さて、今年はサル年ってことで、猿つながり〜。始めは全然見つからなかったけど、よーく考えたらチラホラ。 
        関連項目→猫つながり、犬つながり、羊つながり、クマつながり、ブタさんつながり、トラつながり、小鳥つながり(工事中)▼ゴリだけど…。 
         「キング・コング SFジュブナイル 角川文庫」 
        (エドガー・ウォーレス、メリアン・C・クーパー 各務三郎訳 
        吉岡篤カバー絵・イラスト/角川書店) 
         
        このカバー絵には脱帽ですね。言葉はいらないって言うか…。 
        正確にはゴリだけど勘弁してください。 
        だって猿じゃん!(と言い切ってみる。) 
        →ミニ特集・角川文庫SFジュブナイル 
        ▼猿って…。 
         「小公女 世界文学の玉手箱10」 
        (バーネット/河出書房新社) 
          
        おしんのしんはしんぼうのしん。って言いたくなりませんか? 
        このセーラだって、しんぼうに次ぐしんぼうですもん。 
        インパクトのある話で、忘れられませんね。 
        屋根裏部屋。ベッキー。セーラお嬢さま。猿。インド。 
        歌も歌えるぞ。♪わーたしの胸の片隅にさーいてる♪ 
        童話の中でもかなり異色な方です。 
         
        お嬢さま、転落の人生から這い上がる! 
        あんまり自力ではないんですが、そんなことは関係ないのです。 
         
        余談ですが、この本、字が紫色です。すてき。山本容子のイラストですしね、揃えたいシリーズです。 
        →文字が色付きつながり 
        →成り上がりつながり 
        →ミニ特集・世界文学の玉手箱 
        ▼怖いって。 
         『猿の手』 
        (『怪奇小説傑作集1 創元推理文庫』収録作) 
        (W・W・ジェイコブズ/東京創元社) 
          
        有名短篇ですね。古典ホラー集には、たいてい収録されています。でも、読むたび怖い。 
        老夫婦と一人息子の住む家に、顔見知りの軍人が訪ねてくる。軍人はインドで入手した<猿の手>を持っている。それには三つの願いが叶うまじないがかけられていると言う。無理を言って譲ってもらう老夫婦。軍人の帰った後、オモシロ半分で「200ポンドの金」を願うが…? キャー。 
        というわけで、読み返したい方、この名アンソロジー『怪奇小説傑作集1 創元推理文庫』に収録されています。いかがでしょー? 
        →三つのお願いランキング 
        ▼こえぇ〜。 
         「モンキー・シャイン ハヤカワ文庫NV」 
        (マイケル・スチュアート 林克己訳/早川書房) 
          
        この映画、ご覧になった方、いらっしゃる? 
        どうでした? 
        カバーが怖いんですけど。 
        カバー写真は映画のワンシーン。画像がちっちゃくて見えないかと思いますが、 
        じつは猿が車イスの主人公の前で掲げているのは、カミソリ? に見えるんだけどな。 
        (違っていたらごめんなさい。) 
         
        事故で車椅子の生活を送るアランを理解して世話をするのは看護婦のエラ。 
        と言ってもエラは新薬で知能が向上した猿なのでした! 
        御想像どおり、段々、恐ろしいことになっていくようですな。 
        (『白昼夢』として刊行された単行本の文庫化) 
        →ミニ特集・ハヤカワ文庫モダンホラー・セレクション 
        ▼猿顔だし? モンキー・パンチだし? 
         「ルパン三世 星を盗む男 アクション・ノベル・シリーズ2 双葉文庫」 
        (山口宏・大出光貴 スタジオ・ハード/双葉社) 
          
        コアなファンはこのシリーズもあつめていらっしゃいますね。 
        なかなか品薄です。 
         
        ルパンは1世も3世も好きです。 
        1世はかっちょよかったですけど、3世は明らかに猿顔。 
        そしてルパンの原作はモンキー・パンチだし…。ムリヤリ? 
        →何世つながり 
        →泥棒つながり 
        →ミニ特集11・ルパン三世 
        ▼だって〜。 
         「織田信長 講談社文庫」 
        (山岡荘八/講談社) 
          
        信長さまったら、秀吉のこと、サル、サルって呼んでたもーん。 
        それに秀吉の在庫はないし。すみません。 
         
        因みに、わたしの<心の信長>は<山岡荘八の信長>です。 
        小学校でかっちょいーと心酔して以来、山岡信長以外を読むと、 
        なんか違う、その台詞!そんなこと言わん! とかって駄目出ししたくなります。 
        あなたの心の信長は誰の信長ですか? 
        →信長つながり 
        ▼まずまず楽しめる映画。 
         「12モンキーズ ハヤカワ文庫SF」 
        (エリザベス・ハンド/早川書房) 
         
        映画のノヴェライズです。 
        あの映画、いかがでした? 
        私はなかなか嫌いじゃない映画でした。 
        どこがいいかと言うと、ひとつだけ。 
        「12モンキーズの正体」です。 
        それが一体なんのことやら分からないのは主役のブルース・ウィリスも 
        観客も同じ。「だから一体なんなのよ?」と、イライラが頂点に達した時に、 
        ヘナっと姿を現す12モンキーズ。その意外な登場とその後のちょっとしたどんでん返しが、 
        好きなんです、少しね。 
        小説よりはビデオがよろしいでしょう。 
        ▼かわいんだよね〜。 
          「おさるのジョージチョコレートこうじょうへいく」 
        (M・レイ、H・A・レイ:原作 福本友美子:訳/岩波書店) 
          
        レイ夫妻のキャラクター(「おさるのジョージ」)を使って、ヴァイパー・インタラクティヴが制作したものだそうです。 
        すでに何作も出ているようですね。 
        レイ夫妻の大ファンの方だと、「なんか違う〜」という意見もあるのかな? 
        でも、私の目には充分可愛かったですよ、ジョージ。 
         
        チョコレート工場を見学するジョージが巻き起こす大迷惑アーンド大活躍。 
        最後のジョージの言葉「ええ、ほんとうに、いいんんです」は結構ツボで、プッと笑いました。 
        →チョコレートつながり 
        他に…「猿の惑星」「母をたずねて三千里」「パーマン」とか? 
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