■キノコつながり
思いついて笑っちゃったつながりですが、どれもうまそう、面白そうでしょ?
▼ワクワクしませんか?
「南仏のトリュフをめぐる大冒険 河出文庫」(ピーター・メイル/河出書房新社)
なんか昔からこういう儲け話ってありますよね。○○の人工栽培ができるようになった!ってヤツ。これもそう。南仏の黒いダイヤ=トリュフの人工栽培をめぐる物語。
プロヴァンスの香りぷんぷんのなんだか楽しい、心憎い1冊。プールサイドのデッキチェアでニヤニヤしながら、のんびり読みたい。(ビキニでね。)
あー、プロヴァンス行きたい。夏にどうでしょう?!
因みに文字の色が青緑。お洒落さが10%増しに思える私は単純ですか?
→文字が色つきつながり
▼腹いっぱい食べたい。
「マツタケの話」(小川真/築地書館)
マツタケの話、あれこれ。まるごとマツタケの話です。 まじめな話なのですが、やさしく書いてあって モノがモノだけにド素人にも楽しい本です。 高い食べものは大体なんでも好きな私としましては、一度、 おなかいっぱいになるまで、マツタケを食べてみたいです。 中に出てくる人工栽培、成功しないかな。
▼明智抄さん、結構お気に入りです。
「松茸狩りで大人になる」(「ハンサム・ウーマン」の収録作)(明智抄/ビレッジセンター)
元気いっぱいの女性作家の短篇集。
女性作家のアンソロジー。明智抄、 大原まり子
、小谷真理、斎藤綾子、 佐藤亜紀
、 島村洋子
、菅浩江、松本侑子、森奈津子。豪華執筆陣に会心の笑みをもらしました。
威勢のいい女性作家が集結。読まずには死ねない一冊。
少女マンガ家・明智抄さんの小説が、「松茸狩りで大人になる」。
会社の先輩に誘われてマツタケ狩りにでかけた主人公。しかし…。ってお話。
相変わらず、情けない男の描写が秀逸で、愉快です。
異常な状況とか情けない人とかを描かせると、筆が冴えます。
→すごいメンバーつながり
→唸る短篇集ランキング
▼殿様と空のお城に住みたいよ。
「殿様は空のお城に住んでいる」(「中国の壷 花とゆめコミックス」収録作)(川原泉/白泉社)
少女マンガ。中編。著者にしては珍しく、舞台は江戸時代。
ヒロインはお姫さまで剣の使い手、殿様のところに
お嫁に行くんだけど、殿様は一見ぼんくら。
でもそれは、ぼんくらのフリをしてるの。
それと言うのも、昔、殿の兄上はヘンテコな手紙を残して自殺していて…。
「わたしが調べてあげる」と、男装して参勤交代のお共をするヒロイン。
くす。
で、このお話ではマツタケがキーなんですよ。ふふっ。
とにかく読んで気持ちのいい佳品。
「笑う大天使」
の外伝 かな。明らかに和音さんの御先祖の話のようですしね。
→城つながり
▼うまいけど腹をこわすぅ?
「キノコ手帖 平凡社カラー新書」(四手井淑子/平凡社)
キノコがいっぱいの、キノコの本。 新書なのが、すこしうれしいです。ややカワイイから。ややですけど。 カラー写真も豊富。キノコの写真って、カラーじゃないと無意味ですね。 色鮮やかで、明らかに【毒】でしょー。近寄るな、危険。ポイズン。と、 テンションの上がるデンジャーな色合いにもかかわらず無毒なものも たくさんあって、食いしん坊としては興味を引かれます。 しかし、中には「美味だが、軽度の下痢を起こすこともあるようだ」等の記述もあり、 ドキドキします。食いしん坊としては(笑)。
▼知らなかったけど。
「空の境界 上・下 講談社ノベルス」(奈須きのこ/講談社)
熊川哲也がクマつながりで、吉本ばなながバナナつながりだとすると、
この方はキノコつながりかなーと。すみません。
最近の読書事情に疎く、あまり存じ上げないのですが、
時々お名前を聞くようになった方です。
「二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる”直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築…。この世の存在のすべてを”殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在している―。―あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就(あらすじより)」。
明らかに世代の違う雰囲気が漂っています(笑)。
面白いのかなぁ。教えて下さい。ものものしくてなかなかそそられます。
▼見るキノコ。
「きのこ 乙女の玉手箱シリーズ」(とよ田キノ子監修/グラフィック社)
ありとあらゆるきのこデザイングッズ情報を集めてあります。
世界の雑貨アリ。切手もアリ。絵本もアリ。きのこの公園情報アリ(椅子がきのこデザインの公園とかね)。
図版多数と言うより、ほぼ図版で、見て楽しむ本。全136ページ。
昔、イベントできのこの手芸品を売っている方と隣り合わせたことがありました。きのこ大好きなんですって(でしょうね)。
「写真より絵の図鑑が好き」だと語っていて、なるほど分かる気がすると思いました。
▼絵になるキノコ。
「静かなアトリエを求めて八ヶ岳山麓に移り住んだ一人の絵描きは、いつしか四季折々のきのこのとりこになってしまっていた。
華奢で美しい色のウラムラサキ、恐しい毒で人を地獄に落とすドクササコ、名前がかわいそうなバカマツタケ…。
42種のきのこをめぐるエッセイと美しいスケッチ。絵描きならではのまなざしが、きのこの新たな魅力をひきだし、山歩きをしたくなる1冊。カラー多数。」
(カバーより引用)
スケッチが本当に良いです。キノコって絵になるなぁ。解説は種村季弘さん。嬉しい。
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