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● ミニ特集 河出文庫名アンソロジー ●
▼増えてきた。

河出文庫のアンソロジーが増えてきたので、ミニ特集vol.38・名アンソロジー(文庫編)から独立させてみました。なかなか外見も良ろしくて、コレクター心を刺激されます。

○ 関連して
 
集英社文庫・日本ペンクラブ編へ
 
新潮文庫海外アンソロジーへ
 
アンソロジー人間の情景(文春文庫)へ

→ミニ特集vol.38・名アンソロジー(文庫編)へ

● 日本ミステリ
不思議の国のアリス・ミステリー 河出文庫中井英夫他/河出書房新社)

アリスも中井さんも好きです。アリスがテーマのものから、パロディまで。
中井英夫、小栗虫太郎、海渡英祐、山田正紀らの推理短篇集。アリスのミステリーアンソロジー。
→アリスつながり

→中井英夫の著作在庫を検索する

メルヘン・ミステリー傑作選 河出文庫(仁木悦子、小泉喜美子、角田喜久雄他/河出書房新社)

河出文庫のミステリー・アンソロジーの中では、左の「アリス・ミステリー傑作選」に続いて、気になる作品です。仁木悦子、小泉喜美子、角田喜久雄、石川喬司、鮎川哲也、赤川次郎、結城昌治、加田伶太郎。青ひげや赤い靴など、童話にからめたミステリーアンソロジー。
→青ひげつながり

猫のミステリー傑作選 河出文庫(鮎川哲也編/河出書房新社)

収録作は、檸檬色の猫がのぞいた(都筑道夫)、乳房に猫はなぜ眠る(川島郁夫)、猫に卵(津井つい)、愛の記憶(南部樹未子)、三毛猫ホームズの幽霊退治(赤川次郎)、猫(角田喜久雄)、猫じゃ猫じゃ事件(土岐雄三)、猫の手紙(岡沢孝雄)、猫つきの店(新田次郎)、猫騒動(藤枝ちえ)、「風邪ひき猫」事件(日影丈吉)
日影さんは、『猫の泉』が良かったなぁ。長すぎるか。
→猫つながり

犬のミステリー傑作選 河出文庫(鮎川哲也編/河出書房新社)

収録作は、放火した犬(佐野洋)、無能な奴(樹下太郎)、犬と剃刀(香山滋)、野犬と女優(御手洗徹)、蝋燭を持つ犬(多岐川恭)、タロの死(竹村直伸)、赤い犬(椿みち子)、虹色の犬(仁木悦子)。
→犬つながり

サイコ・ミステリー傑作選 河出文庫(江戸川乱歩他/河出書房新社)

心理試験(江戸川乱歩)、眠られぬ夜の思い(木々高太郎)、夢の足跡(土屋隆夫)、狂女の微笑(佐野洋)、児童心理殺人事件(森村誠一)、悪い記憶(多岐川恭)、不安の分析(逢坂剛)。

占いミステリー傑作選 河出文庫(星新一他/河出書房新社)

家捜し(高木彬光)、当たらぬも八卦(阿刀田高)、夢と対策(星新一)、腎臓プール(都筑道夫)、共喰い(小松左京)、黙って坐れば(半村良)、死の札の女(黒岩重吾)、ヨギガンジーの予言(泡坂妻夫)。
→占いつながり

古代史ミステリー傑作選 河出文庫 ※難有り(河出書房新社)

貨泉(石沢英太郎)、古墳殺人事件(古川薫)、幻の馬は遥かなる邪馬台に(新羽精之)、剣の塔(滝村康介)、蘭陵王の闇(森真沙子)、隠岐ノ島死情(中津文彦)。

推理教室 河出文庫(江戸川乱歩編/河出書房新社)

孤独な朝食(樹下太郎)、ガラスの眼(鷲尾三郎)、眠れない夜(多岐川恭)、4人の同級生(永瀬三吾)、湯壷の中の死体(宮原竜雄)、見晴台の惨劇(山村正夫)、不完全犯罪(鮎川哲也)、月夜の時計(仁木悦子)、消えた井原老人(宮原竜雄)、サーカス殺人事件(大河内常平)など19編。
読者に挑戦しています。各編の後に解決篇を収録。

 
学園ミステリー傑作選 第1集・第2集セット 河出文庫(赤川次郎、阿刀田高他多数/河出書房新社)

稀少ではありませんが、現在絶版だもん。そろそろ持っておきたいです。2冊セットでどうぞ。

一匹や二匹(仁木悦子)、イソップとドイルと…(梶龍雄)、学園祭の殺人(山村正夫)、午後五時に消える(都筑道夫)、けむりは血の色(竹本健治)レモンの涙(藤木靖子)、セーラー服と設計図(大沢在昌)他。

文豪ミステリー傑作選 河出文庫(河出書房新社)

むかーしの在庫で画像を撮ってありませんでした。残念。

夏目漱石、森鴎外、志賀直哉、芥川龍之介、谷崎潤一郎、泉鏡花、川端康成、太宰治、内田百閨A三島由紀夫。

さすが、第1集はチョー文豪。

文豪ミステリー傑作選 第2集 河出文庫(河出書房新社)

無惨(黒岩涙香)、巣鴨奇談(徳富蘆花)、嫌疑(久米正雄)、悪魔の舌(村山槐多)、兄妹の魂(岡本綺堂)、怪談(大仏次郎)、ナンキン墓の夢(吉川英治)、出来ていた青(山本周五郎)、紅血(火野葦平)、半蔀女(海音寺潮五郎)、茶わん(吉屋信子)、赤い鼻緒の下駄(柴田錬三郎)。

 
   
日本版ホームズ贋作展覧会 上・下 河出文庫(山田風太郎、鮎川哲也他/河出書房新社)

下巻:ダンシング・ロブスターの謎(加納一朗)、名探偵誕生(柴田錬三郎)、葉桜の迷路(阿刀田高)、シャーロック・ホームズの内幕(星新一)、新赤髪連盟(鮎川哲也)、赤馬旅館(小栗虫太郎)、ガリバービル家の馬(中川裕朗)、狂った蒸発(山村正夫)。
→ホームズつながり

恐竜文学大全 河出文庫(東雅夫編/河出書房新社)

午後の恐竜(星新一)、恐竜レストラン(荒俣宏)、イグアノドンの唄―大人のための童話(中谷宇吉郎)、水中生活者の夢・香山滋(種村季弘)楢ノ木大学士の野宿(宮沢賢治)、沼(吉田健一)、恐竜展で(清岡卓行)、恐竜(山野浩一)、恐竜と道化(井辻朱美)他。全15編。

テーマのおかげで、すごくバラエティ豊か。

   
● 海外ミステリ
美食ミステリー傑作選 河出文庫(小鷹信光編/河出書房新社)

ローストビーフ、チョコレート、スフレ、ゆで卵…。おいしい(?)料理の出てくるミステリー・アンソロジー。小鷹信光編。ジョン・コリアの「完全犯罪」、ヴィンセント・マコナーの「すばらしいスフレ」など全13編。
→卵つながり
→ミニ特集・ミステリと食べ物

美酒ミステリー傑作選 河出文庫(小鷹信光編/河出書房新社)

収録作は、「冷えたギムレットのように」(フランク・シスク)、「憎悪の報酬」(フレッド・ルヴォン)、「ナツメグの味」(ジョン・コリア)、「最後の一壜」(スタンリー・エリン)、「おごりの一杯」(コリー・フォード)、「二人のウィムジイ卿」(ドロシー・L・セイヤーズ)、「バーテンダーの死」(デニス・リンズ)、「爪楊枝」(ジェイムズ・ホールディング)、「ピエトロの友だち」(ジェイムズ・A・カーチ)、「昔、ある殺人者が…」(AA・ミルン)、「ノー・ストーリィ」(ドナルド・E・ウエストレイク)、「赤ワイン」(ローレンス・G・ブロックマン)、「二本目の瓶」(ジェイムズ・ロナルド)。

詐欺師ミステリー傑作選 河出文庫(小鷹信光編/河出書房新社)

収録作は、おばあちゃんに脱帽(ジャック・フォックス)、転職への道(ジャック・リッチー)、カモのお返し(トマス・A・イーガン)、広告欄の二人(キャメロン・ウイルス)、黒い帽子の男(ロバート・ヴァラック)、ネズミ捕り(イライジャ・エリス)、バードより愛をこめて(クラーク・ハワード)、贋作の報酬(ジェイム・サンダヴァル)、カーミジンの偽札騒動(ジェラルド・カーシュ)、博愛主義的数学講座(O・ヘンリー)、マンハッタンの相場師(メルヴィル・デヴィスン・ポースト)、最後の一仕事(ブライアン・クリーヴ)、ハリイ・ライムの回想(オーソン・ウェルズ)。
→詐欺師つながり

O・ヘンリーミステリー傑作選 河出文庫(O・ヘンリー/河出書房新社)

O・ヘンリーのミステリ風短編集。

※流通中です。

   
シャーロック・ホームズ17の愉しみ 河出文庫(ジェイムズ・エドワード・ホルロイド編 小林司・東山あかね訳/河出書房新社)

各作家のホームズ考やエッセイ等を収録。

パロディー:ワトスン先生大いに語る(A・A・ミルン)
研究:「ホームズ物語」についての文学的研究(ロナルド・A・ノックス)
批評:事件発生年代に関する問題(S・C・ロバーツ)
研究:「赤髪組合」に書かれている日付について(ドロシー・セイヤーズ)
ワトスン伝:「深靴をもってこさせてくれ」(アーサー・マーシャル)


告白:ホームズ研究書について―正典派の信仰(バーナード・ダーウィン)
追悼記:シャーロック・ホームズ逝く(E・V・ノックス)
パスティシュ:才能ある素人探偵の事件(J・C・マスターマン)
研究:青いガーネットのたどった道筋(ギャヴィン・ブレンド)
エッセイ:「もう一杯貰おうか、ワトスン!」(ジョン・ディクスン・カー)
さし絵評論:「依頼人が階段を登ってきたよ」(ジェイムズ・エドワード・ホルロイド)
パスティシュ:甥が語るモリアーティ死亡の秘話(W・S・ブリストウ)
など。まだあんのか、と思う(笑)。
→ホームズつながり
ホームズ贋作展覧会 河出文庫(各務三郎編/河出書房新社)

→ホームズつながり

 
● ご当地ミステリ これはいっぱいありすぎ。いつか揃うかな。
 
金沢ミステリー傑作選 河出文庫(/河出書房新社)

わが郷土ってことで。
収録作は、芋掘り藤五郎の町(杉森久英)、聖者が街へやってきた(五木寛之)、箪笥(半村良)、紙の鳥は青ざめて(連城三紀彦)、豪雪と一癖斎(杉森久英)、消えたり百万石(南条範夫)、押絵と旅する男(江戸川乱歩)、うつぼの筐舟(水上勉)。
→金沢つながり

東京浅草ミステリー傑作選 河出文庫(/河出書房新社)

お照の父(岡本綺堂)、木馬は廻る(江戸川乱歩)、六さんと俳句(サトウハチロー)、吉備津の釜(日影丈吉)、鳩(西村京太郎)、入歯の谷に灯ともす頃(井上ひさし)、無用の人(紀田順一郎)、仮面をぬぐシルビア(都筑道夫)。

やっぱり東京。粋なメンツが揃ってます。

東京銀座ミステリー傑作選 河出文庫(/河出書房新社)

魅惑の街・銀座(三好徹)、美人通り魔(日影丈吉)、銀座綺譚(大下宇陀児)、霧の中の女(横溝正史)、ふしぎな紳士(菊村到)、怪談銀座稲荷(加納一朗)、青ざめた装飾(黒岩重吾)、銀座祭り殺人事件(梶山季之)、通(赤川次郎)、銀座心中(三好徹)。

※ あと、新宿ミステリーが入荷すれば、東京は揃いかな?
沖縄ミステリー傑作選 河出文庫(西村京太郎他/河出書房新社)

南の楽園へ漕ぎ出す(佐木隆三)、南神威島(西村京太郎)、逆光のなかで(大城立裕)、遠い島の女(三好徹)、ジュークボックス(森詠)、星の降る夜(佐木隆三)、ニライカナイの島で(南部樹未子)、幻魚の島(田中光二)。
→島つながり

仙台ミステリー傑作選 河出文庫(小林久三他/河出書房新社)

わが青春の仙台(小林久三)、東北新幹線殺人事件(小林久三)、X橋付近(高城高)、七月・星の女(都筑道夫)、妻を愛す(高橋克彦)、瑠璃色の底(阿刀田高)、遠い春(藤雪夫)、人形たちの夜・秋(中井英夫)。

中井英夫「人形たちの夜」って…仙台だったっけ。そんなことすっかり忘れてたなぁ。

大阪ミステリー傑作選 河出文庫(黒岩重吾他/河出書房新社)

私の大阪観(黒岩重吾)、盲点(藤本義一)、河豚の記憶(黒川博行)、故障車の女(難波利三)、エレキ恐るべし(有明夏夫)、花の記憶喪失(田辺聖子)、響け!パーランクー(津野創一)、自殺した犬の話(香住春吾)、落葉の炎(黒岩重吾)。

横浜ミステリー傑作選 河出文庫(斎藤栄他/河出書房新社)

横浜・このミステリアスな土地(斎藤栄)、天使の葬列(三好徹)、蓬莱山に消えた…(長部日出雄)、心の旅路(阿刀田高)、死はひそやかに歩く(生島治郎)、感傷の街角(大沢在昌)、赤い輪(日影丈吉)、混血孤児(津村秀介)、三人のミス・ミナト(斎藤栄)。

数がありすぎてあんまりコンプリートは期待していない御当地ミステリーですが…だんだん増えてきました。あれば嬉しいもんです。

● 日本SF
   
破局のおすすめ 新「宇宙塵」SF傑作選1 河出文庫(山田正紀他著 柴野拓美編/河出書房新社)

終末曲面に骰子を投げ入れて(山田正紀)、COPPELIA(宮武一貴)、地球はプレインヨーグルト(梶尾真治)、猫の交差点(久米康之)、プラズマ育ち(新井桃江)。

無限のささやき 新「宇宙塵」SF傑作選2 河出文庫(夢枕獏、斉藤英一朗、真城昭、嬉野泉、在沢伸著 柴野拓美編/河出書房新社)

蒼い旅篭で(夢枕獏)、太陽ダイビング(斉藤英一朗)、兎とりの罠(真城昭)、天震(嬉野泉)、飛跡(在沢伸)。

   

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