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● ミニ特集 谷内六郎展覧会 新潮文庫 ●
▼愛書家として。

○ 愛書家として、これは外せないシリーズです。「週刊新潮」の表紙絵に表紙の言葉を添え、季節に分けて編集されています。

○ 古書価格も控えめなので、一気に揃えるのもヨシ、こつこつ集めるのもヨシ。しかしながら、これを集めている人は、みな同じことを言います。「<夢>が見付からない!」。そうなんですよね〜。古書価格はまぁ、ちょっぴり夢が高いかぁ?くらいなんですけど。とにかく揃えて持っている人は自慢しましょう。持ってない人は羨みましょう。いいな〜。──と、羨んでいたのですが、この度、「夢」も入荷して、めでたくコンプリートしました。やったね!(2010年6月)

○ 「大切な子供の日の思い出・夢の果てを、子供の眼と心の力によって描き出した絵の世界は、無垢で繊細な魂の言葉です」(冬・新年のカバーより)。カバーの絵だけを見ても、ガッツガツ胸に迫るものがありますね。これはやっぱりすごい。もちろん中を開けばもっとすごいです。

関連して→ミニ特集・秀作カバー絵展覧会

谷内六郎展覧会(春) 新潮文庫(谷内六郎/新潮社)

全体にカバーの紹介文も素晴らしいシリーズです。
「雪とけ水ぬるむ3月から花開く4月、若葉輝き夢みちる5月までの95点を選んで収めました」(カバーより)

谷内六郎展覧会(夏) 新潮文庫(谷内六郎/新潮社)

「暑い夏、待ち望んでいた夏休み、ミンミンゼミの声が、潮騒が、波が、子供たちを誘います」「一番長い季節の思い出の光景95点をあつめました」(カバーより)

谷内六郎展覧会(秋) 新潮文庫(谷内六郎/新潮社)

「祭りの太鼓が聞え、赤とんぼが葉に火をつける。そして枯葉が舞えば、辺りはもう冬支度。そんな9、10、11月の風物95点を「週刊新潮」表紙絵より収めました」(カバーより)

谷内六郎展覧会(冬・新年) 新潮文庫(谷内六郎/新潮社)

「寒い夜、地蔵さまは焚火にあたっているのだろうか。地蔵のある近くの家の子は、そう思いました」(カバーより)

12・1・2月の95点を収録。

谷内六郎展覧会(別巻・夢) 新潮文庫(谷内六郎/新潮社)

「地平線にアメリカの煙草の箱が輝いて見えた焼けあと時代、夜の庭に看護婦さんの白衣姿が浮んだ入院時代─以来、谷内さんの限りない夢は愛と郷愁の世界をかけめぐり、数えきれない名作が生れました」(カバーより)

初期の傑作、油絵、はり絵、壁面モザイク、習作絵本、絵日記など。

谷内六郎の絵本歳時記 新潮文庫(谷内六郎:絵と文 横尾忠則:編/新潮社)

同じく「週刊新潮」25年の表紙絵から横尾忠則が91点を選び編集した本。

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