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● ミニ特集 爵位のある人々 ●
▼ボンソワール、マダム。

公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵。本当に由緒正しい方から通り名の方まで。令嬢も。玉の輿にのった方も。

▼関連項目→ドラキュラつながり→玉の輿つながり
▼関連項目
→ミニ特集・お金持ち大集合

▼侯爵。

サド侯爵の手紙 ちくま文庫(渋澤龍彦/筑摩書房)

アレコレいっぱいやらかして投獄されたサドの牢獄ライフ。驚きます。自由すぎて。極上のバターを届けるようにサド夫人への手紙を書いています。
妄想と哲学に満ちた獄中書簡。
→手紙つながり
→ミニ特集・獄中記

▼伯爵。

シャーロック・ホームズ対ドラキュラ−あるいは血まみれ伯爵の冒険−河出文庫(ローレン・D・エルスマン 日暮雅通訳/河出書房新社)

伯爵の中でもドラキュラ伯爵は大好きです。

本書はシャーロック・ホームズがドラキュラと死闘を演じたことがあった! というホームズ・パロディ。
→ドラキュラつながり

▼伯爵。

1999年のドラキュラ伯爵 エキサイティング・ゲームブック2 新書サイズ(スーパー頭脳集団アイデアファクトリー/桐原書店)

ゲームブックです。
ノストラダムスの予言した1999年。ドラキュラ伯爵の末裔が世界征服をもくろんでいる。そのドラキュラ伯爵末裔の立てこもる城へ派遣されたのが君! ドドーン。
→ドラキュラつながり

▼伯爵令嬢。

伯爵令嬢 全12巻 HITOMI COMICS(細川知栄子/秋田書店)

王家の紋章の細川知栄子さんのかつての名作。こてこての令嬢浮沈変転、ジェットコースタードラマチック少女漫画です。時代がかった筆致に笑いながらハマる。なつかしー。
→ミニ特集・お嬢様のために

▼公爵夫人。

王冠を賭けた恋 ウィンザー公爵夫人の華麗な人生(チャールズ・ハイアム 尾島恵子訳/主婦の友社)

シンプソン夫人の真の姿、人生を描く、ノンフィクション。「王冠を賭けた恋」と美しく言われる事柄の裏側、的な内容です。
シンプソン夫人の写真もあります。本当にオシャレです。粋でシブイ、辛口美人。
→美人大集合

▼通称。

伯爵と呼ばれた男 全5巻 花とゆめコミックス(高口里純/白泉社)

麻薬の売人「伯爵」とハリウッドをめぐる連作短篇集。とにかく名作揃いですが、私は中でも、「薔薇色のきみ」と、イミテーションダイヤの話が好きです。未読の方はぜひに。
ピアニストの話や、男装の麗人アレクシス・オベロンの話も印象的でした。
→天使つながり

▼通称。

せどり男爵数奇譚 ちくま文庫(梶山季之/筑摩書房)

古本好きは楽しめます。紀田さん系、稀覯本マニア系の古式床しい古本話です。
古本をめぐる奇譚の数々を収める連作短編集。軽いミステリー風味。
→蔵書家つながり
※流通中

▼伯爵夫人。

伯爵夫人はスパイ ※送料無料(アーリーン・ロマノネス著 小泉摩耶訳/講談社)

えぇ?伯爵夫人がスパイ?
そのまま本当らしいです。元スパイ、でも仕事はやめてスペインの上流夫人におさまっていたアーリーンに、仕事の依頼が!いやいやいや、ウソじゃありませんってば。ノンフィクションですからね!
諜報小説のようでもあるけど、セレブなゴージャスライフも楽しめる、一石二鳥の1冊。
→スパイつながり
→美人大集合

▼レイトン卿。

フレデリック・レイトン(谷田博幸解説/トレヴィル)

どうしてもエロチックに見える肢体のイカロス。セイレーンの肌の色。男にまとわりつく女の肌の柔らかな息苦しさ。「祈願」の布を通す光。レイトン卿の絵がこれでもかと、約50点収録されています。解説付。
→詳しくは

▼侯爵家。

徳川慶喜家の子ども部屋(榊原喜佐子/草思社)

文庫版も出ています。ウチの在庫は単行本版。
著者は慶喜の孫。その夢のような幼少時代の思い出が綴られています。戦前の華族の生活。現実にこんな世界もあるんだなぁ〜。

▼エグイ…。

華族な人々 全2巻 ヤングサンデーコミックス(澤井健/小学館)

フツーの男・坂田は、貧乏な華族・五七ノ桐家で執事として働くことに。
むかーし、友人にすすめられました。
エグくてビックリ。大マジメ絵柄のギャグマンガだと思うんですけど…、くれぐれも服用には御注意ください。

▼男爵。

ほらふき男しゃくのぼうけん こどものための世界名作童話9(ゴットフリ−ト・アウグスト・ビュルガ− 松代洋一:訳 鈴木康司(スズキコージ):絵/集英社)

※カバー欠※本体角少つぶれ※送料無料。
ほらふき男爵はよくあるけど、本書はスズキコージ挿絵ですから!
→スズキコージさんのカバー(秀作カバー絵展覧会へ)

 
▼男爵。

モンティニーの狼男爵佐藤亜紀/朝日新聞社)

妻の浮気を知って変身を繰り返す田舎の男爵の話。
この作者ゆえに一筋縄ではいきません。自尊心がテーマ、かと思います。このテーマは彼女にとてもしっくりくるんですよね。大好きです。
→変身つながり

▼男爵。

ウッツ男爵 ある蒐集家の物語(ブルース・チャトウィン 池内紀訳/文藝春秋)

映画「マイセン幻影」の原作。いぶし銀?の佳品。

▼ヨーロッパ最後の貴族。

ペーパームーン ヴィスコンティ=ルードウィッヒ・神々の黄昏(新書館)

ヴィスコンティさんちの家系は中世まで遡れる大変な名家で、祖先には残虐行為で知られる人や、猟犬に家臣をかみ殺させた「気違い公爵」や、「誰も死んではならない」と命令を出した人がいたらしいです。ほぇ〜。さすが、って言うべき?

そしてその一族の、「ヨーロッパ最後の貴族」と言われるルキノ・ヴィスコンティ、少年時代のポートレートが非常に美少年です。→詳しくは
   
▼当然。

ハイ・ライフ―上流社会をめぐるコラム集(タキ・テオドラコプロス 井上一馬訳/河出書房新社)

当然、爵位のある人がいっぱい出てくる、フツーじゃない人々のフツーじゃないゴシップ集。
逢引用の島とか、大金持ちの子弟用の学校とか。とびきりの最上流生活のアレコレ。

▼ほ〜。

日本の名門100家 河出文庫(中嶋繁雄/河出書房新社)

これも爵位のある(あった)人々ばっか。それぞれの家の起源と現在。
2も出たようです。

   

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