日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。
貴族体質で、超一流の毒舌。これではさぞかし俗世間との折り合いが悪かろうに、曲がりも折れもしない強靭さが、いつもわたしの目を奪う。 →日本ファンタジーノベル大賞つながり●バルタザールの遍歴(新潮社)
特殊能力を持つ貴族青年の転落物語。なんといっても第一部「転落」、第二部「転落の続き」だから。
あっはっは。落魄した貴族青年の飄々とした艱難辛苦?を描いて描いて描き抜く。ほんとの敵はなんでもないのに強力なのに、ものものしいけど小物の敵がいて笑える。
●1809(文藝春秋)
副題はナポレオン暗殺。エキセントリックなかっこいいお貴族様と、コケそうで心配な地味だけど美貌の主人公。いーねー。謀略。謀略。謀略。恋。謀略。いーねー、いーねー。お得意のねちねちした描写に次ぐ描写。えーのー。彼女の資質がすべていい方向に働いた、今のところ一番の傑作では?
●外人術(メタローグ)
毒を吐いてなおキュートなご婦人、佐藤亜紀さんの旅行関連エッセイ。
ときどき、ぶはっげほげほーと発作的に笑えます。殊に美術館に関する記述は秀逸。専門家以外は、パリに行っても
ルーブル美術館に行く必要はない。のだそうだ。くす。
→イケてる帯ランキング
●掠奪美術館(平凡社)
ご専門の西洋美術に関する随筆集。「こうやって見るかー」と、絵について啓蒙してくれたのは佐藤亜紀さんでした。美術ってなんじゃろう?と疑問を感じている門外漢におすすめ。目からウロコの1冊。
●モンティニーの狼男爵(朝日新聞社) →変身つながり
●陽気な黙示録(岩波書店) 他
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