存在感のある家具です。
関連項目→安楽椅子探偵つながり
関連項目→住まい→窓つながり、→絨緞つながり、→扉つながり、→壁つながり、→階段つながり、→風呂つながり
→寝台つながり
▼まずは安楽椅子探偵で。
「隅の老人 ハヤカワ・ミステリ文庫」
(バロネス・オルツィ/早川書房)
安楽椅子探偵の元祖。
創元推理文庫から他訳で流通中。
でもこのカバー絵にこだわりたい。ちょっとコワイ。(でも創元のカバーもコワイ。)
→老人つながり
→ミニ特集・秀作カバー絵展覧会
▼椅子が探偵。
『安楽椅子探偵アーチー 創元推理文庫』
(松尾由美/東京創元社)
椅子が探偵です。
主人公の少年が骨董屋さんで買った椅子は、思考してしゃべるんです。
荒唐無稽な設定ですが、けっこう羨ましかったです。
椅子と少年の関係が。
椅子が居てくれたら、さみしくないもんね。
ごはんも食べないし、食費もかからないよ。死なないし。
→変な探偵ランキング
▼ほんとに椅子。
「父の椅子男の椅子 建築家宮脇檀・名作椅子コレクション」
(宮脇彩/PHP)
あれ、売り切れてて詳細不明ですが、椅子の本でした。
写真も載ってました。
多分、ほんとにタイトルそのままの建築家宮脇檀・名作椅子コレクションなのだと思います。
…ごめんね。
▼そうねぇ。
『十三の黒い椅子』
(倉阪鬼一郎/講談社)
帯が「ホラーミステリー・アンソロジーから魔像が浮かび上がる!」
「技巧の限りを尽くした鬼才の真骨頂」。
なので、ちょっとそそられました。
何かの話の中に別の話が浮かび上がってくるとか、
断片を拾ってるうち真実がわかるとか、無条件に弱いんです。
でも、思ってるのと違ったかなー。読後感もよろしくないです。
(文章もちょっとアレだし…)
アイディアは良いと思うので、アイディアを読みたい方にはいいかも。
一見、12編を収録したホラーミステリアンソロジー。全編椅子が出てきます。
幕間にその収録作家たちの関係や生活を挟む構成。
殺人が起き、アンソロジーと幕間から、何がしか推理していく形です。
うん。頑張ってるのは認めます。多分、読んだ人はみんなそういうと思います。
「頑張ったのは認める」。
▼他に…
『人間椅子』(江戸川乱歩)
『イヌとイスのみわけかた』(きたやまようこ)
|