・ブック※送料無料※カードブックは各48枚綴りだがAの2枚欠(大橋歩/文化出版局) カードブックAとB、冊子(40ページ)のセット、函入です。冊子には、金子功、原由美子、長友啓典らそれぞれ2ページ有。発行年は昭62ですから、今のうち〜! |
▼20世紀初め、トルコ。 アルメニアの少女(デーヴィッド・ケルディアン 越智道雄訳/評論社) いや、全然知らなかったです。ごめんなさい。トルコのアルメニア人虐殺の時代の少女の生涯を描く波乱の物語。 |
▼ふふっ。 悪魔の見張り ハヤカワ文庫NV(ジェフリイ・コンヴィッツ 高橋豊訳/早川書房) じつは最近気にし始めたハヤカワ・モダンホラー・セレクションの1冊です。今度、ミニ特集にしますね。 |
▼きれい。 妖精村日記 河出文庫(永田萠/河出書房新社) 永田萠さんのエッセイ集。絵は2枚の綴じこみだけですが、緑、黄、赤、青の4テーマで描かれていて、大変きれいです。 |
▼あつめたくなる。 妖精 河出絵はがき文庫(井村君江/河出書房新社) 妖精の出て来る絵画のポストカードブック。絵葉書10枚 文章16ページ。うすーいですけども、レア気味なので、ついあつめたくなります。 |
▼名アンソロジー。 破局のおすすめ 新「宇宙塵」SF傑作選1 河出文庫(山田正紀他著 柴野拓美編/河出書房新社) 山田正紀、宮武一貴、梶尾真治、久米康之、新井桃江著。2も欲しいですね。 |
▼へぇ、新かぁ。 新カンタベリー物語 創元推理文庫(ジャン・レー 篠田知和基訳/東京創元社) すんませーん。実は、超古典である本家を読んでません。トホホ? で、<新>に先に出会っちゃいました。でもね、これ、いいです!まずは<新>から。どうでっしゃろ? |
▼三島さんが級友だったら。 級友三島由紀夫 中公文庫(三谷信/中央公論新社) もしも、三島さんが級友で親交を結んでいたら、こんな手紙が届いたのかな。手紙から考察する作家の肖像。 |
▼名高いですね。 ピポ王子 ハヤカワ文庫FT(ピエール・グリパリ 榊原晃三訳/早川書房) 傑作と名高いファンタジー。しかもカバーは内田善美〜。さらに挿絵も口絵もアリ!ウレシーッ。 |
▼豊潤。 乾し草小屋の恋 ロレンス短編集 福武文庫(ロレンス 西村孝次訳/福武書店) ロレンスの初期傑作短篇集。表題作の他、「春の陰翳」「桜草の道」「牧師の娘たち」を収録。 |
▼パリの次は。 ハリスおばさんニューヨークへ行く 講談社文庫(ガリコ 亀山龍樹訳/講談社) ハリスおばさんパリへ行く、の第2作。上田とし子さんのカバー、挿絵にも納得の、笑いと涙の名編。 |
▼カバーかわいい。 わんぱく天使 角川文庫(J・M・デ・ヴァスコンセロス 岡本浜江訳/角川書店) 「パウロんちの悪たれ」と呼ばれているぼくは5歳。家は貧しく、グレてます。 |
▼なんで絶版。 エドウィン・ドルードの謎 創元推理文庫(ディケンズ/東京創元社) なんで絶版なんだろう?未完だから?ってこともないと思うんだけど。『エドウィン・ドルードの失踪』を先に見ちゃったワタクシが、とても気にしていた1冊です。 |
▼愛がある。 ブラウン管の映画館 ちくま文庫(和田誠/筑摩書房) 良いタイトルですね。著者のおっしゃる通り、確かに今やブラウン管も映画館。(液晶も映画館。) |
▼すてき。 幻獣の書 パラディスの秘録 角川ホラー文庫(タニス・リー/角川書店) 幻想の都パラディスで、青年ラウーランは、不気味な屋敷に下宿。そこで美貌の幽霊に出会う。「その謎は遠くローマ時代にまで遡り、一族の呪われた運命が解き明かされてゆく…(あらすじより)」 |
▼種村さんと書物。 書物漫遊記 ちくま文庫(種村季弘/筑摩書房) 種村さんだけでも素敵なところへもってきて、書物の話ですから。黙って聞いちゃいますわ、私。 |
▼なかなか集まらない。 悪魔祈祷書 現代教養文庫(夢野久作/社会思想社) 夢野久作の著作をこの文庫で揃えよう!としている人は多いはず。仲間です!なかなかうまく行かんですな。 |
▼ニヤニヤ。 知られざる名探偵物語 ハヤカワ・ミステリ文庫(ジュリアン・シモンズ/早川書房) 著者は『シャーロック・ホームズの復活−新潮文庫−』の人ですね。さすがです。ホームズは勿論、ミス・マープルやネロ・ウルフ、クイーン、メグレ、ポアロ、マーロウについて、様々な形式を用いて、その秘密を探っています。ホームズはパロディ、ネロ・ウルフについてはね、アーチーに会って話を聞いてるの! |
▼猫ミス。 猫の事件簿シリーズ1〜5(猫の事件簿、貴婦人のペルシャ猫、魔女のオレンジ猫、宝石商の猫、猫が消える町)※送料無料※二見文庫(二見書房) 猫ミステリー集大成です。よくこれだけありますよね。 |
▼最後の。 地球物語 ハヤカワ文庫JA(大原まり子、火浦功、水見綾/早川書房) アニメーション映画のノベライズ。ファンにとっては、最後の【大原まり子アイテム】? いえね、大原まり子さんが関わってるから欲しい!と思っておられる方多いのでは? |
▼メグレじゃないけど。 家の中の見知らぬ者たち(ジョルジュ・シムノン/読売新聞社) メグレものではありません。でも、シムノンの250の小説の中で十指に入る傑作だと、フランスの評論家に賞賛されたそうです。主人公の弁護士の家で、見知らぬ男の死体が発見されることに端を発するサスペンス。シーリアスな味わいです。 |
▼問題作? みどりの刺青(ジョン・アボット/福武書店) ちょっと問題アリの作品なんですね。なんか聞き覚えがあると思ったら、その辺の事情を小耳に挟んでいたのかもしれませんな。(気になった方は、検索をかけてみていただくと、すぐ出ます。)さらに、今となっては2重の意味で問題アリの本かも。アラブ系テロリストだから。 |
▼コレクターズ・アイテム? 綿の国星 PART1〜3 双葉社アニメ文庫(大島弓子原作/双葉社) 昭和59年のアニメ映画の文庫化。フィルムをコマ割りして漫画のように見せる例のタイプです。アニメの絵柄も意外に古くさくなくて、今更のように感心しました。 |