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■カレーつながり
お、なかなかのアホつながりです。数えてみたら、なぜか揃っていたので。
関連項目→魅惑の食べ物
→寿司つながり→チーズつながり→麺類つながり

▼カレーパン。

「天晴れカレーパン」
(石坂浩二/主婦の友社)

石坂浩二さんはカレーパンが大好きなんだって。

過去には、
山下洋輔発信の「冷やし中華」が大好きすぎる人たちの活動の軌跡の本(
『空飛ぶ冷し中華』)や、
コーヒー好きの著名人が集った
『コーヒー雑学事典』をメルマガのネタにしたこともありました。
そういう本を出すのは、当時の流行りだったのかな。
石坂浩二さんはカレーパンかー。

石坂さんがパーソナリティーをつとめていたラジオ番組で、
カレーパンがうまかった話をしたのがきっかけで、
リスナーからどんどんカレーパンのネタがやってきて盛り上がったんですって。
それをまとめた本です。
有名人からのコメントや、対談もあります。

▼俺カレー。

「俺カレー」
(東京カリー番長監修/アスペクト)

カレーほど、みんながこだわってる食べ物はないと思いません? 他にはラーメンくらいかなぁ。でもラーメンは主に外で食べるもんでしょう。カレーは勿論外でも食べるけど、いかに作るかにもコダワリがあるの。
みんな自分のカレー(もしくは自分ンちのカレー)が一番だと思ってる。好みもいろいろで、好きなカレー店は十人十色。でしょー? 思い出の詰まった食べ物でもある。
各界著名人(?)がそんな「俺カレー」要するに「マイ・カレー」「マイ・カレー・エピソード」を語っています。東京のウマイ店も紹介。(いーなー、東京)。
→詳しくは

▼カレー天国。

『ナイルさんのカレー天国』
(G・M・ナイル/マガジンハウス)


雑誌BRUTUSに連載されていた「カレー天国」に加筆修正してまとめた本とのこと。

テレビのカレー特集で必ず顔を出す「ナイルレストラン」のナイルさんが全国の有名カレー店30軒を食べ歩いて星で評価しています。
でも私にとっては、北陸は1軒もないし、あんまり関係ないかと思ったら──レトルトカレーも食べてくれてるんです。うふ。ナイルさんが「口のなかにクミンなんかのスパイスの味がほのかに残る。これはカレーだよ」と言ってるのはどれでしょう? また、「いちばん好き。能書きとターバンのイラストは伊達じゃない」って言ってるのはどーれーだ? 答えは読んでのお楽しみ。
レトルト以外にも、カレーパンやカレーうどんも試食して意見を述べているところがグー。前から本場の方の意見を聞いてみたかったんだよなぁ。
→詳しくは

※先日、テレビ番組「ぷっスマ」で、インド人を4人?集めて、レトルトカレーに点数をつけてもらってました。
面白かったです。(最新情報だしね。確か2010年4月。)

▼カレーの王子さま。

『カレーの王子さま 花とゆめコミックス』
川原泉/白泉社)

短編集。
表題作「カレーの王子様」のラストシーンにて「なにゆえきしめんは平ぺったいのだろう」
と、振り向いて言った空の食欲魔人・吉川弘文さんを私は忘れません。
「カレーの王子様」以外も、名ゼリフぎっしりの名作食欲短編集。
大好きです。
→麺類つながり

▼カレー屋の予定。

「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった ポプラ文庫」
(金原瑞人/ポプラ社)

翻訳家・金原瑞人さんのエッセイ。
大学卒業後、出版社に落ちて、妹と妹の彼氏と屋台のカレー屋をやる予定だったんだって。
そこで、ばったり出会った教授に大学院行きをすすめられ、
あとは推薦等もあって、なしくずしに翻訳家になっちゃった、
ということらしいです。
へぇ〜。
それが今じゃ売れっ子ですもんね。
私も「あ、金原瑞人さんが訳してるなら、面白いかも」と、考えますし、
顔の見える翻訳家です。
(しかし、金原瑞人訳が多すぎて、中にはさっぱり面白くないものもある気がしてきた今日この頃)

翻訳関係の興味深い内容のエッセイです。
「ライ麦畑でつかまえて」についての記述が、ちょっと「付箋を貼っておきたい」感じでした。
面白い。
→ミニ特集・翻訳の世界
→サリンジャーつながり