けっこう笑えるのはなぜなんでしょうか? とりあえず在庫から。また増やして行きます。 ▼ほんわか。
「スシとニンジャ」
(清水義範/講談社)
読書の嫌いな人にすすめたらすごく面白がっていました。
主人公のアメリカ青年が初めて日本にやって来て─、
って話ですから。たいていの人はこういうの好きなんですよね。
アメリカ青年は忍者ファンで、日本には今も忍者がいると思っています。
だから日本に来て愕然。
彼が来日前、日本通のいとこに、
「いいか、牛肉は食うな。日本の牛肉はとろけるように柔らかくてうまいが、
めちゃくちゃに高いから」と忠告されたり、ヒロインの名前がホンダセイコなので、
HONDAとSEIKOだ、グレーとな名前だと思ったり、
「回転してる寿司以外は食べちゃダメ」と言われていたので、
寿司屋に入るなり、「開店してますか?」って聞いたり、クスクス笑い頻出の楽しい読み物です。
→寿司つながり
▼トンデモ忍者。
『忍法タイムチェイス─エキサイティング・ゲームブック12─』
(頭脳集団アイデアファクトリー/桐原書店)
いわゆるゲームブックです。
スゴイです。
世界征服を企む悪の親玉が、時限核爆弾を
東京のド真中に仕掛けたままタイムマシンで過去の日本へトンズラ。
この爆弾の解除キーを得るために親玉をさがす使命を帯びたのが君なのだ!
ドドーン。
君は忍者の子孫!
→ミニ特集08・トンデモゲームブック
→タイムトラベルつながり
▼少年の夢?
「ミスター・サルトビ ソノラマ文庫 ※送料無料」
(宮崎惇/朝日ソノラマ)
「人の心を読み、獣をあやつり、コップの水に求める相手の影を写す。現代の忍者ミスター・サルトビの活躍を描く痛快アクション(あらすじより)」
だそうです。
「ミスター・サルトビこと上月佐武郎」君という若者は、そのような超人で、陰謀を探って大活躍。…。ねーねー、これって、もしかして少年の夢ですか?
最近、古い少女マンガで、自分の少女の頃の夢(妄想)に出会ったワタクシ、ひょっとするとこれは少年が等しく持つ妄想なのではないかと、ハッとしましたよ。いかがです?
時代が時代なので、サルトビ君の台詞が素晴らしいです。
「やあやあ、顔が涙で洪水だ」と、赤ん坊の涙を指先ですくったりします。
うわぁ、すごいなぁ。久しぶりに聞いた台詞〜ってのがいっぱいあります。
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