迷子になったらまずHOMEへ

■安楽椅子探偵つながり
アームチェア・ディテクティブ、好きです。なんでだろ? まさか、「家にいながらにして」解決っていう、インドアなところが気に入ったわけではない、と思うんだけど。そうなのかなー?
こうして見ると、老人が多いですね。

▼オールド・ミス。

『火曜クラブ クリスティー短編集6 ハヤカワ・ミステリ文庫』
(アガサ・クリスティー 中村妙子訳/早川書房)

ミス・マープルです。
セント・メアリ・ミードから一歩も出たことがないと言われる、可愛い老婦人。
ミス・マープルの13の事件です。
火曜日に集った人々が、自分の知っている昔の迷宮入り事件を話し、
みんなでそれを推理しあう。「火曜クラブ」。
いつもそれを解決するのは、編み物をしながら聞いていた老女ミス・マープルなのでした。
→老人つながり
→曜日つながり

▼元諜報部員?

「ユニオン・クラブ綺談」
(アイザック・アシモフ/東京創元社)

黒後家蜘蛛の会のアシモフが、今度は偉そうな安楽椅子探偵を創出してくれました。黒後家蜘蛛のヘンリーは謙虚で慎ましい人でしたけどね、グリズウォルドはすげー偉そう。謎はスパイがらみのことに限られてるので、スパイ好きな方にもおすすめ。但し、アシモフらしくちっちゃな謎です。「そんなんありか?」っていうツッコミはナシなんです、彼に限っては。
→スパイつながり
→老人つながり

▼これも老人。

「隅の老人 ハヤカワ・ミステリ文庫」
(バロネス・オルツィ/早川書房)

安楽椅子探偵の元祖。
創元推理文庫から他訳で流通中。
でもこのカバー絵にこだわりたい。ちょっとコワイ。(でも創元のカバーもコワイです。)
→老人つながり
→ミニ特集・秀作カバー絵展覧会

他に…
「黒後家蜘蛛の会」(アイザック・アシモフ/東京創元社)
「安楽椅子探偵傑作選」(各務三郎編/講談社)