■企業つながり(あるいは、店主のP級コレクション)vol.2 →vol.1へ
バブリーな頃、企業がこぞって出してた書籍。あれはハヤリだったんでしょうか? しょうもないと思ってたけど、今となるとけっこう好きです。
それとは別にノベルティグッズも好きで、本の形をしていればもっと好きなんです。
関連項目→会社つながり
まだまだあります→企業つながり vol.1
▼へぇ~。
「愛曜日づくり料理読本 愛曜日の料理読本シリーズ1 ハウスライブラリー」
(ハウス食品工業株式会社 新井苑子:カバー絵)
知らなかったです。 ハウスポケットライブラリー以外に、ただのライブラリーがあったなんて。 大きめサイズ、ハードカバーの立派な本です。 お料理レシピは、今でも充分いけそうなもので感心。
▼これも。
「知恵ある暮らしと味 愛曜日の料理読本シリーズ2 ハウスライブラリー」
(ハウス食品工業株式会社 東君平:カバー絵・挿絵・詩)
そして、この2はですね、 東君平さんが、挿絵と詩を組み合せて担当しているページもあり、 とてもそそられます。 カバーそでの刊行案内によると、6まであるらしいですから、 それぞれのカバー絵担当者が大変気になるところです。
▼こんなんもあった!
「四季のおくりもの お料理1年生に贈る本3 ハウスライブラリー」
(ハウス食品工業株式会社)
上のシリーズより小さめなんですよ。 こんなシリーズもあったのか。 ハウス、ほんとにがんばるなぁ~。 これもハードカバーです。 四季の行事における料理の紹介とつくり方。 お料理1年生向けということで、簡単めです。
▼雪印。
「ButterBook バターできまる洋風料理」
(城戸崎愛/雪印乳業株式会社)
これは雪印です。 雪印の出した、バターを使った料理の本。 なるほど、バターでこれだけ広がるかと、料理家の力に感心します。 昭和55年発行。まだまだこういう啓蒙書が必要だった時代かな? そして、企業にはこんな書籍を出せる余力のある時代でもありました。 絵本サイズ。
▼サントリー。
「姫のワインノート―SPG
official wine handbook」
(サントリー:発行 TBSブリタニカ:発売)
29×21センチの大きめサイズの本です。 それにしても、印象的なタイトルです。 女性ターゲットで、サントリーの出したワイン啓蒙書。 1984年発行ですから、その後にやってくるワインブームに先んじています。 あの頃は、よっぽどツウな人でない限り、ワインの薀蓄なんて語れなかったですよね。 誰か適当な監修者を探した結果なのか、開高健さんが「演出・振付」と書かれています。写真の「振付」かな? ワインに合うレシピやマナー、基礎知識、たしなみ方など。
▼使える!
「食卓に和がある ほんだし味わい読本 第1・2巻」
(味の素)
料理本は、レシピを見れば大体、おいしいのかおいしくないのか、 使える本なのか、そうでないのか、 分かってしまうものです。 この本はね、使える本です。 (第1巻基本編は、ほんとに和食の基本だから、おいてといて、) 第2巻だんらん・くふう編がいいなぁ。 簡単で、気が利いてて、ちょっと作ってみたくなる料理と、 一度はやってみたいおもてなしの方法がかなり多数ありました。 デザート類も載っており、「デザートにほんだしをどう使うのか?」と、 思ったら、使っていませんでした。よかった(笑)。 写真もなんかね、よくわかんないけど信頼感のある写真なんです。 ちょっと調べたところ続巻があるようです。
▼また雪印。
「CHEESEBOOK チーズのある生活」
(池波正太郎、金井美恵子、三浦雄一郎他が寄稿/雪印乳業株式会社)
想像がつくと思います。
かなりグッときます。
チーズとろ~という写真が多いのです。
今ではポピュラーだけど、発行当時はなじみが薄かった、あるいは高価だったと思われる様々なチーズ。チーズを使った料理の数々。そのレシピ。
もっとチーズを楽しんでくださいというチーズ啓蒙書。絵本サイズ。
かなり豪華なメンバーが寄稿しています。
そのどれもがチーズの思い出、美味いチーズ話なわけで、非常に身悶えたくなります。
(上記のBUTTER
BOOKとシリーズっぽいです)
→チーズつながり
▼キッコーマン。
「にっぽんの舌鼓 さしみ読本」
(キッコーマン)
1冊まるごとお刺身の本です。
さばき方(造り方)、盛り付け方、器、食べ方。著名人のエッセイもあり。
ネタはつきませんねぇ。
おいしそうです。
わさび、しょうが、大根おろしなどの薬味の盛り付け方に出てきた「大根おろしの雪うさぎ」がかわいかった!
こういうこと、してみたい。
▼お金かけてるなぁ。
『珈琲を愛する人間讃歌 珈琲交響楽 珈琲文化シリーズ2』
(味の素ゼネラルフーヅ株)
西尾忠久、落合恵子、斎藤茂太、虫明亜呂無、海野弘、朝倉摂、ホルトハウス房子ら豪華な執筆陣。
われらコーヒー党、って感じです。
コーヒーカップ、スプーンの話から、コーヒー染め、コーヒー占い、洋菓子の話まで、内容もバラエティに富んでいます。
読ませる1冊。味の素さん、エライです。
→珈琲つながり
▼かなりプロっぽい。
「愛の料理絵本 Consomme
cooking(コンソメ・クッキング)」
(味の素:企画編集 矢崎節夫:童話作 画人ジロー:絵/味の素)
コンソメを使ったレシピの合間に絵本風の童話が入っています。 パテ・ド・カンパーニュや牛肉のポーピエット等、レシピがプロっぽいなと思ったら、 料理指導に、石鍋裕、上野万梨子、葛西麗子らの名前が。 洋食も和食もあります。 これもまた古いけど、まだまだ実際に使えそうな1冊。
▼ミサワホームも?
『住宅茶話 ミサワ文庫』(ミサワホーム)
ミサワホームさんも本を出していたのかー。
屋根や柱、障子、カーテン、階段、門など、住宅についてのあれこれの優しい概説と、
著名人の住宅エッセイをいくつか収録。
この巻には、佐野洋、斎藤栄、北方謙三他が執筆していますが、
他にもタイトル同じの著者違いで出ているようです。
→階段つながり
▼キリンビールさんも?
『ビールと日本人―明治・大正・昭和ビール普及史 河出文庫』
(キリンビール/河出書房新社)
河出書房新社の発行ですが、キリンビール編集になっています。
装丁は可愛らしく、
昔のポスターやパッケージなどを収録した巻頭のカラー口絵ページも楽しく、
見逃せない企業本です。
まじめな内容も興味深い。
また、ウチの在庫には、キリンビールのしおりが付いていました。芸が細かいね!
→酔っぱらいつながり
▼明治屋さんも?
『朝の本(朝の本1「朝をおいしく」と朝の本2「朝にきたえる」のセット)』
(絵:梶山俊夫(1、2ともに)/明治屋)
非売品です。2冊組、箱入り、嬉しい。
もしかして、昼の本や夜の本、あるのかしら。うーん、さっと調べた感じでは無い。
1巻目は「朝をおいしく」、2巻目は「朝にきたえる」がテーマ。
1巻目の谷川俊太郎さん、バーバラ寺岡さん以外はアレなんですけど(ごめん)、
全編にわたって梶山俊夫さんが挿絵を担当していて、それがかなり大胆に入っています。
梶山俊夫さんと言えば、一目見ればわかる数々の絵本作品があります。
本書でも本領発揮。いいと思う!
→ジャムつながり
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