迷子になったらまずHOMEへ  書評、古本、古本の書評、古本の画像、古本屋 HoneyBeeBrand*みつばち印

■麺類つながり
お、久しぶりに変なつながりです。ラーメンだけとか蕎麦だけとかで作ろうとしたら挫折しました。麺類なら何とか。
関連項目→魅惑の食べ物
→寿司つながり→チーズつながり→カレーつながり

▼ラーメン。

「ラーメンてんし キンダーおはなしえほん5(第14集5)」
(やなせたかし:文・絵/フレーベル館)
※痛汚有

ほんの30頁の絵本です。でもすごく好き!
ラーメン天使大好き!

ラーメンぼしのラーメンのゆげのなかからうまれたラーメンてんしのお話。
ジャングルでライオンに追いかけられているシクシク少年を助け、
さらに泣いているシクシク少年の力になります。
すんごくカワイイ30頁です。かなり胸キュンです。
そしてそのラーメンが食べたい(笑)。

(この話にアンパンマンは出てきませんが、ラーメンてんしはアンパンマンに出てくるんでしょうか?)
→天使つながり

▼きしめん。

『カレーの王子さま 花とゆめコミックス』
川原泉/白泉社)

短編集。
表題作「カレーの王子様」のラストシーンにて「なにゆえきしめんは平ぺったいのだろう」
と、振り向いて言った空の食欲魔人・吉川弘文さんを私は忘れません。
「カレーの王子様」以外も、名ゼリフぎっしりの名作食欲短編集。
大好きです。

▼きつねうどん。

『冬吉と熊のものがたり』
(安房直子)

童話にはおいしそうな食べ物が出てくる確率が高いですよね。
子供心に訴えるのは、やっぱり食べ物なんでしょうか?
この物語にもとてもおいしそうなものがたくさん出てきます。
しかも、メニューになんだか意外性があります。
ちょっと面くらいましたもん、私。
何かと言いますと、まず<とろろ>です。
そして<ビール>です。それから<きつねうどん>です。
きつねの作る、屋台のきつねうどん。うまそうです!
→詳しくは
→クマつながり

▼蕎麦ときしめん。

『蕎麦ときしめん 講談社文庫』
(清水義範/講談社)

短編集。
表題作「蕎麦ときしめん」は、清水義範お得意の名古屋論。
蕎麦が東京、きしめんが名古屋なんです。
最近は岩井志麻子さんの岡山が独走態勢ですが(笑)、
15年前は清水さんの名古屋でしたっけ。
→清水義範と言えば

▼蕎麦。

『蕎麦入門 カラーブックス343』
(新島繁/保育社)

カラーブックスが蕎麦を押さえていないはずはないですね。
そばの栽培から蕎麦売りの浮世絵版画、蕎麦の食べ方まで、
そばの薀蓄満載。
いつも通りのカラーブックス・クオリティ。
途中で出てくる東京さらしなの蕎麦おはぎと蕎麦汁粉が食べたいです。

※本書は今も流通中。なんと!

▼ラーメン。

『ふしぎなおきゃく ひさかたメルヘン』
(肥田美代子 岡本颯子:絵/ひさかたチャイルド)

童話。
童話界にも、ラーメン道があるみたいです。

うまいラーメン屋にいつもやってくるお客。
でも必ず食べ残して行きます。
いったいなぜ?
ラーメン屋さんは、(童話なので)怒鳴りはしませんが、
気になって仕方がなくなり、後をつけます──。

そんなお話。
個人的には、ラーメン屋さんが煙草を吸っているのが気になりました。
そんなんで、美味いラーメンは作れませんよ。
→煙草つながり

▼冷やし中華。

『空飛ぶ冷し中華』
(全日本冷し中華愛好会編 山下洋輔・筒井康隆他多数/住宅新報社)

冷やし中華が大好きなのに、夏が来ないと食べられないことに、
山下洋輔が憤慨して「何ゆえだ!」と叫び、声明文を書き、
全冷中の結成を広く訴えた(行きつけのバーの壁面に貼り付けた)のだそうです。

そして会報まで発行するに及んだそうです。
その会報『会報冷し中華』の1〜3号までが本書に収録されています。
(以前、メルマガのネタにしました。)