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● ミニ特集 少年の日 ●
▼ボーイズ・ライフ。

夏休み中の少年達が自転車でちょろちょろしています。いいですなー。楽しそうね。
ふと思いついて、少年の日の思い出よ、と言いたくなるような本や、少年達ががんばる本を集めてみました。

関連項目→少年もいつかはおっさんに→メンズ・ライフ

関連項目→ミニ特集・夏休みの思い出

鉄塔武蔵野線(銀林みのる/新潮社)

日本ファンタジーノベル大賞受賞作です。読んだ時はかなり衝撃でした。なんにでもフェチっているんだなぁと。鉄塔フェチ。少年が自転車で鉄塔を巡ります。

十五少年漂流記 角川文庫
(ジュール・ヴェルヌ 石川湧訳/角川書店)

永遠の名作ですね。
ウチのママの大推薦。幼い頃、胸をアツクして読んだと熱弁をふるっていました。はいはい。
→サバイバルランキング

ノーライフキングいとうせいこう/角川書店)

あとがきによれば、夢で見た物語を一気に書き起こしたものだそう。一種異様な雰囲気はそこから来てたのかーと納得。それが主題としっくりきちゃって絶妙の出来映え。文庫版もありますが、これはハードカバー初版。コレクター向き。

黒い兄弟 福武文庫(リザ・テツナー 酒寄進一訳/福武書店)

テレビアニメ「ロミオの青い空」の原作です。少年が煙突掃除夫。あまりにヘヴィだと思った記憶がありますが、たくましいんです、彼らは!

20世紀少年(浦沢直樹)

今、一番ハマっている少年マンガ。愚弟がせっせと最新刊を買ってくるので、楽しみに待っています。少年たちが成長したおっさんたちががんばっているのですが、すべての根源は彼らの少年時代に遡るんですよねー。おもしれー。

チョコレート戦争 講談社文庫(大石真/講談社)

金泉堂のシュー・ア・ラ・クレームとエクレールが食べたい! この本を読んでそう思わない人はいない、と思うんですけど、いかがでしょうか?
→チョコレートつながり

たんぽぽのお酒 文学のおくりもの1(レイ・ブラッドベリ 北川克彦訳/晶文社)

ブラッドベリが特に若い世代のために書いたというせいもあってか、一瞬にして夏休み一日目の朝に引き戻されるような、「たまらん」感慨を与えてくれる作品です。
→たんぽぽつながり

放課後のギャング団 ハヤカワ文庫NV(クリス・ファーマン/早川書房)

13才のフランシスは『ゴッドファーザー』に感化され校内でギャング団を結成。ところがふざけて書いたアダルトコミックの方が問題になっちゃって。こんなことで退学になっては一生の不覚!さて、どうする?

どれい船にのって(ポーラ・フォックス/福武書店)

おつかいに出かけた<ぼく>は、二人の男につかまり、連れて行かれたのは、<どれい船>だった! 19世紀の海が舞台です。
→ミニ特集・どんな旅に出る?

まぼろし小学校(串間努/小学館)

この本はですね、ズバリ昭和30年代〜50年代に小学生だった人にはコタエラレナイ本です。当時の小学生のマストアイテムが勢ぞろい!思い出の数々が鮮やかによみがえり、しばし恍惚となりました。→詳しくは
→ミニ特集・駄菓子屋みつばち印

エドウィン・マルハウススティーブン・ミルハウザー/福武書店)

<子供の書いた子供の伝記>、という体裁です。
11歳で死んだエドウィン・マルハウスの伝記を書くのは、ジェフリー・カートライト。同じく11歳。
という小説を書いたのはミルハウザーですからね。

ハックルベリー・フィンの冒険(コミック)(ダスキン)

ミスタードーナツのロゴがいっぱい。ドーナツの紹介ページもあります。どうも、1988年のダスキンミスタードーナツミュージカル『ビッグ・リバー』のコミックのようです。コアなミスドファン(?)に。
少年と言えば、トムやハックですね。アニメを思い出しました。 
→企業つながり

ぼくらの原っぱ(ダニエル・ピクリ/NHK出版)

ダニエルはもうすぐ10歳。趣味はむずかしい単語をノートにコレクションすることと、コーヒーのおまけについているモカレックス人形をコレクションすること。学校の書き取りの成績はいつも0点だけど、妹にお話を作ってやるのは大得意!
あー、いいっすね〜。こんな時間、ありましたな。ほっこりします。

「シ」についての冒険(北村想 蛭子能収:表紙・挿絵/あかね書房)

両親が謎のフロッピーを残して失踪。キロク少年とじいちゃんの冒険。
金色に目が光る人達は中々コワイし、じいちゃんはかわいいし、キロク少年を応援しちゃうけど、大人が読むには歯ごたえがありません。
ゲームばっかしてる子供のリハビリ用に!

子供たちの時間(フランソワ・トリュフォー 山田宏一訳 和田誠カバー・挿絵/講談社)

あのトリュフォーが描く子供たちの世界です。連作短編集。子供の生活。それをこんなにクッキリと描ける大人がいるなんてなぁ。感心しきり。和田誠さんの絵もかわいい。

くらのかみ ミステリーランド小野不由美/講談社)

少年少女のがんばる話の清しいノスタルジー、少年探偵団の雰囲気でゴハン3杯はいける本好き、小野不由美・児童向けミステリ・座敷童子・煽情的あらすじ、そう聞いて居ても立ってもいられない本好き、そんなこんなのワクワク感を裏切りません。
→詳しくは

奇跡の少年 角川文庫(オースン・スコット・カード/角川書店)

『ソングマスター』を読んで以来、注目しているカードの描く「ファンタジーの最高峰」。ワクワクします。
またしても少年がいじらしい位、がんばる話です。
但し、じつはこれは大長編の1巻目。話には一応、区切りがつきますが、まだまだ続くのです。

クローディアの秘密 岩波少年文庫(E・L・カニグズバーグ 松永ふみ子訳/岩波書店)

小学生の姉弟が家出をします。行き先はどこだと思いますか? メトロポリタン美術館ですってよ! いい考えだ〜。やってみたい〜。
さてさて、二人はホームシックなんかにはなりません。それどころか、ミケランジェロの作か?と言われる話題の天使像の秘密を探り始めます。ラストも納得。子供に読ませたい
1冊です。
→天使つながり

サマー・オブ・ナイト 扶桑社ミステリー文庫(ダン・シモンズ/扶桑社)not for sale

このミニ特集に出てくる少年たちが、ものすごく怖い目に遭ってるのが、本書。と言ってもいいと思います。舞台は廃校寸前の学校。時は夏休み。
上下巻。
私は上巻を読み終えたところです。

わんぱくニコラ 1・2セット 文春文庫(サンペ:絵 ルネ・ゴシニ:文 曾根元吉・一羽昌子訳/文藝春秋)

フランスも日本と変わらないんだね! わんぱく小僧は世界中、どこでも同じみたいです。
小学生の少年たちのいたずらの数々。絵入りユーモア短編集。
※最近、偕成社から全5巻でシリーズが出たようです。そんなにたくさんあったのかー! 旧版が好みの方はこちらで。

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