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■青ひげつながり
うちにある世界童話のシリーズには青ひげが入っていたのですが、怖くて怖くて、どうしても読めませんでした。挿絵が入ってるんですけど、それがまた死ぬほど怖い挿絵なんです。今度お見せします。 
関連項目→怖い話ランキング

▼書棚に並べてほほ笑みたい。

「黒鳥譚・青髯公の城 講談社文庫」
中井英夫/講談社)

一部で激しく敬愛され、畏怖される、耽美異端超美文作家・
中井英夫の著作は、
ほとんどが絶版。
創元ライブラリがあるからイイとか、全集を持ってるからイイとか、
そういうもんでもないんですよね。
なんでやねんって暴れたいくらいです。
でもまだ古書店では入手可です。がんばりましょう。
これは、あまり高価ではないものの中で、入手困難気味の1冊。この機会にいかがでしょう?
→城つながり

とにかく怖い

「夜鶯荘」アガサ・クリスティ
(『世界短編傑作集3 創元推理文庫』収録、
江戸川乱歩編/東京創元社)

クリスティってやっぱりウマイですよね。
これは子供の頃読んで、そのサスペンスフルな展開にいたく感心しました。
今再読すると、なんであんなに熱狂したのかは少し謎でしたが、
青ひげ譚が相当に恐ろしくてゾクゾクして、キャーと思ったのではないかと推測します。
→完璧な短篇ランキング

▼集結。

「鏡あるいはオラントの変身 シャルル・ペロー創作童話集」
(鈴木敏弘原案・監修/竹書房)

耽美系作家、禁断の饗宴(帯より)
だそうですが、いたってノーマルなエロス(?)に走った小説群となっています。
要するにペロー作の童話のアレンジで、
そんなに度肝を抜かれるほどではありません。
理解の範疇内、予想の範疇内。
もっとなんかこう…って、返って妄想してしまいました。
もちろん青ひげもあります。

他に…
「幽霊城」(サイモン・マースデン写真集/トレヴィル)

好き好んで、いわくありげなところばかりを撮ってまわってる、
変人写真家サイモン・マースデンの写真集。
見れば見るほど、なんかありそうです。
あのドラキュラの城もあれば、青ひげのモデル、ジル・ド・レエのシャントセ城もある。
彼の手にかかるとベルサイユ宮殿まで気味が悪いからすごいです。城という城がイヤになる本。
でもつくづく見てみたい、変な本です。…これ、一押しなんだろうか?
→ドラキュラつながり
→城つながり