ふと考えてみたらいっぱいあったので、つなげてみました。英語の原題だと単にredとかred-hairedとかなんですね。 ▼古典的名作。
「赤毛のレドメイン家 創元推理文庫」
(イーデン・フィルポッツ/東京創元社)
乱歩の推薦文がたまりません。曰く、
「… 前後三段にわかれた万華鏡が、三回転するかのごとき鮮やかに異なった印象を受けることに一驚を喫するであろう。 … そして二段返し、三段返し、底には底のあるプロットの妙に、おそらくは息をつく暇もないにちがいない。 … 読後日がたつにつれて、またしてもがらりと変わった第三段の印象が形づくられてくるのだ。万華鏡は最後のけんらんたる色彩を展開するのだ。」
…そそります。これ以上言葉は要らない感じです。
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→フィルポッツと言えば…
▼官能のサウスポー!(あらすじより)
「赤毛のサウスポー 集英社文庫」
(ロスワイラー/集英社)
大リーガーのサウスポーは女の子。しかもぴちぴちな。
別に女であることを隠していません。だってピチピチなんだもん(笑)。
サウスポーには気まぐれな人が多いんですって。
彼女ももちろん気まぐれでキュートで気が強くて…。
設定だけでも痛快なのに、なんと「あたし」の一人称ですから驚きました。
日本人との、メンタリティの違いが如実に…なんて考えてしまいましたよ。
→野球つながり
→左利きつながり
→Part2もあります。
▼永遠の名作。
「赤毛のアン─新潮文庫─」
(モンゴメリ/新潮社)
赤毛と言えば、これでしょう。
画像を撮りがてら再読して、また涙。
マシュウが出てきたところから泣いてるっていうのもどうなのかと
我ながらいぶかしんでみたりして(笑)。
うふふと微笑してる部分のほうがずっと多いんですけれどね。
→関連して
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▼ほほぅ!?
「赤毛の男の妻 創元推理文庫」
(ビル・S・バリンジャー/東京創元社)
「歯と爪」のバリンジャーの作品なので、何かやってくれるハズという
期待が募ります。あらすじでも
「一見単純な構成の中に秘められた、最終ページの恐るべき感動!」
なんて言ってます。ほんとかしら?
殺人を犯して妻とともにアメリカ中を逃げ回る脱獄囚・赤毛の男。彼を追う刑事。
私は未読なのですが、叔母が感想を教えてくれました。
「心踊る追跡劇、一気に読み終えた後の脱力感、男女の強い絆。
現実の事件も裏側はこのような物語が隠れているのかも」
ほっほぅ。で、最終ページで恐るべき感動やった?と聞いたら、
「うーん。そうねぇ。まぁ、こういう話かと思っていたら、あ、そういうこと!?って
驚きはあったかな」ですって。あ、なんか気になってきた。気になってきた!
他に…「赤髪連盟」(コナン・ドイル)
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