たくさんあるとは言えないけれど、楽しそうなつながりになりそうです。
関連項目→珈琲つながり▼私立豆の木高校。
「甲子園の空に笑え! 花とゆめコミックス」
(川原泉/白泉社)
少女マンガ。
田園の豆の木高校に赴任してきた広岡先生。
女なんだけど、野球部の監督になっちゃって。
野球なんて全然知らない彼女ですが、9人しかいない(しかもそのうち4人は四つ子)野球部の生徒たちはいっしょうけんめい。先生も野球理論から学びます。
さて、やってきた夏の甲子園予選には、なんとなく勝ち進んじゃって…?
いつもながら忘れられない名セリフたっぷり。
バルタン星人の握手も忘れられません。
この姉妹編が同著者の「メイプル戦記」。
→野球つながり
▼The
Beanstalk。
JACk AND THE BEANSTALK─POP-UP PICTURE
STORY
(ジャックと豆の木、飛び出すしかけ絵本)
※英語です reprinted 1988 飛び出す仕掛け6個(全12頁) 20×26センチ(Brown
Watson(England))
イラスト:V・kubasta
※一箇所、動く顔が折れ曲がっているところがあります。
閉じた状態の表紙→。
※→開いたところ。(→拡大する)
表紙の絵と中の絵とは違います。
中のほうが、陰翳のある抒情的な色彩ですが、
仕掛けは派手なんです。
是非、ご覧いただきたいなぁ。
→この本について、詳しく見るならコチラ
▼その豆が食べたい。
『花豆の煮えるまで―小夜の物語 偕成社ワンダーランド(10)』
(安房直子:作 味戸ケイコ:絵/偕成社)
「小夜には、お母さんがありません」
そんな一文から始まるこの童話は、淡い悲しみを帯びたまま進行します。
小夜ちゃんの家は温泉宿。おばあさんは名物の花豆を炊きながら、小夜ちゃんのお母さんの話をしてくれます。小夜ちゃんのお母さんは山んばの娘だったこと。お父さんのところへお嫁にきたときのこと。
─小夜ちゃんが生まれた時、みんな大喜びで、山んばからもお祝いのお餅が届きました。そのお餅はとてもおいしくて、お母さんもお父さんもたくさん食べました。でもお母さんはそれから山のほうをぼんやり眺めて過ごすようになりました─
私はそこのところが、すごく印象的でした。そんなことってあるものです。
この仄悲しくて懐かしい世界は、安房直子さんがごく普通に何気なく持っている、彼女の身の回りにある持ち物のようです。
それはまたゆっくり味わっていただくとして、
一人の食いしん坊としては、この花豆が気になって仕方ないことを記しておこうと思います。
花豆。むらさき色の大きな豆らしいです。私の好きな白花豆とは違うんでしょうか?
おばあちゃんが炊く、あまくふっくりした花豆。豆の煮える匂い。あぁ、私もそれを食べたい。小夜ちゃんと豆のこと、どちらもが胸に刻まれるお話です。
※流通中です。
→安房直子さんの著作在庫を検索する。
▼豆本。
「ホームズ対ルパン ワニの豆本」
(藤原宰太郎)
もっとちゃんとした(?)豆本を載せたかったけど、ヘナチョコ古本屋の在庫にはなくて…。
ワニの豆本で我慢してください。
ホームズとルパンのクイズ対決。
ちょっとアバウトなところもワニの豆本ならでは。
小ネタならぬ豆ネタでよければどうぞ。
→ホームズつながり
▼雑誌の小特集にて。
『銀花(季刊雑誌)第十九号(19号、1974年秋)
特集1:手仕事の民族アイヌ/特集2:陶のあけぼの須恵器』
(文化出版局)
豆本の小さな特集があります!
18ページ! 欲しい〜!!
他の特集は吹っ飛んじゃいますね。本好きにとっては。
→ミニ特集・雑誌銀花
▼かみしばい。
「ジャックとまめのき 童心社の家庭版かみしばい」(堀尾青史:脚本 篠原勝之:絵/童心社)
紙芝居。12場面、函入(函は全体に年代なりの痛ミ)です。ウフ。絵がよろしいでしょ? ジャックにも微笑むけど、ウシにも微笑みます。そして作中の歌う竪琴には笑いました。そんな可愛い絵は篠原勝之さん担当。
篠原勝之さん=ゲージツ家のクマさんです。彼の絵本はどれもすごく良くて、いつも私のお気に入り。
→篠原勝之と言えば(秀作カバー絵展覧会へ)
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