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● ミニ特集 銀花(季刊雑誌) ●
▼良い雑誌です。

厚みは1センチ強、だいたい200頁ほどある季刊の雑誌です。御存じでしょうか?
美術工芸系、文芸系、自然系の粋な雑誌です。眺めていると飽きません。特集以外のページも手抜きがないので、かなり読めます。気になる特集がある場合は買っておいても損はないかな。

ご覧の通り、特集には「えぇっ?」ってものもあります。また特集(※表題に入っているもの)はほぼカラーで、ありがたいです。

古本屋ではお高めに値段を付けるお店もある、趣味の雑誌です。ウチでは一部をのぞき、¥500(送料別)、または¥840(送料無料)くらいになっておりますので、よろしければどうぞ〜。

個人的に引っかかった特集の号を画像付きで集めてみました。いかがでしょう?

※ここに載せた以外にもまだまだあるのです→銀花(季刊雑誌)の在庫を検索(リスト表示)

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銀花(季刊雑誌)第十四号(14号、1973年夏)
特集:漆/裂れのいのち
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 童画家・茂田井武「続白い十字架」12p。サイズは小さめで綴じ込み、カラーで収録しています。ちょっと嬉しいオマケ風。
○ 塚本邦雄「稀書陸離譚」5p。

銀花(季刊雑誌)第十六号(16号、1973年冬)
特集:日本の羽子板/丹波風土と暮し
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 特集1ではいろんな羽子板のカラー写真と、羽子板の話を。

銀花(季刊雑誌)第十九号(19号、1974年秋)
特集:手仕事の民族アイヌ/陶のあけぼの須恵器
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 豆本の特集があります! 18ページ! 欲しい〜!! 他の特集は吹っ飛んじゃいますね。本好きにとっては。

銀花(季刊雑誌)第二十号(20号、1974年冬)
特集:日本の風土若狭/らんぷの美
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 「にっぽん・らんぷ考」(安川巖)8pの、挿絵版画(モノクロ4点)は川上澄生。
○ 「堀口大学の本」装幀の写真をカラーで8p。
○ 堀口大学論「詩心の風景」(平田文也)9p。

銀花(季刊雑誌)第二十二号(22号、1975年夏)
特集:阿波木偶/みちのくの木地玩具
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 郷土の木の玩具の数々。めっちゃんこカワイイです。もちろんカラーで。
○ 塚本邦雄の小説「水の扉」24p。
○ 辻村ジュサブロー「鏡花曼荼羅」8p。

銀花(季刊雑誌)第二十三号(23号、1975年秋)
特集:印伴纏江戸庶民の旗印/河井寛次郎の字と陶硯
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 小さいサイズの綴じ込み(オマケ風で嬉しい)で、「武井武雄燈篭戯画」16p。武井さんの描いた燈篭画です。
○ 塚本邦雄の小説「露の宿」24p。
○ 特集1・印伴纏は関心のある方にとっては貴重な特集と思われます。カラー。

銀花(季刊雑誌)第三十三号(33号、1978年春)
特集:白い折形/石版画詩人織田一磨の世界
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 黒田馬造集書の「明治の貴刊本」カラーで8p。迫力あるな〜。黒田馬造「本と人生」5p。
○ 存じませんでしたが、特集2の織田一磨も見ごたえがあります。

銀花(季刊雑誌)第三十五号(35号、1978年秋)
特集:一期一会野の花三百六十五日/西洋蔵書票図譜
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 草花オンチの私の関心はもちろん特集2の「西洋蔵書票図譜」。蔵書票(エクスリブリス)の世界。20ページ。カラー写真で堪能できる西洋各国のエクスリブリス。印刷ですが、1枚おまけに付いてます。
○ チェコの蔵書票がかわいい。

→蔵書家つながり?

銀花(季刊雑誌)第三十八号(38号、1979年夏)
特集:絞り日本・インカ・アフリカ・蒙古・インドネシアなどの絞り/金太郎土人形と張り子のお伽噺
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ なぜか特集2は金太郎さん。いろんな土人形の金太郎さんが見られます。
○ ジャン・マレーの特集(モノクロ8p)アリ。

→人形つながり

銀花(季刊雑誌)第三十九号(39号、1979年秋)
特集:箸の美/沖縄の新しい風
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 特集1は「箸」ですよ。目の付け所がシブイです。 
○ 岸田劉生装幀集と題した15pの特集アリ。
○ 「塚本邦雄の極微美術館」5ページあります。個人的にはこれに一番目を奪われました。塚本邦雄の自筆詩歌と郵票(きって)や押花を組みあわせて額装にしています。

銀花(季刊雑誌)第四十九号(49号、1982年春)
特集:豊の国の鏝絵/武井武雄の余技作品
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ そりゃーもちろん「武井武雄の余技作品」14pでしょう! 武井武雄の作った陶器類や、お雛様、凧などを収録しています。さすがです。
○ 大分県でよく見られるという鏝絵(家や蔵の壁に漆喰で描かれるカラフルな民画)も貴重な特集です。

→武井武雄と言えば、ミニ特集・童画の世界

銀花(季刊雑誌)第五十三号(53号、1983年春)
特集:節の雛/飛騨路手仕事と暮し
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ お雛さまの特集1はチラチラっと。特集2の飛騨路は野趣と細やかさが同居する魅力。
○ 横尾忠則の装本、と題して20pの特集アリ。

銀花(季刊雑誌)第五十五号(55号、1983年秋)
特集:加賀の国暮らしに息づく朱と金/祈りの料理月心寺村瀬明道尼
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ 当地加賀の国、ってことで、見過ごせませんでした。一応拾い上げて、触れておきます(笑)。
○ 小京都の凝りぶりをご覧ください。
○ その他、ミニ特集も「サーカスへの郷愁」(根津恭)4p、「本の話」寿岳文章など、ちょっと面白い。

→金沢つながり

銀花(季刊雑誌)第五十六号(56号、1983年冬)
特集:佐藤勝彦天上天下ぼく独尊/京椿
(文化出版局)
当店価格¥1000(送料別)

【見どころ】
○ 佐藤勝彦肉筆1枚綴じ込みです。墨で、観音様(?)風の絵。お好きな方はどうぞ。
○ 特集2の「京椿」。このカラー写真は絶品です。息を飲むような美しさ。京都が椿のメッカであったとは、存じませんでした。一見の価値があります。

銀花(季刊雑誌)第六十号(60号、1984年冬)
特集:縁起菓子繪草子
(文化出版局)
当店価格¥500(送料別)

【見どころ】
○ こういう地方の縁起菓子を集めた本、好きなんです。特に当地金沢の金花糖、かわいいでしょ? 表紙にも写ってる鮮やかなお菓子です。
○ 亀倉雄策「秘かな楽しみ 古典図鑑本の装幀」7p、これが驚くほど美しいです。西洋の古い花蝶図鑑って、あまり注目したことはなかったのですが、確かに素晴らしい!
→昆虫つながり

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