魅惑的なアイテムです。いろいろと効果的に登場します。
関連項目→小道具→傘つながり、→手袋つながり▼2度と忘れない。
「鏡よ、鏡 ハヤカワ・ミステリ文庫」
(スタンリイ・エリン 稲葉明雄訳/早川書房)
メルマガ読者の方へ
ありがとうございました。
おかげさまで売り切れました。
ん〜。あらすじは書かないでおこうかなぁ。これだけ書いておきましょうか。
「錯綜する過去と現在の間から姿を現わす戦慄の真実。鬼才がミステリの限界に挑む衝撃作(あらすじより)」
いや、ほんとに鬼才の名がふさわしい人です。スタンリイ・エリンって。
『特別料理』の人です。『9時から5時の男』の人です。
そして『決断の時』の人でもあります。
今回、『鏡よ、鏡』にもようやく出会えて幸せです。
傑作ミステリ評集には必ず顔を出す常連ミステリ作家さんの、有名問題作。
冒頭部分、ちょっと入り込みにくいかもしれませんが、すぐに夢中になれます。
中編くらいの長さなので、一気読みしてください。
忘れられない話として、オススメ。彼の作品はいつもそうです。
▼鏡の国。
「鏡の国のアリス 新潮文庫」
(矢川澄子訳、金子國義画/新潮社)
金子國義のカラー挿絵が美しい。
挿絵のことだけを言えば、ずば抜けています。
文庫落ちのときも、カラーにした新潮社は偉かったですね。
→アリスつながり
→金子國義と言えば
▼ただのエロチック小説。
「鏡の国のアリス エロティック・ファンタジー」
(モリー・フルート/富士見書房)
エロチック小説です。
鏡はエロチックな小道具としてもよく用いられますなー。
→ミニ特集10・富士見ロマン文庫
▼白雪姫
「スジガネ入りのお姫サマになる方法」
(島村洋子/大和出版)
鏡よ、鏡、鏡さん。ということで、白雪姫も鏡つながり。
女の怖さをとらえていて恐ろしいセリフです。
確かウィノナ・ライダーが白雪姫役をやっていた映画『スノーホワイト』(?)も怖かった。
本書は、恋愛の鉄人・島村洋子さんが、
いろんなお姫様話をネタに展開する恋愛エッセイ。十八番です。
白雪姫に関しては、
王様が毎日、「お前が世界で一番美しい」とお妃さまに言ってあげていたら、
起こらなかった話なんじゃないかって考察しています。さすがだと思いませんか?
きれいかもしれないが、魅力的ではないという「白雪姫像」にも妙に納得。
毒りんごなんか食べちゃって、留守番もできない位のバカな女だって(大笑)。
※注意:改題して文庫化。
→りんごつながり
▼他に…鏡で変身する魔女っ子や、ヒーローがいます。
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