お墓かー。あの映画、怖かったですね。タイトルは伏せますが、最後、地中からニョキッって手の出てくるアレ。土葬ならでは、かなぁ。こたつで見てて、あまりにも驚いて足がビクってなって、こたつの天板にぶつかった記憶があります。
関連項目→怖い話ランキング
▼いろいろ域を越えてる。
「墓地 終わりなき死者の旅」
(中井英夫/白水社)
シリーズで出してるんですね。
私の個人的本棚には中井英夫の1冊しか入っていませんが、
刊行案内ページを見ていると、全部欲しくなります。
中井英夫のあとがきによると、
「雑誌「新劇」に77年7月号〜9月号まで連載された」
「「日本風景論」という大きな企画の第2回目」だそうです。
小説ではなく、墓地の随筆紀行文と言えそうな内容ですが、
随筆の境地も紀行文の境地も大きくはみ出て、
ただ中井英夫の練り上げるフィクションの世界のようです。
私にとっては、いつどこで出会っても緊張する中井英夫さん。
→中井英夫の著作在庫を検索する
▼墓碑銘。
『忘られぬ言葉 岩波文庫』
(パウル・ハイゼ 淵田一雄訳/岩波書店)
メルマガで話題にしました。
──男が恋人のある言葉を立ち聞きして、ショックを受けて去り、
自分の墓石にも、「あの言葉が忘れられない」って刻ませるんやって。
女は男の死後にそれを知り、自分も「あの言葉が忘れられない」って、
刻ませるんやって。あの言葉って何? 気にならん?!
(うちの母の言葉)
もちろん気になるさー! ということで、読みました。
「ある言葉」も分かりましたよー。
気になっちゃったら、是非どうぞ。
→失言つながり
▼ピラミッドも墓だ!
『ピラミッドの謎 絵がとびでるミステリー(2)』
(イーアン・スミス/ポプラ社)
飛び出す絵本で、ミステリーです。誰が宝石を盗んだのか?
登場人物の鞄の中を見て推理したり、何やらキューと引っぱって手がかりを発見したり。
お子様向けの簡単なストーリーではありますが、それでも3通りの結末を用意したのは立派です。
→詳しくは
▼ピラミッド。
「ピラミッド」
(テリー・プラチェット 久賀宣人訳/鳥影社)
ディスクワールド・シリーズの一冊。
角川文庫で出てたディスクワールド・シリーズは、確か1冊のみで、「シリーズ言うても1冊しかないやん」と思っていたら、別の出版社さんががんばって出してたんですね。知らなかった。しかも何冊も出してるみたい。えらい。
「古王国の王子テピックはピラミッド建設で傾いた財政を立て直すため、暗殺者養成学校に入学する。王子テピックの運命は?(あらすじより)」
因みに角川さんのは→こちら。
▼他に…
『王家の紋章』(細川千栄子)
キャロルとメンフィス、今頃どうしているのかしら? |