火星人と言えば…マーズアタック? あれはほんとに変な映画でした。ああいうのを悪趣味って言うんじゃないかしら? でも笑えます。
他にも、レッド・プラネット、ミッション・トゥ・マーズなど映画はたくさんありますが、小説だって負けていません。このみんなの火星好きの理由って一体?
→関連項目→星つながり、→月つながり▼2002年8月は?
「火星年代記 ハヤカワ文庫NV」
(レイ・ブラッドベリ/早川書房)
年代記(クロニクル)なので、2002年8月(これを書いている現在)の章だってあります。
1999年から2026年まで。26の短篇集。
「SF史上に輝く永遠の記念塔」と書かれている通り、避けて通れぬ名作の一つ。
よくブラッドベリ作品の詩情が取り沙汰されますが、
私にとっては、ビターチョコくらいの詩情で、ちょっと辛口。ほろにがい味がします。
ブッラドベリがモラルの人と言われる所以でしょうか。みなさんはどう思われますか?
→クロニクルつながり
▼因みに…
他にブラッドベリの火星と言えば、
「火星の笛吹き 徳間文庫」(レイ・ブラッドベリ/徳間書店)
なんかもありますね。
▼未読だけど(笑)。
「火星人ゴーホーム ハヤカワ文庫SF」
(フレドリック・ブラウン/早川書房)
すいません、未読で。
題を見るたび、笑っています。
異国の教会を観光で訪れて自分がそう言われてる気がしたこともありました。
「異教徒ゴーホーム」って。
考えてみると、上述「火星年代記」は「地球人ゴーホーム」なんですよね。ふむ。
→ドラマな題ランキング
▼あんまり関係ないけど。
「ジョン・レノン対火星人」
(高橋源一郎/新潮社)※ハードカバーです。
三浦俊彦なんかもそうなんですけど、
あらすじを書こうにも書けない小説ってあります。
主にポストモダンって言われてた種類の小説でしょうか。
文庫版も品薄。ハードカバーになると殆ど見かけません。
源さんを愛する人に。傑作長篇。
→高橋源一郎の著作在庫を検索する
▼アシモフさんも。
「火星人の方法 ハヤカワ文庫SF」
(アイザック・アシモフ/早川書房)
火星植民地はほぼ自給自足できるようになったが、
水と食糧はまだ地球に頼っている。
ところが、地球が水の供給を制限すると言い出した。
そこで火星のとった「火星ならでは」の方法とは?
火星ならではの方法。そんな風に言われるととても気になります。
全4編の短篇集。
▼仰天あらすじ。
「火星人先史 角川文庫」
(川又千秋/角川書店)
これはいわゆる一つの仰天あらすじですね。
「地球から火星に入植した際、人類は、単純労力および緊急時のたんぱく資源としてカンガルーを大量に送り込んでいた。が、カンガルーたちは、徐々に自我を抱き、人間たちよりはるかに火星の土地になじんできていたのだった。そして…地球におけるカンガルーの種類がすべて滅んだとき、彼らは自ら正真正銘の火星人であることを名乗り、地球人への反攻を開始しはじめた!(あらすじより引用)」
思わず長々と引用したくなる仰天あらすじ。
それにしても、なぜカンガルー?
カバー絵がとてもインパクトあり、です。
他に…『昔、火星のあった場所』(北野勇作)
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