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● ミニ特集 美人大集合(実在編) ●
▼美人好き。

美女の話を聞くと、写真が見たくてたまりません。もちろん、美男も好きですが、美男の場合、<好み>という厄介なものが介在していて、他人の言う美男が自分にとって美男かどうか、その辺り、非情なんです。
でも美女は美女。本の中で見かけた美女を集めてみました。
まずは在庫をあたってみました。売り切れが多くてごめんなさい。また、増やしていきます。

関連項目→気になる美人ランキング

マタハリ 中公文庫(マッシモ・グリッランディ 秋本典子訳/中央公論社)

残念ながら、写真はカバーのみ。ちぇっ。第一次大戦中ってことで、時代的に無理もないのかな。
伝説の女スパイにして人気ダンサー、マタハリの伝記小説。マタハリは妖艶な肢体と巧みな話術で男に取り入り、綱渡りをしていきます。ドキドキします。
→スパイつながり

薔薇のつぼみ 宰相・山本権兵衛の孫娘 集英社文庫(村松友視/集英社)

海軍大将、総理大臣だった山本権兵衛の孫娘にして、カストロらと親交を持ったと言われる山本満喜子の半生を追うドキュメンタリー・ノベル。
写真があるのですが、とても日本人とは思えません。濃いぃ美人です。
→ミニ特集・薔薇は何本あるか?

恐怖の館 世にも不思議な物語(レオノーラ・キャリントン/工作舎)

レオノーラ・キャリントンのシュルレアリスム短篇集。十数ページ、レオノーラの写真が掲載されています。キリっとした美人です。感心したのは、みんなが目をつぶっている写真。被写体の4人がみんな瞑目してるの! これはイイ!それだけのことなのに、すごく変。やらしい。気持ち悪い。すぐに実行できるナイスアイディアだと思いました。
→詳しくは

獅子座の女シャネル(ポール・モラン 秦早穂子訳/文化出版局)

シャネルの人生を追う伝記小説。シャネルの写真が数ページあります。年老いてからはカリッとした細身の粋なおばあさんですが、若い頃の彼女、神経質そうな鼻の美人です。権高で険のある美人ですけどね。シャネルスーツで頭にリボン、でも辛口なの。(ここがミソ。)くわえ煙草。一緒にいるのがダリ。スッゲー。田舎娘の頃の写真は普通にカワイイと思う。
→シャネルと言えば、これも。
→ミニ特集・ブランド大集合(作成中)

雑誌 太陽 '84/9月号
特集・女形の美
(平凡社)

当時、ニューヨーク公演中の玉三郎写真有り。スゲーキレー。キレー真っ盛り。ほー! これは美女でしょー? 写真は篠山紀信。

雑誌 太陽 '80/2月号 特集・名門私立女子高校(平凡社)

向田邦子さん(目黒高等女学校)や室生朝子さん(普連土学園高等学校)や吉行和子さん(女子学院高等学校)の高校生時代の写真を見られたのは収穫でした。
→詳しくは

雑誌 太陽 '78/8月号
特集・銀座モダン
(平凡社)

全体的にモダーンな雰囲気漂う1冊ですが、なんと言っても、気になったのはカフェーの女給さんの話。
人気の女給さんたちの写真が見られます。モノクロで残念。

雑誌 太陽 '82/1月号
特集・日本の正月/お国ぶりおせち料理紀行
(平凡社)

「とっておき私の晴れ姿」のコーナーで、淡谷のり子、吾妻徳穂、合田佐和子、紀平悌子、葦原邦子、吉行和子、斎藤輝子、高野悦子、佐藤愛子、沢村貞子、飯田深雪らが、若い頃の晴れ姿写真を公開。特に吾妻徳穂の美しさにはビックリ仰天。久しぶりにすごい美人を見ました。

王冠を賭けた恋(チャールズ・ハイアム 尾島恵子訳/主婦の友社)

シンプソン夫人の真の姿、人生を描く、ノンフィクション。
シンプソン夫人の写真もあります。本当にオシャレです。粋でシブイ、辛口美人。

紫の履歴書(美輪明宏/水書房)

この方も美女のほうに入れたくなるなぁ。当然、写真アリ。
特に若い頃の写真が、もう、濃いぃくて、キレーくて目を見張ります。

鈴木鼓村と石上露子(青園謙三郎編/福井テレビジョン放送)

美人歌人・石上露子の恋人は誰? 謎の恋人は、この書簡群の発見ではっきりしたのでした。鈴木鼓村であると。売り切れで、確かめられないのですが、確か写真が載ってたはず。
→手紙つながり

ルートヴィヒ2世(須永朝彦 初版 カバー/新書館)

ヴィスコンティの映画「ルードウィヒ・神々の黄昏」で、皇妃エリザーベトを演じていたのが、ロミー・シュナイダー! 迫力美人です。実際に会ったりしたら卒倒しちゃいそうな美女。拝みたい。ご利益がありそうだもん。
→何世つながり
→ミニ特集・シネマの世界

男装の麗人川島芳子伝 文春文庫(上坂冬子/文藝春秋)

男装の麗人、川島芳子の生涯を綴るノンフィクション。芳子の写真もあります。日本美人、なのに男装。
映画「ラスト・エンペラー」等でめっちゃ気になってた方に。

どこまで演れば気がすむの 潮文庫(吉行和子/潮出版社)

失礼ながら、吉行和子さんにこんなにキレイな時代があったとは存じませんでした。いや、失礼すぎて申し訳ないくらいなんですけど。美人を見るのは心楽しいもので、その点、この本は写真を見ているだけでも満足度は高いです。
→詳しくは

愛人百科 文春文庫(ドーン・B・ソーヴァ/文藝春秋)

古今東西の愛人大集合。と言っても東は3人だけですけども。デュ・バリー伯爵夫人もいれば、エヴァ・ブラウンもいます。モンローやカミーユ・クローデルもいれば、どこかの下院議員の愛人もいます。古い方は絵画で、新しい方は写真で。(絵画や写真のない方のほうがやや多いです)

お嬢さまご用達読本 酒井美意子のマナー・エッセイ 別冊25ansエレガンスブック26 ※ムック本(酒井美意子/婦人画報社)

前田家のお姫様、酒井美意子さんがお得意のマナーについて教えてくれます。しかし、私の関心はマナーではなく(笑)、美意子さんと美意子さんのママ、菊子さんの写真です。菊子さんは有名な美人です。古風な美人。美意子さんは見るからに気が強そうな美人。セレブーな写真が多めで楽しい本。
→ミニ特集・お嬢様のために

素顔のジョン・レノン 瓦解ヘのプレリュード ロック・ブック(シンシア・レノン 江口大行他訳/シンコー・ミュージック)

ジョン・レノンの元奥さんがビートルズについて書いています。若い頃から彼らの近くにいた女性として、メンバーたちのカノジョについても記載。カノジョたちの写真も載っています。みんなカワイイっす。中でも、ジョージのカノジョ(パティ・ボイド)がフカキョンに似ている!と思うのは私だけ?
→ビートルズ関連の書籍在庫を検索する。

伯爵夫人はスパイ ※送料無料(アーリーン・ロマノネス著 小泉摩耶訳/講談社)

えぇ?伯爵夫人がスパイ?
そのまま本当らしいです。元スパイ、でも仕事はやめてスペインの上流夫人におさまっていたアーリーンに、仕事の依頼が!いやいやいや、ウソじゃありませんってば。ノンフィクションですからね!
諜報小説のようでもあり、セレブなゴージャスライフも楽しめる、一石二鳥の1冊。面白いです。アーリーンは美人です。
→スパイつながり

風が見ていた 上・下(岸恵子/新潮社)

岸恵子さんの長編小説。まじめな筆致の小説です。帯の大岡信さんが、誉めてます。
私的には、面白いかどうかはともかくとして(失礼)、大変生真面目な小説作法には好感が持てます。こんな小説を女優さんがわざわざ書くなんて、余程好きじゃないとできないことです。
昔の岸恵子さんの写真を巻頭に収録。各巻1枚。もっと入れたらいい。文句ナシの美人ですよね。

麗しの皇妃エリザベト―オーストリア帝国の黄昏 中公文庫(ジャン・デ・カール 三保元訳/中央公論社)

ルードヴィヒ2世の従妹にして、超美人として知られるエリザベトの生涯。巻頭に写真が数点あります。スゴイ。カバーはもちろん肖像画ですが、写真とそっくりな肖像画って初めて見ました。実際に会ってみたかった美女です。

恋の華・白蓮事件 文春文庫(永畑道子/文藝春秋)

歌人・柳原白蓮=伊藤Y子のスキャンダラスな生涯は今でも雑誌テレビ等で特集されることがあり、その写真をゆっくり見たいなぁと思っていました。写真は冒頭の2枚のみの収録ですが、美人ぶりはよく分かります。どちらかと言うと、華やかな美女ではなく、ちんまりした美女と言いますか、芸能界でいうと、大路恵美似。一見、「え、この人がそんなことを?」と思わせますが、目が挑戦的なんです。

ココ・シャネルの星座 中公文庫(海野弘/中央公論社)

ココ・シャネルの華麗な生涯の評伝。ピカソ、コクトー、ヴィスコンティ、ディアギレフ、セシル・ビートン、ミシア等、親交のあった人々との絡みで描かれます。彼等との写真も多数で、まじまじ見ちゃう。
シャネルは、本当に横顔が印象的。神経質な美人と感じられるのは、鼻と顎のせいかしら?

高麗屋の女房(藤間紀子/毎日新聞社)

松本幸四郎の妻。はい、そうです。松たか子のママですね。慶応義塾大学文学部卒業、しかも美女です。私は松たか子より美人だと思います。いかがです?
ママの半生記。もっともっと写真を見たいのに、残念ながら写真はカバーと、口絵の1枚のみ。ちぇっ。消費者のニーズをわかってない(笑)。

大正美人伝―林きむ子の生涯 文春文庫(森まゆみ/森まゆみ)

大正三美人の一人、林きむ子さんの生涯。
ほんとに美人です。思わず画像も大きめに撮ってしまいましたよ(笑)。ん〜、誰かに似てる。誰だろう?
数枚だけど他にも写真が収録されていて、嬉しい。ついでに大正三美人の残り、九条武子と柳原白蓮の写真も1枚ずつあります。

小鳥たち 新潮文庫(アナイス・ニン 矢川澄子訳/新潮社)

カバーは関係ないです。著者近影が美女。アナイス・ニンって、繊細そうで憂いを帯びた美女ですよねー。
彼女の書いたエロチック短編集。本人は本作品を評して「女性としての視点はかなり妥協的」と書いたそうですが、いやいや、とんでもない。相変わらずものすごく女性的だと思います。あまりに女性的すぎるのが苦手な方も、これは別格だと思うので、一読してみるといいかも。はっきりきっぱりエロチック小説だけど、かなり魅力的。
可憐な装丁の単行本で出すといいのにな。
※流通中。

ゼフィレッリ=エンドレス・ラブ 限りなき愛 ペーパームーン(新書館)

ゼフィレッリ監督の映画「エンドレス・ラブ」の特集です。若い頃のブルック・シールズが、非常に美しいです。こんなブルック・シールズを見たことがありませんでした。私が気付いた時には彼女はすでに大迫力だったもん。
そういう意味でも、ブルック・シールズって、夢のように美しい、というのではなく、現実的な美女です。
今はどうしているのかなー。

荒俣宏、岸田理生、伊東杏里他が寄稿。

こころの日記(吉永小百合/講談社)

1963〜1965年の吉永小百合さんの日記。18〜20歳かな。
想像通り、ずいぶんまじめなお嬢さんですが、想像より面白いところもお持ちのようです。少女らしい感傷に微笑を誘われもします。
巻頭に写真ページ有り。8p。中でも15歳の時の写真が、非常にかわいいです。かわいいというよりはすでに美しい。凛としてる。えぇねぇ。
→日記つながり

小澤征爾―対談と写真 新潮文庫(小澤幹雄:編 木之下晃:写真/新潮社)

小澤征爾と、小田実、谷川俊太郎、大江健三郎、武満徹、バーンスタイン、エドウィン・ニューマンとの対談集。本人のエッセイもアリ。
写真も50余枚。中に1枚だけ、夫人の写真があります。つまり入江美樹さんですね。(一番よく見る写真です。)もちろん美人。もっと夫人を写してください!
→意外な対談つながり

美女たちの神話(単行本版)(森瑶子/講談社)

基本ですね。森瑶子の描く、有名ハリウッド女優たちと、シンプソン夫人と、ジャクリーヌと、サガンと、シャネルと、ダイアナ。愛と人生。それぞれ写真が1〜2枚あります。
昭和61年発行なので、まだダイアナ妃と皇太子も不仲ではありません。モンローの章が意外に興味深かったです。
ついつい読んでしまう1冊。

プチ美人の悲劇(単行本版)(室井佑月、丸山あかね/原書房)

この特集に入れるのはどうかという気もしますが、プチとは言え「美人」だし(笑)。いや、フツーに美人だと思うけど、御自分たちでそう言ってるから。
「ちょっと美人だったばっかりにこんな目にあってる!」みたいなことをメインに、恋愛や男について延々、面白おかしく語り合っています。トークエッセイ(=対談みたいなものです)。

モンロー・トーク(フウス・ライテルス編 関美冬訳/アップリンク)

マリリン・モンローがインタビューに答えて残した数数の言葉と、エピソード集。と言ってよろしいでしょうか。
なかなか驚きがありました。
「その時もまだ、セックスはずいぶんしたわ。男たちはそれを当然の役得だと思っていたみたい。前はお金をくれていたけど、その頃は代わりに写真を撮ってくれたの」(本文より引用)
でも、可愛い美人です。

BB―BRIGITTE BARDOT(マガジンハウス)

ブリジット・バルドーの「写真集。いいです。可愛い。←のマリリンがどこまでもアメリカ的なのに対し、BBはどこまでもフランス的。アイロニーの雰囲気があるのが楽しい。
はっきり乳の出ている写真もあって、ちょっと驚きました。今となっては、風貌もファッションもいろいろと今風な、可愛い美人です。

 
忘れられた女神たち ちくま文庫(川本三郎/筑摩書房)

1920年代から50年代にかけて、アメリカで活躍し、日本ではその存在や生涯があまり知られていない“女神たち”のポートレート集。作家や女優、歌手などいろいろ。
確かに、美人なのに、存じ上げない人ばかり。キャサリン・アン・ポーターと、ジプシー・ローズ・リーだけ知ってます。

ドゥミモンデーヌ―パリ・裏社交界の女たち ハヤカワ文庫NF(山田勝/早川書房)

パリの高級娼婦たちの実像。
美貌と才覚がある女たちが野心的に選ぶ職業で、がんばって蓄財してないと末路は哀れなんだって。なるほど〜。
期待するほど写真はなくて、ほぼ絵画。でも雰囲気はわかります。

お葉というモデルがいた―夢二、晴雨、武二が描いた女(金森敦子/晶文社)

たまき、彦乃に次ぐ、夢二の3番目の女「お葉さん」は伊藤晴雨や藤島武二のモデルもつとめていたそうで、それについて。なんですが、それよりも彼女よりも、一番夢二にページをさいてあるようです。本書を読む限り、夢二サイテーでした。知らんかった。今まで読んだどの評伝よりひどくて情けない男として登場。マンガかドラマのダメ男かと思うほどダメ。
お葉さんの写真数枚収録。私は初見のものもありました。

 

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