迷子になったらまずHOMEへ

▲ミニ特集の目次へ

● ミニ特集 夏休みの思い出 ●
▼あー、夏休み!

夏がくれば思い出す〜。いいなぁ夏休み。子供の頃から計画性が乏しくて(計画は立てるが、実行できない)、最後の方は必ず瀕死で宿題をやっておりましたが、その分、毎日毎日ダラダラと遊びまくっておりました。田舎の祖父母のうちへ里帰りするのが楽しみでした。今はその田舎に住んでいます。
ラジオ体操は嫌いだったけど、今なら行ってもいいなぁ。

▼かわいい。

すいーん星旅行記(大島弓子/徳間書店/写真左)

少女マンガ家の大島弓子さんのかわいい絵本。
おばあちゃんち。スイカ。お祭り。一人の少女の夏休み旅行記。ファンの方に持っていてもらいたい絵本です。

▼予告編はナシで。

夜の子どもたち(芝田勝茂 小林敏也:絵/パロル舎)

突然登校拒否になった5人の子どもたち。彼らは共通の恐怖体験をしているようだが、それについてはなかなか語ってくれない。7/28から8/8まで11日間のお話。
→詳しくは

▼千と千尋?

ふるさとは、夏(芝田勝茂 小林敏也:絵/パロル舎)

面白いです。ウマイなぁ。子どもも大人も楽しんで読めるでしょう。夏休みに一人で父の田舎を訪れた少年の不思議体験。とぼけた神様がいっぱい出てきて、千と千尋の神様を連想しました。ちょっとした犯人当てもあります。

▼ぜひ見たい。

ナツヤスミ語辞典(成井豊/白水社)

辞典ではないです(笑)。小説でもありません。戯曲です。
面白いですよ〜。私、演劇は門外漢で、戯曲を読むのも得意ではないのですが、読ませてくれます。上演されたところを見たいなぁ。キラキラ輝く天才だと思いました。

▼鉄塔フェチ。

鉄塔武蔵野線(銀林みのる/新潮社)

日本ファンタジーノベル大賞受賞作です。読んだ時はかなり衝撃でした。なんにでもフェチっているんだなぁと。少年が自転車で鉄塔を巡ります。

→ファンタジーノベル大賞つながり
→ミニ特集・少年の日

▼集めたくなる。

とざされた時間のかなた(ロイス・ダンカン/評論社)

ママは死にパパは再婚。夏、一緒に過ごすことになったパパの新しい家族はなんか変!変!!児童向けミステリ。評論社の児童図書館SOSシリーズの1冊。エドガー・アラン・ポー賞受賞作品。シリーズのラインナップを見ると、知らないタイトルばっかりでとても気になります。

▼わくわく感。

くらのかみ ミステリーランド小野不由美/講談社)

とにかくそそります。──「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した
→詳しくは

▼甘く、ほろ苦く。

アーモンド入りチョコレートのワルツ(森絵都 いせひでこ:絵/講談社)

表題作と、「子供は眠る」「彼女のアリア」を収録。
「子供は眠る」が夏休みの物語。中学2年生の僕、いとこ達。夏休みは毎年章君の別荘で過ごす。今年も楽しい夏のはずだったのに。みんながずっと一緒のままではいられなくなる、あの頃を思い出します。
→チョコレートつながり
→ミニ特集・少年の日

     
▼いいなぁー。

毎日が夏休み あすかコミックス(ASUKA COMICS)(大島弓子/角川書店)

ヒロイン・スギナちゃんは登校拒否。義父は登社拒否、しかも会社を辞めてしまう。そんな二人でなんでも屋を始めます。
実際に夏休みなのではありません。夏休みのようだった、だけです。とにかく巧いです。大島弓子さんの天才ぶりにひれ伏す少女漫画。
「サバの秋の夜長」、「わたしの屋根に雪つもりつ」を併録。
→大島弓子の著作在庫を検索

     
● 大人になる夏
▼こんな夏?

十七歳の夏 角川文庫(モーリーン・デイリ/角川書店)

「高校を卒業した17歳の夏、マクナイトの店でジャックと出会ったアンジイ。ヨットに乗ろうというジャックの誘いで、初めてのデートへ出かける。何を着て行こう? 何を話そう?…中略…初めての嫉妬、初めてのケンカ、仲直りのキス…。」(あらすじより)
→ミニ特集・角川文庫マイディアストーリー

▼ドッキドキ。

泣き声は聞こえない創元推理文庫(シーリア・フレムリン/東京創元社)

ひと夏の経験をしてしまったヒロインはあっけなく妊娠。そして堕胎。ヤケになって家出をします。おなかに詰め物で、妊娠したフリをして。
彼女がいっしょに過ごすようになった、とあるグループの人たちは彼女のウソ身の上話(未婚の母ということ)に理解と同情を示し、親切に大切にされます。日は過ぎ、彼女の出産が待たれます。
さぁ、どうする? どうする? 待っても生まれないんだよー。
ドキドキ感とプレッシャーがチト心臓に悪い、妊婦サスペンスです。
→妊婦つながり

▼ママが言うことには。

青い麦(コレット)

ネタにつまって、ママに意見を求めたら出てきた1冊。古ッ(笑)。私では思い付かない古典を出してくれるので、ママの意見も貴重です。

▼これもママ。

悲しみよ、こんにちは(フランソワーズ・サガン)

思春期の私に多大な影響を及ぼした小説。今考えると、かなり通俗的だとは思いますが、原田康子『挽歌』と並んで、思春期の少女の必須憧れ小説ではないかと…。読み継がれるにはワケがあると思います。

▲ミニ特集の目次へ