消え失せた密画 創元推理文庫(エーリヒ・ケストナー 小松太郎訳 真鍋博カバー絵/東京創元社) 「デンマークの都コペンハーゲンで時価60万クローネの高価な密画が巧妙な盗難にかかった。好人物の肉屋の親方キュルツが、ふとしたことからこの大犯罪の渦中にまきこまれて、猪突猛進の大活躍がはじまる。作者がユーモア犯罪小説と銘うったあと味のいいブドウ酒のようにしゃれた香りと余韻を残すミステリの逸品(あらすじより引用)」
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雪の中の三人男 創元推理文庫(エーリヒ・ケストナー 小松太郎訳 真鍋博カバー絵/東京創元社) 「百万長者の枢密顧問官トーブラー氏は、貧乏人に変装しておしのび旅行を始めることになった。グランドホテルではこのことを知ってかたずを呑んで待機していたが、とんでもない誤解からドンチャン騒ぎの大連続となった。貧乏人に変装した百万長者と百万長者に間違われた失業青年をめぐって、ホテルの従業員とお客の織りなす人生模様。ケストナーの魔法の鏡に映った、赤ん坊のような雪の中の三人男を描く快心の風刺ユーモア編(あらすじより引用)」
→雪つながり
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一杯の珈琲から 創元推理文庫(エーリヒ・ケストナー 小松太郎訳 真鍋博カバー絵/東京創元社) 「音楽の都ザルツブルクでひと夏を過ごそうと、ゲオルクは国境をはさんで目と鼻の先にあるドイツの町に宿をとった。為替管理の制約から、ドイツ側では大金持ち、オーストリア側で乞食同然の生活を始めた彼は、国境を往復する喜劇的な毎日を楽しんでいた。ところがある日、友人が約束のカフェに現れなかったばかりに、彼はコーヒー代を払えない破目に陥り、居合わせた美女に助けを求めた。『消え失せた密画』、『雪の中の三人男』につづくケストナーのユーモア三部作!(あらすじより引用)」
→珈琲つながり
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