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● ミニ特集 角川文庫エロティシズム文学の傑作 ●
▼エロチック。

入荷したサドのカバーを見ていて、かなり集まっていることに気付きましたので、特集してみました。
別段、正式なシリーズ名などではありませんが、一応、カバーに【角川文庫エロティシズム文学の傑作】として並べられているものを。

他文庫で刊行されている作品もありますが、ここではあくまでも角川文庫のものを御紹介。

関連項目→エロチック小説と言えば→ミニ特集・富士見ロマン文庫

ファーニイ・ヒル 角川文庫(ジョン・クレランド 江藤潔訳/角川書店)

気合いの入った古式床しいエロチック小説、っていう中身もさることながら、当時の装幀ってイイよなぁ。このセンス。カバー絵:金子三蔵。
(画像が小さいのは単なる失敗です)

一万一千本の鞭 角川文庫(ギョーム・アポリネール 須賀慣訳/角川書店)
※重版 カバー破れ(写真でも見えます)

詩人アポリネールのエロチック小説。写真でも分かるとおり、カバーは破れていますが、とにかく噂の小説を読みたいという方、この機会にどうぞ。

若きドン・ジュアンの冒険 角川文庫(ギョーム・アポリネール 須賀慣訳/角川書店)

左に同じ、詩人アポリネールのエロチック小説。アポリネール、こんなん大好きらしいです。
→アノ人の書いたアレランキング

バタイユ作品集 マダム・エドワルダ 角川文庫(生田耕作訳/角川書店)

カバーが金子國義ということで、ありがたられることの多い、バタイユの作品集。表題作の他、「死者」「眼球譚」「エロティシズムに関する逆説」「エロティシズムと死の魅惑」。→金子國義と言えば

美徳の不幸 角川文庫(マルキ・ド・サド 澁澤龍彦訳/角川書店)

「美徳の不幸」と「悲惨物語」を収録。

ソドム百二十日 角川文庫(マルキ・ド・サド 澁澤龍彦訳/角川書店)

百二十日間の性の大饗宴。「サド版”デカメロン”(あらすじより)」。

閨房哲学 角川文庫(マルキ・ド・サド 澁澤龍彦訳/角川書店)

対話体で若い娘に快楽と悪徳の本質を説きます。澁澤さんのワザアリな題かと思ったら、原題もそのまま、閨房の哲学(ラ・フィロゾフィー・ダン・ル・ブドワール)。そっかぁ。

恋のかけひき 角川文庫(マルキ・ド・サド 澁澤龍彦訳/角川書店)

サドの好短編集。もちろん、澁澤訳で。
重版だけど、いいんだもーん。

   
イマージュ 角川文庫(ジャン・ド・ベルグ 行方未知訳/角川書店)

カバーも挿絵も佐藤和宏。これがなかなかよろしいです。
序文はポーリーヌ・レアージュ。お膳立てはばっちり。

キャンディ 角川文庫(テリイ・サザーン 高杉麟訳/角川書店)

映画のポスターだけ見たことがあります。このカバーと同じピンクで、キュートで、すぐ売れましたっけ。

*これでコンプリートかしら?

 
○ その他 ラインナップにはないけど、角川文庫のエロス
     
ラジオナメンティ 女のおしゃべり 角川文庫 (ピエトロ・アレティーノ 結城豊太訳/角川書店)

ローマの中年女ナンナは年頃の娘ピッパを修道女にするか、結婚させるか、娼婦にするか考え中…。
「デカメロン」と双璧をなすポルノの「幻の書」ですって。

     

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