迷子になったらまずHOMEへ 書評、古本、古本の書評、古本の画像。古本屋 HoneyBeeBrand*みつばち印

    ▲最新の新着本 ▼以前の新着本50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01

● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2008/8/21〜 ●
▼おぉ。

沈黙の声 ちくま文庫(トム・リーミイ 井辻朱美訳/筑摩書房)

お客様に良さを教えてもらった本。好きな人にはたまらん系統の本ですね。
「白い肌、白い髪、紅い瞳の魔法少年エンジェル。彼は巡回奇人一座と一緒にやってきて、平凡なホーリイの夏をめくるめく興奮と恐怖のうずに巻き込んだ」「ブラッドベリにも似た透明で美しい世界を織りあげた、ファンタジーの傑作」(あらすじより)

▼尾崎翠つながり。

かなしき女王―ケルト幻想作品集 ちくま文庫(フィオナ・マクラウド 松村みね子訳/筑摩書房)

フィオナ・マクラウド(女の名)=ウィリアム・シャープ(じつは男)、だと教えてくれたのは尾崎翠でした。興味津々。
幻想的な短篇12+戯曲「ウスナの家」。
※流通中。

▼不幸なのに。

ファービアン あるモラリストの物語 ちくま文庫 ※帯欠(エーリヒ・ケストナー 小松太郎訳/筑摩書房)

すごーく不幸な展開の中の笑い。
「エレガントな機知と絶望的なメランコリー」「ケストナー独自の才能をすべて盛りこんだ、唯一の本格的な長編小説」(あらすじより)」

▼知らんかった。

欲望のあいまいな対象 角川文庫(原題:私の中に悪魔がいる)(ピエール・ルイス 飯島正訳/角川書店)

ピエール・ルイスと言えば、私にとってはとことん『ビリチスの歌』の作者でしたが、こういう作品もアリなのかぁ。
エロス・シリアス。

▼豪華だから。

グリム童話全集 子どもと家庭とのメルヒェン 全3巻揃(グリム 高橋健二/小学館)

分厚い単行本3冊セットで、状態もきれいめなので、持っておいてもいいかなと思います。この機会に、という方に。

▼このサイズで。

モモちゃんとアカネちゃんの本1〜6(ちいさいモモちゃん〜アカネちゃんのなみだの海)※単行本版(松谷みよ子 菊池貞雄:カバー絵挿絵(1〜4巻) 伊勢英子:カバー絵挿絵(5、6巻)/講談社)

講談社文庫も青い鳥文庫もあり、どれも良さがありますが、この単行本版も可愛い装丁でなかなか良いです。
※流通中。

▼たむらしげるー。

へんてこハウス えほん・ドリームランド15(たむらしげる:作・絵/岩崎書店)

お気に入りのたむらしげるさんの絵本。今回は「おとこのロマーン」ちゅー感じのほうじゃなく、ファンシーなほう。そんなんで分かりますか(笑)?
森の虫たちの家の話。
→昆虫つながり

▼読みどき。

パニックの手―ジョナサン・キャロル短編集1 海外文学セレクション(単行本版)(ジョナサン・キャロル 浅羽莢子訳/東京創元社)

長篇で不思議な話をがっつり読ませてくれるジョナサン・キャロルの短篇集。短篇もやっぱり巧い。いろんな味アリ。「なんか読みたい」という気分にぴったり。
※文庫化して流通中。

▼中井英夫だから。

ケンタウロスの嘆き中井英夫/潮出版社)

中井英夫による作家論、文学論、書評など。どこからつまんで読んでも、没入できます。中井英夫は永久に不滅です。
そうそう、この人のこういうところが好きだった、と思い出しました。なんかごめん(笑)。

▼中井英夫だから。

暗い海辺のイカルスたち 中井英夫短歌論集中井英夫/潮出版社)

その名の通り、短歌論集。いろいろな人の短歌を論じています。寺山修司も塚本邦雄も茂吉も中城ふみ子も。
小説と違って、短歌は実際の作品を読みながら、評も聞けるのが良いところです(当たり前)。読みごたえあり。

▼すごい。

くるみ割り人形 人形ファンタジー(辻信太郎:文/サンリオ)

うっすら見覚えがあるのは気のせいかなぁ? いやテレビ放映されたのを見た気がするなぁ。かっわいい人形劇映画「くるみ割り人形」のフィルムを絵本に仕立ててあります。劇の美しさは絵本になっても胸にグッとくる感じで、ちょっと唸りながらキャストを見たら、作詩:寺山修司、振付:清水哲太郎、その他いろいろ。そっかぁ。名作にはワケがある。見たくなります。
→人形つながり

▼ちょっと稀少。

ブラックウッド怪談集 講談社文庫(ブラックウッド 中西秀男訳/講談社)

アルジャノン・ブラックウッドの短篇集。「アーサー・ウェジンの奇怪な体験」、「打ち明け話」、「客室の先客」、「約束した再会」、「もとミリガンといった男」、「ドナウ川のヤナギ原」、「まぼろしの我が子」、「死人の森」、「水で死んだ男」を収録。

▼このあたり。

ひとりは誰でもなく、また十万人(ルイジ・ピランデルロ 脇功訳/河出書房新社)

イタリア文学。このあたり、なかなか行き渡らないと言うか、安定して(笑)稀少ですね。関心のある方や、探していた方に。
「自分で考えている自分と、他人の見ている自分とは同じなのだろうか?(帯より)」

▼いいですねぇ。

ため息の行方 りぼんマスコットコミックス(陸奥A子/集英社)

ほのぼのするわ〜。ちょっとこっぱずかしいセリフもあるけど、基本は今も変わりませんし、乙女の気持ちが丹念に描かれています。なつかし〜という方に。
→陸奥A子の在庫を確認する

▼うっわー。

ビビアンヌの王子さま 講談社コミックス(沢美智子 名木田恵子:原作/講談社)

キラキラしています。青年画家と知り合うビビアンヌ。彼女は貴族の娘ですから、ママは大反対です。「あいにくと、わたくしども、アメリカ人とはおつきあいがありませんでしたのよ」。くるくるカール、目キラキラ。リボン。フリル。

▼あらっ。

たったひとつの季節に フォアレディースForLadies78(塚原将 佐藤憲吉:表紙・口絵イラスト/新書館)

あらっ、この絵って…? あぁそうですね。佐藤憲吉=ペーター佐藤さんです。昔のミスタードーナツの絵で有名かな? 表紙の他にカラー口絵4pを描いていらっしゃいます。
塚原将の詩集です。
→フォアレディースの在庫を確認する

▼翻訳だけじゃないんだ。

真夜中の檻 創元推理文庫(平井呈一/東京創元社)

怪奇モノの翻訳で高名な平井呈一さんの創作2篇(「真夜中の檻」「エイプリル・フール」)とエッセイを併録。
特に「真夜中の檻」は「本邦ホラー屈指の傑作として名高い」そうです。期待!

▼シリーズなのかな?

言葉にはならぬ思いを日々こぼす 絵はがき絵本(俵万智:短歌 金田理恵:絵/フレーベル館)

フレーベル館の「絵はがき絵本」。初めて見ました。
絵葉書を綴じてあるタイプの本です。俵万智さんの短歌に金田理恵さんが絵を描いています。

▼かわいいなぁ。

こども百態画集 新・いわさきちひろ画集(いわさきちひろ/岩崎書店)

カラー画27p、モノクロ画10p。横長。
初出は、キンダーブックやあいうえおブック、ヒゲタ醤油の広告等です。ひとりひとりの動きが違うのが微笑ましいやら、感心するやら。