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● ミニ特集 雑誌太陽 ●
▼探すとナイんだなぁ。

雑誌とは申しますが、写真もふんだん、気になる特集も頻出の良い本です。
調べものをしているときに、運良く見つけられればいいんですが、これが意外に、探すとナイ!(と思いません?)
「○○についてさらさら〜っと分かる、図版の多い本が欲しい」という時に、「○年の太陽に載っている」と聞き付けて、探してみるけど、ナーイ!ってことがよくある気がします。しませんか? 
また、当時の誌面は見ているだけでも楽しいです。広告なんかも素敵ですし。

個人的に引っかかった特集の号を集めてみました。いかがでしょう?

※ここに載せた以外にもまだまだあるのです→雑誌太陽の在庫を検索(リスト表示されます)

雑誌 太陽 '75/6月号
特集・江戸の洋学
(平凡社)
当店価格¥700

【見どころ】
○江戸時代の頭部の人体模型の表情がスゴイです。白目剥いてるんですよぅ。女主人、失神寸前(笑)。
○表紙になっている手術されている外人の顔はスゴくて笑えます。
○種村季弘の「人形の誘惑」連載最終回。(2p)
中井英夫「名作挿画帖」連載第6回は「松野一夫」(2p)

雑誌 太陽 '76/6月号
特集・日本のガラス
(平凡社)

【見どころ】
○由水常雄の「びいどろぎやまん 江戸時代のガラス」の特集ページ、写真が目を見張る美しさ。鯛の模様のエナメル焼き付けをほどこされた金平糖入れ、めっちゃカワイイです。
○ガレの特集も数頁有。
○ガラスと言われると、そわそわしちゃう向きに。
中井英夫「人外境通信」連載最終回。
植草甚一「ぼくはアメリカには感心した」連載最終回は、「ニューヨークの空に見えるアール・デコ建築」。

雑誌 太陽 '76/7月号
特集・巴里の空の下
(平凡社)

【見どころ】
○パリ、パリ、とにかくパリの話。芸術家との関わりで見るパリが多いです。何気ない街角の写真も多数で、ムラムラと旅心がつく1冊。いいなぁ〜。
→フランスつながり

雑誌 太陽 '76/11月号
特集・人形遊び
(平凡社)

【見どころ】
○オススメです。
○円地文子、杉本苑子、田辺聖子、立原えりか、山田徳兵衛らによる今昔の人形考察。写真:沢渡朔。
○少女文化としても郷土文化としても、また蟲惑的な魅力もとらえたイイ特集です。
→人形つながり

雑誌 太陽 '78/3月号
特集・与謝野晶子やわ肌のあつき血汐
(平凡社)

【見どころ】
○池田満寿夫の「みだれ髪」は新作絵8点で構成。美しいです。
中井英夫「真珠母のハコ」連載中。
○表紙の構成がおしゃれ。

雑誌 太陽 '78/8月号
特集・銀座モダン
(平凡社)

【見どころ】
○全体的にモダーンな雰囲気漂う1冊ですが、なんと言っても、気になったのはカフェーの女給さんの話。
○人気の女給さんたちの写真が見られます。モノクロで残念。
○カフェーに入り浸っていた文士の番付も掲載。横綱は菊地寛。そうか。
女給さんの使用した半襟の写真もありまして、これがめっちゃ派手。ヘェー。ヘェー。ちょっとコスプレしたくなりました(笑)。

雑誌 太陽 '78/10月号
特集・手紙
(平凡社)

【見どころ】
○いろんな手紙を収録。谷崎潤一郎から根津松子へ、斎藤茂吉から永井ふさ子へ、川端康成から娘へ、中原中也から母ヘ。他いっぱい。手紙好きにはたまらんです。
○東海林さだお「ショージ君の一日入門」は、
「人形教室の巻」(4p)。先生は四谷シモン。ほほぅという感じ。
→手紙つながり

雑誌 太陽 '79/1月号
特集・日記
(平凡社)

【見どころ】
○いろいろな方の自筆日記の写真があり、興味深いです。岡真史、奥浩平などは胸に迫るし、ビッグネームも子規、三島、荷風、犀星、鴎外、谷譲次他収録で、満足できます。意外なところでは、松田権六(漆工芸)が図案を書き留めた日記も。
→日記つながり

雑誌 太陽 '80/3月号
特集・佐伯祐三絵画VS写真
(平凡社)

【見どころ】
○これは面白い。佐伯祐三の描いたパリの実風景を高梨豊が写真に撮っています。表紙にも写ってますでしょ(↑)。こんな感じ。面白いなぁ、ほんと。絵のほうがずっといいんですけど(笑)。それは当たり前?

雑誌 太陽 '80/6月号
特集・親と子の博物館
(平凡社)
当店価格¥400

【見どころ】
○池波正太郎の「日本の宿」連載第12回は倉敷アイビースクエア(5p)。ヒレステーキとカレーライスに熱弁をふるっています。相変わらず。
→博物館つながり

雑誌 太陽 '81/6月号
特集・ロボット図鑑
(平凡社)
※難有り、注意!!

【見どころ】
○難有りですが、たまらんです、この表紙。どうですか? 個人的に超オススメ。執筆者もその手の人々を集めてます。
○「日本で最初にロボットを作ったのは西村真琴博士と言われているが、それはなんと俳優西村晃氏の父親なのだ!」という記事にビックリ。
○最新技術的な部分は当然古いだけですが、ぜんまい仕掛け、アニメロボット等の特集は素敵。
○四谷シモンのシモンドール紹介1p有。
○種村季弘「父の子ロボット」(1p)有。
→アンドロイドつながり

雑誌 太陽 '81/11月号
特集・書斎の愉しみ/機能的書斎のための最新文具350/ヴェトナム紀行
(平凡社)

【見どころ】
○文豪の書斎の写真が楽しめます。龍之介、鏡花、荷風、蘆花ほか。犀星といっしょに火鉢にあたっている猫、カワイイです。
○現代の方では、高橋義孝、黒丸尚、紀田順一郎、草森紳一他の本棚が写っているので、人の本棚が気になるあなたは要注目。
→蔵書家つながり

雑誌 太陽 '82/1月号
特集・日本の正月/お国ぶりおせち料理紀行
(平凡社)

【見どころ】
○浮世絵をも資料に検証する日本のお正月。
○「とっておき私の晴れ姿」のコーナーで、淡谷のり子、吾妻徳穂、合田佐和子、紀平悌子、葦原邦子、吉行和子、斎藤輝子、高野悦子、佐藤愛子、沢村貞子、飯田深雪らが、若い頃の晴れ姿写真を公開。特に
吾妻徳穂の美しさにはビックリ仰天。久しぶりにすごい美人を見ました。
○谷崎松子「夫、潤一郎とのお正月」有。(1p)
○ウィスキーの広告で、名取裕子のカレンダープレゼントの告知。名取さんのチチが半分見えててビックリ(笑)。
→美人ランキング

雑誌 太陽 '82/3月号
特集・味くらべ京都・東京
(平凡社)
当店価格¥400

【見どころ】
○ズバリ、うまそうな料理の写真でしょう(笑)。これしかない。天丼にノックアウトされました。明日は天丼だ!
○村松友視「錦小路 新幹線で錦を飾る」と尾辻克彦「築地 早朝の買い物ブギ」という顔ぶれの東西市場探訪。
○とにかくオナカが減る特集です。

雑誌 太陽 '82/5月号
特集・地図であそぶ
(平凡社)

【見どころ】
○個人的には超オススメ。
○「マイ・プライベート・マップ」の執筆者は
金井美恵子、まりの・るうにい、滝田ゆう、今江祥智、藤原新也、竹田津実、栗本慎一郎、木村恒久、巌谷國士。どれも、その人柄がにじむテーマのマップ付き。こういうの、好き。
○杉浦康平と横山正の「地図の宇宙誌」は渾身の力作の趣。
○村上春樹、阿奈井文彦、野田秀樹の「街角オリエンテーリング」。

雑誌 太陽 '83/12月号
特集・贈り物繁盛記
(平凡社)
当店価格¥700

【見どころ】
○贈り物ぉ?と思ったのですが、「結納品」や「卑弥呼の金印」からアプローチ。なるほどねー。あれも確かに贈り物。その他、疑獄や勲章などアプローチの仕方が光る特集です。

雑誌 太陽 '84/9月号
特集・女形の美
(平凡社)

【見どころ】
○当時、ニューヨーク公演中の玉三郎写真有り。スゲーキレー。ほー!写真は篠山紀信。

雑誌 太陽 '86/2月号
特集・甦るアール・デコ
(平凡社)

【見どころ】
森茉莉「MOBO・MOGAの時代」(2p)有。やっぱりイイです。
○アール・デコ様式の建築、工芸品、ファッションなど、目に楽しい1冊。
澁澤龍彦「百花苑」連載中。(2p)

※ここに載せた以外にもまだまだあるのです。(もう少しお安いものもあります)→雑誌太陽の在庫を検索(リスト表示されます)

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