迷子になったらまずHOMEへ

■ブタさんつながり
豚年っていうのがなくて本当によかったですね。イメージ悪いです。その割に、童話中では愛すべきキャラ。
関連項目→動物→
犬つながり猫つながりクマつながり猿つながり羊つながりトラつながり

▼一気読み。

「ガダラの豚(単行本)」
中島らも/実業之日本社)

新興宗教にハマった妻を助ける文化人類学者の夫。
夫、見た目は悪いけど、妻を救うための獅子奮迅の努力が見た目を補ってあまりあるかっこよさ。なにしろアフリカまで行っちゃいますから。

分厚いけれども一気読みできる、おすすめエンターテイメント。
愉快、かつドッキドキ。
がんばれー、夫ー!と心の底から応援できます。
文庫版では確か3分冊。ウチの在庫は単行本、5センチです。

▼ひとめぼれ。

『ぶたのしあわせ』
(文・絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:矢川澄子/文化出版局)

一目ボレの絵本。
絵がね、いーい感じなんです。大らかでほのぼの。
短いお話ですが、含蓄あります。オトナの身としては、<文明批評かな>と考えますが、そんな小難しいことは抜きで、「あははー、そうだよねー」って笑いたいです。矢川澄子訳もうれしい。

▼長年未読。

「豚の死なない日 続」
(ロバート・ニュートン・ペック 金原瑞人訳/白水社)

長年の未読本です。
タイトルが印象的で、どんな人も題だけは、よく覚えていると思われます。
ウチの在庫は続の方。

3匹のコブタ。

THREE LITTLE PIGS─POP-UP PICTURE STORY
(三匹の子豚、飛び出すしかけ絵本)

※英語です reprinted 1988 飛び出す仕掛け6個(全12頁) 20×26センチ(Brown Watson(England))
イラスト:V・kubasta

閉じた状態の表紙→。

※→開いたところ。(→拡大する
表紙の絵と中の絵とは違います。
中のほうが、陰翳のある抒情的な色彩ですが、
仕掛けは派手なんです。
是非、ご覧いただきたいなぁ。

→この本について、詳しく見るならコチラ

▼つづきが読みたい。

「ぶたのモモコはバレリーナ プチえほん」
(森山京:作 黒井健:絵/小峰書店)

ぶたのモモコちゃんはバレリーナです。
そのまま(笑)。
小さな絵本。短いお話。でも、バレエモノの要素がちゃんと入っています。
モモコはアンナ嬢の踊るバレエに憧れ、バレリーナを目指し、
ようやく主役に抜擢されました。
ライバルは美人のブタ、マリエ。相手役はかっこいいブタ、カツタロウさん。
さぁ明日は本番だ。

黒井健さんの優しい絵柄がぴったり。
調べてみたら続編があるようですよ。
多分ね、カツタロウさんのパートナーの座と恋人の座をめぐって、マリエとバトルなんですよ、きっと(注:私の勝手な妄想)。
→バレリーナつながり

▼つづき!

「ぶたのモモコとフルーツパーラー プチえほん」
(森山京:作 黒井健:絵/小峰書店)

上記、「ぶたのモモコはバレリーナ」の続編です。
カツタロウさんをめぐってマリエとバトルかと思ったら、
今回は、幕間劇と申しましょうか、
マリエとカツタロウさんが地方公演で留守中のモモコの話です。
モモコは練習後に新しいフルーツパーラーを発見。
マリエにも教えてあげたいなー、だって。
いいブタだねぇ、いや、いい子だねぇ、モモコ(笑)。
さて、そのフルーツパーラーにはモモコの姿をスケッチする男の人がいて…
というお話。
もう続きはないのかな。ささやかだけど、けっこう好きな本です。
→バレリーナつながり

▼おおかみもがんばる。

「ぶたのたね(絵本)」
(佐々木マキ/絵本館)

いいなぁ、佐々木マキさんは。

足の遅いオオカミさんは逃げるぶたをつかまえることができません。
いつかはぶたの丸焼きを食べてみたいと思っています。
そんなオオカミさんに、キツネ博士が種をくれます。
ブタのなる木のタネです。
オオカミさん、わっくわくです。

オチはありません。でも楽しいの。いつもの佐々木マキ味です。
※流通中。

→佐々木マキの著作在庫を検索する
→種つながり

▼サマ付き?

「ポルコさまちえばなし―スペインのたのしいお話」
(F・アイヘンバーグ 瀬田貞二訳/岩波書店)

このつながりでも、児童書にブタが頻出していますが、
こちらはなんとサマ付きのブタです。
ポルコさまは全動物をおさめており、スペインでは、人間の子でもどんなけものでも、
ポルコさまに助けてもらいたいと思えば助けてもらえるそうです。
いいねー。

ポルコさまが知恵と人脈で、人とけものの悩みを解決していく8篇(+ポルコさまの紹介短文1)を収録。
クラシックな展開の中にも子どもが喜びそうな楽しさいっぱいです。