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● ミニ特集 薔薇は何本あるか? ●
▼多すぎるよ。

本当は<薔薇つながり>を作成しようとしていたのですが、あまりに多くて断念。特集にしました。薔薇というのは、余程、魅力のあるモチーフのようです。洋の東西を問わず。

直接薔薇が出て来るものもあれば、単なるシンボルであるものも含みます。

→関連項目→花→タンポポつながり→菊つながり

五輪の薔薇 上・下(チャールズ・パリサー/早川書房)
not for sale

只今、読書中。店主の蔵書です。「物語文学のあらゆる要素をそなえ、読者を心地よい迷宮へと誘う、波乱万丈かつ複雑に入り組んだプロット。(あらすじより)」。ワクワク〜。

七百年の薔薇 上・下(ルイス・ガネット/)

真面目に読んでいるとびっくり、ドタバタな展開になっていきます。

さまよう薔薇のように(矢作俊彦 江口寿史・装幀/光文社)

ある日、ハッと気付いたときには、入手困難になってた、という本の見本のような本。
※2005年文庫化

薔薇くい姫・枯葉の寝床 講談社文芸文庫森茉莉/講談社)

「薔薇くい姫」、「枯葉の寝床」、「日曜日には僕は行かない」を収録。
→美少年つながり

薔薇への供物 河出文庫中井英夫/河出書房新社)

中井英夫さんの薔薇幻想ミステリー短篇集。私にとってはこれが初めての中井英夫体験でした。なつかしい! 全12編。
→美少年つながり

エミリーに薔薇を 福武文庫(フォークナー/福武書店)

フォークナーの短篇集。表題作のほか、「赤い葉」、「あの夕陽」「女王ありき」など、全8編収録。

薔薇の荘園 ハヤカワ文庫SF(トマス・バーネット・スワン/早川書房)

グリフォンやマンドレイクが徘徊する13世紀、少年十字軍に憧れる二人の少年は天使のような少女に出会う。表題作のほか、「火の鳥はどこに」、「ヴァシチ」を収録。

二つの薔薇 岩波文庫(スティーブンソン/岩波書店)
時の娘 ハヤカワミステリ文庫(ジョセフィン・テイ/早川書房)
not for sale

店主のお風呂本でした。ミステリ。誰でも読みたくなるあらすじです。
「リチャード三世は本当に伝説通りの悪虐非道の人だったのか? 不慮の事故に会い退屈な入院生活を送るグラント警部は純粋に文献のみから歴史の真相を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場!(適当に端折って引用)」
薔薇戦争ってことで!

伝道の書に捧げる薔薇 ハヤカワ文庫SFロジャー・ゼラズニイ 浅倉久志・峯岸久訳/早川書房)

イイ題ですよね〜ッ! 若き詩人と火星の舞姫の恋を描く表題作など珠玉の全15編を収録。
→火星つながり
→ドラマな題ランキング

薔薇の奇蹟(ジャン・ジュネ 堀口大学訳/新潮社)

フランス文学かぶれのアヤシイもの好き(私のことか?)は、とりあえずおさえておかないと、ね。
本棚に並べたい1冊。重版なのが残念なのでした。

血と薔薇のエクスタシー 吸血鬼小説傑作集(幻想文学編集部編/幻想文学出版局)

あまりにも気合いの入った題に少し失笑。なんか買うの恥ずかしいじゃん。でもね、錚々たるメンバーです。
中井英夫、須永朝彦、日影丈吉、菊地秀行、岸田理生、岡本綺堂、種村季弘、三島由紀夫ほか。全16編。
→ふざけてないのに笑っちゃう題ランキング
→ドラキュラつながり

薔薇のいれずみ 新潮文庫(T・ウィリアムズ 田島博訳/新潮社)

「薔薇と薔薇色で埋められた家の中で、胸に薔薇のいれずみをした亡き夫を偲びながら内職のミシンを踏む女の前に、顔は道化ているが夫にそっくりの体躯の男が飛び込んできた…。」(あらすじより)
大らかな悲喜劇、だそうです。顔は道化ていて、体躯はそっくり…。うぅむ。ちょっとその辺を検討したい。
→刺青つながり

伯爵と呼ばれた男 全5巻 花とゆめコミックス(高口里純/白泉社)

とにかく名作揃いの連作短篇集ですが、私は中でも、「薔薇色のきみ」と、イミテーションダイヤの話が好きです。未読の方はぜひに。
ピアニストの話や、男装の麗人アレクシス・オベロンの話も印象的でした。
→天使つながり

青いバラ(最相葉月/小学館)

『絶対音感』でノンフィクションながらベストセラー作家になった最相葉月さんの新たなノンフィクションは「青いバラ創造の最先端とその周辺」。絶対音感のときもそうでしたが、現実の中のロマンを取り出して、興味深く見せてくれる手腕が素晴らしいです。

ベルサイユのばら 集英社文庫コバルトシリーズ(小説)(草鹿宏し著/集英社)

みんなが知ってる超名作。名台詞もいっぱいです。文句があるならベルサイユへいらっしゃい。ホーホッホ。
オスカルさま(なぜか様を付けたくなる)は文句なく、かっこいいです。
→じつは女つながり
→ミニ特集・コバルト文庫

ガラスの仮面 第1〜41巻 花とゆめコミックス(美内すずえ/白泉社)

紫のバラの人! というわけで。
→玉の輿つながり?

バラは密かに香る ハヤカワミステリ文庫(デイヴィッド・M・ピアス/早川書房)

「奇想天外なアイディアを武器に、ポルノ絡みの難事件に立ち向かう私立探偵ヴィクターの抱腹絶倒の大活躍。(あらすじより)」
火サスとかで見たいかも。

童話集 遠い野ばらの村 ちくま文庫(安房直子/筑摩書房)

安房直子さんの童話集。少しずつ大切に読みたいです。表題作の他に「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「海の館のひらめ」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」「秘密の発電所」「野の果ての国」「エプロンをかけためんどり」。 →安房直子の著作在庫を検索する

代価はバラ一輪 修道士カドフェル・シリーズ13 現代教養文庫(エリス・ピーターズ/社会思想社)

カドフェルシリーズ。「夫がなくなったとき、ジュディス・パールは家を修道院に寄贈した─毎年その家の庭に咲く白バラを一輪届けてもらうことをただ一つの条件にして。(あらすじより)」
→このシリーズの在庫を検索。

テロリストに薔薇を(ジャック・ヒギンズ/早川書房)

テロリストにも薔薇ですか? ヒギンズさんの十八番、諜報ハードボイルド。原題はTOUCH THE DEVIL。薔薇はない…。

薔薇の名前 上・下(ウンベルト・エーコ/東京創元社)

「精緻な推理小説の構図の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ(帯より)」、それはとってもそそるのに、なぜか私にとっては、必ず寝ちゃう本です。古本屋でも上巻のみ多いのは、そんな人がたくさんいるからでしょう。文庫化もされたので、お風呂で読みたいかも。
→必ず寝ちゃう本ランキング

雑誌太陽 '69/6月号 特集:薔薇(平凡社)

あっ、やっぱあなたが寄稿しますわよねッ!って、かなりテンションの上がる1冊。森茉莉「エロティシズムと魔と薔薇(1p)」、西脇順三郎「薔薇と英文学(1p)」、春山行夫「薔薇のロマンス(3p)」などなどなど。
薔薇の写真や、マイセンやセーブルの陶器の薔薇の写真もアリ。1冊まるごと美々しいです。表紙が異常に派手…。
→ミニ特集・雑誌太陽

薔薇の女 創元推理文庫(笠井潔/東京創元社)

犯人は「火曜の深夜」「一人暮しの娘を」「絹紐で絞殺し」「死体の一部を持ち去り」「赤いバラを撒き」「アンドロギュノスと血の署名をする」…犯行に共通点はあるのに、被害者間に共通点を見出せない捜査当局。難なく見出す矢吹駆。矢吹駆のシリーズ第3弾。

殺人者にバラの花束 日本代表ミステリー選集7(中島河太郎他編/角川書店)

殺人者にも薔薇ですか?
角川文庫の日本代表ミステリー選集。全12巻のシリーズの1冊です。タイトルだけでバラは出てきません。水谷準の「ある決闘」、鮎川哲也の「赤い密室」など全10編を収録。
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薔薇のつぼみ 宰相・山本権兵衛の孫娘 集英社文庫(村松友視/集英社)

海軍大将、総理大臣だった山本権兵衛の孫娘にして、カストロらと親交を持ったと言われる山本満喜子の半生を追うドキュメンタリー・ノベル。
写真があるのですが、とても日本人とは思えません。濃いぃ美人です。
→気になる美人ランキング

名探偵に薔薇を 創元推理文庫(城平京/東京創元社)

第8回鮎川哲也賞最終候補作。1998年発行。
話題になったようですね。
二部構成なんですが、とにかくそこに何やら斬新さや試み、企てがあるようで、非常にそそられます。

鉄の薔薇 ハヤカワ文庫HM(ブリジット・オベール/早川書房)

著者は、『マーチ博士の四人の息子』、の人。
国際経営コンサルタントと銀行強盗という二重生活を送るジョルジュは愛妻が他の男と歩いているのを目撃して…というようなミステリ。原題はLa Rose de fer。まさに鉄の薔薇。それが気になるところです。

ウィーン薔薇の騎士物語1〜5 仮面の暗殺者 C・NOVELSファンタジア高野史緒/中央公論新社)

『ムジカ・マキーナ』や、『カント・アンジェリコ』で、一部の人々から大絶賛をもって迎えられた高野史緒さんのいわゆるノベルス。
お約束の軽ーい後書きもついています。しかしそうは言っても中身は「陰謀と退廃と芸術が渦巻いて爛熟する世紀末ウィーン」だそうですから、「ちゃんとした娯楽」を求める人にもオススメできそうです。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

さよならをそっとひとりで ヴァルモール夫人の愛の詩(田辺保:訳 味戸ケイコ:絵/サンリオ)

「サアディの薔薇」で有名なヴァルモール夫人の詩集です。訳は口語訳。平易で、現代人の心にも沁みやすく、また違った味わいが出ています。味戸さんの絵も嬉しい。
「さようなら もう終わりね わたしの恋 泣かないで 泣かれるとたまらないの」
→ミニ特集・サンリオ抒情詩集

食と薔薇の日々 1・2巻 ジェッツコミックス(松苗あけみ/白泉社)

まかない飯の天才・小畑米ちゃんがヒロイン。美食会社の社長なのに味オンチの和菓子(わかこ)さん、そしてワケありの元美食評論家・白州一穀の織り成す美食ラブコメ。
毎度楽しい大御所のラブコメに美食がてんこ盛り。最近
小田島先生のことを忘れていた、大人の女性に。
→詳しくは(只今トップページ)

バラの回想―夫サン=テグジュペリとの14年 ※送料無料(コンスエロ・ド・サン=テグジュペリ/文藝春秋)

『星の王子さま』のサン=テグジュペリの妻、コンスエロ。彼女はさんざん悪妻と言われてきました。その彼女の側からの、回想録です。
バラの回想、というのは、『星の王子さま』の中に出てくるバラ…コンスエロのこと?なんですね。
これが発表されるや、フランスが騒然となったらしいです。やっぱり両方から話を聞いてみないと、分からないもんです。

薔薇十字団 ※単行本版(クリストファー・マッキントッシュ 吉村正和訳/平凡社)

なんだかよく分かんないけど、入団したい、とか思っちゃってごめんなさい。
ローゼンクロイツですよ。かっこよすぎ。アホそうなコメントで、ほんとにごめんなさい(笑)。
秘密結社の通史。「その歴史、神話、儀礼を詳述するとともに、思想、文学、芸術への影響などにも説き及ぶ(内容紹介より)」。
→入会したいつながり?

のばらの村のものがたり4冊セット(春のピクニック、小川のほとりで、木の実のなるころ、雪の日のパーティ)※難有り(ジル・バークレム 岸田衿子訳/講談社)

※全巻とも重版、カバー少汚レ痛ミ、見返しに薄茶色のシミ。

なつかしい絵本です。ねずみたちのお話。ちょうど私の世代で大流行した記憶があります。いかが?

溶ける薔薇(皆川博子/青谷舎)

皆川博子の短篇集。
表題作は母の異母妹と同居することになった青年が聞かされる、昔のできごとの話。そんなに…面白くないです(ごめんなさい)。タイトルだけが印象的。
他に、遠い炎、暁けの綺羅、化鳥、水の館、殺生石、花折りに、を収録。あとがきによると単行本未収録作もあるようです。

イングリッシュローズの庭で(ミシェル・マゴリアン 小山尚子訳/徳間書店)

未読ですが、もしかしてー、角川のマイディアストーリーに入れるような、お話かしら? と期待しています。いい感じがしますよ。
戦禍のロンドンから疎開した上流階級の姉妹。
「淑女のお手本のような姉ダイアナも、自由な精神の持ち主ローズも、真実の愛、そして、人生の目的を見いだし、大きく成長していく。英国の海辺の町を舞台に、少女たちの愛と成長を軽快な筆致で描く、青春ドラマ(あらすじより)」

薔薇の葬儀(単行本版)(アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ 田中義広訳/白水社)

マンディアルグの最後の短編集。
なんと言ったらいいんでしょうか。幻想的な純文学と言う他はないと思うのですが、純文学も面白いもんだなぁと思うし、文学が分からなくなった時にも新しい扉を開けるつもりで読んでもいいと思います。
表題作には日本人及び「日本的なこと」がたくさん出ています。
※Uブックスでも流通中。

薔薇の渇き 新潮文庫(ホイットリー・ストリーバー/新潮社)not for sale

店主のお風呂本でした。娯楽としては優秀です。現在版元品切れのようですが、よく売れたと思うし、どこにでもあるし、お風呂本にするのも惜しくないと思います。
不老不死の美貌の女吸血鬼がヒロイン。彼女は愛する人間を吸血鬼に作り変え、パートナーとして暮らしますが、そのパートナーが老い始め…
王道ヴァンパイアもの。
→ドラキュラつながり

薔薇の奇蹟 新潮文庫(ジャン・ジュネ 堀口大学訳/新潮社)

ジャン・ジュネの自伝的小説、と言えばいいのか、自伝と言えばいいのか。
→ミニ特集・獄中記

ベルサイユのばら 全10巻 マーガレットコミックス(池田理代子/集英社)

久しぶりー。久しぶりに数々の名台詞を読んで、きらびやかで美しいマリー様やオスカル様を見て、また胸が熱くなりました。
そして、みんな多いに泣き叫んでいることに、ちょっと驚き。アツイ世界です。
ぜひ、なつかしのコミックス版で持ちたい方におすすめ。
→じつは女つながり

手づくりばらノート(森田洋子/文化出版局)

バラのお菓子から、バラのポプリ、バラのデザインの手芸、そしてバラ知識まで。
薔薇好きの方は本棚に置くと良いでしょう。本としてもイイ感じに古くなってきてるし、微妙に縦長なのも、ちょっとそそられます。

ばら百花 平凡社カラー新書(斉藤民哉/平凡社)

平凡社カラー新書です。バラ全般の簡単な解説と、さまざまなバラの写真と、その説明。
古い本なので、写真がちょっとうるんだ感じだけど、保育社カラーブックス同様、いつもそこがいいよね。

血と薔薇の誘う夜に―吸血鬼ホラー傑作選 角川ホラー文庫(東雅夫編/角川書店)

由緒正しい、吸血鬼ホラー集。吸血鬼ホラー集は、ものものしいタイトルになりがちですね。でも好き(笑)。
→ドラキュラつながり

薔薇十字の魔法 河出文庫(種村季弘/河出書房新社)

秘密結社・薔薇十字団についての種村さんのエッセイ集。

「薔薇十字」かぁ。いいなぁ。「薔薇十字書房」にすればよかったかな、と思いました。「薔薇十字社」があるから、ダメかな。

   
グノーシスの薔薇(デヴィッド・マドセン 大久保譲訳/角川書店)

ゴシック歴史ロマンだそうで。
「薔薇の名前」の荘厳さに「ダ・ヴィンチ・コード」の面白さが出会った!!(帯より)」らしいです。うまいこと言うね。

黒い薔薇(フィリップ・マーゴリン/早川書房)not for sale

文庫化もしてるし、よく見かける本です。でも私、じつは未読なんですよね〜。
「衝撃的な結末が待っている第一級のフーダニット(カバーの紹介文より)」。
すごく気になってます。

   

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