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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2004/2/11〜 ●
▼揃えたい。

幻想と怪奇2 ハヤカワ文庫NV
(ロバート・ブロック他 仁賀克雄編/早川書房)

幻想と怪奇という主旨で編まれた短篇集。収録作はリチャード・マシスン「こおろぎ」、ブラッドベリ「トランク詰めの女」、ロバート・ブロック「ルーシーがいるから」など全11編。大変よろしいです。シリーズ3冊揃えたいなぁ。

▼探してませんか?

ハンサムな狙撃兵 現代教養文庫ミステリ・ボックス(シャルル・エクスブラヤ 藤田真利子訳/社会思想社)

ヴェローナ警察警部ロメオ・タルキーニのシリーズ第2作。出版社のせいで稀少気味。探しておいでの方に。

▼カバーが〜。

まざあ・ぐうす 角川文庫
(北原白秋:訳 鈴木康司:カバー・挿絵/角川書店)

いやぁ、イイっす!鈴木康司さんのカバー、挿絵。かわいい。凝ってる。ステキ〜。
→秀作カバー絵展覧会へ

▼号泣。

小雀物語 小学館ライブラリー(文庫より少し大きめサイズ)
(クレア・キップス著 大久保康雄訳/小学館)

小鳥大好きのワタクシが震えた1冊。戦時中、人の心をいやした、有名なすずめたんのお話です。ラブリー写真に腰くだけ。
→スズメと言えばコレも。

ウフフッ。

おしゃれな花入門 小学館入門百科シリーズ(小学館)

以前から手を出そうか出すまいか、悩んでいた小学館の乙女な入門百科シリーズ。なつかしすぎます。やっぱり今度、ミニ特集にしようっと。

▼お子様に。

あのこをさがす旅
(紀和鏡:著 飯野和好:絵/理論社)

飯野和好さんのカバー絵に惹かれました。著者は伝奇風ミステリーでお見かけする方。
これは、小学校中学年くらいのお子様に読ませたい良いシリーズ<理論社の地平線ブックス>の1冊。「ファミコンゲームから突然聞こえてきた声」というわけで、子ども心をくすぐりそうですね。

▼あとがきに。

遥かよりくる飛行船
(井辻朱美/理論社)

ファンタジーの翻訳でもお名前をよく拝見する井辻朱美さんの、大人も読める児童向け小説。
まずは、あとがきにグッと注目。なんでも、一年くらいで半分書いた後、後半はそっくりそのままポンと出てきたそうです。天啓? 「例を見ない幸福な恋愛小説」になっていれば嬉しいとのこと。確かめたくなりません?理論社の<ファンタジーの冒険>シリーズ。
※流通中。

▼うまそうです。

ピーターラビットの料理絵本(アーノルド・ドブリン:料理の作り方 ビアトリクス・ポター:画 文化出版局編訳/文化出版局)

見比べたことがないので、はっきり申せませんが、目次から推測すると福音館から出しているピーターラビットの料理本とは違う内容と思われます。(※これは現在絶版。福音館のは流通中。)

次回の<本に出てくるおいしい食べ物>コーナー行きかな?

▼気になるから。

ブラックネルの殺人理論(ウォラス・ヒルディック 広瀬順弘訳/角川書店)

そそられるあらすじ+稀少気味=店主オススメ。HoneyBeeBrandにおける公式の良い例です。
夫の日記を盗み読んだパットは驚く。夫が自分の殺人理論を実践すると日記で宣言、さらに記された実験結果は実際の殺人事件と一致している!
物語の中で日記を盗み読むとロクなことがないですよね、大抵は。
→日記つながり

▼チェス好きに。

完全チェス読本 1 ハマってしまった人々
(マイク・フォックス、リチャード・ジェイムズ 若島正訳/毎日コミュニケーションズ)

チェス好きにはオススメです。副題が「ローマ法王からハンフリー・ボガートまで」。タイトル通り、チェスにハマっちゃった人々のチェス・エピソード満載。さらに興味深いことに、一部のかたは棋譜付き
→詳しくは→チェスつながり

▼今で言うXファイル?

ミステリーゾーン1〜4(全4巻)文春文庫 ※送料無料
(ロッド・サーリング、リチャード・マシスン他 矢野浩三郎他訳/文藝春秋)

時代がズレてるらしくて、私は存じませんでしたが、聞き覚えはあります。テレビドラマシリーズ「ミステリーゾーン」、その生みの親サーリング、及び、他作家の原作短編の中から選りすぐりを。

▼多才。

獣の夢
(ニール・ジョーダン 山田和子訳/福武書店)

「狼の血族」や「モナリザ」などのカルト・ムーヴィーの監督ニール・ジョーダンは小説も書くのだそうです。「アミニズムやエロテシズムのイメージに満ちた長篇幻想小説。(あらすじより)」この作品の後、映画監督に転身とか。
つい引き込まれるイメージ豊かな筆致が流石で、納得。

▼あ、揃ってきた。

クリスティーナの誘拐 児童図書館SOSシリーズ
(ジョーン・ニクソン/評論社)

一部、流通中のタイトルもありますが、子どもミステリー好きとしては、そろそろ集めておきたいと、私が(勝手に)思っているシリーズです。これは現在¥1260で、また流通中かな。

▼シリアスなシムノン。

雪は汚れていた ハヤカワ文庫NV(ジョルジュ・シムノン 三輪秀彦訳/早川書房)

メグレではないシムノン。シーリアスな味わいです。欧米では文学的にはむしろこっちの本格ロマンのジャンルで評価が高いとか。舞台はドイツ占領下の一小都市。19歳のフランクが理由なき殺人を犯した時、現場を通りかかったのは、彼に思いを寄せる娘の父親だった。初版です。
※流通中みたいです。

▼シリアスなシムノン。

離愁 ハヤカワ文庫NV(ジョルジュ・シムノン 谷亀利一訳/早川書房)

左に同じ、シーリアスなシムノンです。第二次大戦初期の春。妻子と離れ離れに避難列車に乗り込んだマルセルは若い女アンナに出会う。それから2年後、ナチに追われるアンナが現れた。「妻子ある中年男とユダヤ人女性との宿命の愛(あらすじより)」。現在絶版、初版です。

▼素晴らしいと思う。

絵本づくりトレーニング(長谷川集平/筑摩書房)

絵本づくりのアレコレを長谷川集平の絵と文で解説。しかし、それだけにとどまらない良書です。なんと言いますか、「創作する技術」の本質に迫るとでも申しましょうか? 巧まざる傑作がじつは、計画と企みの結果だと分かる知的興奮があります。読んで楽しい実用書。絵本に限らず、いろんな事に応用できるのでは?

▼かわいいなぁ。

珍ゲームと福引(コロムビア・トップ・ライト/鶴書房)

コロムビアトップ・ライトさんが、珍ゲームや福引の司会のやり方、演出方法を解説。大マジメですが、ヘンテコなものがいっぱいです。冒頭の写真ページには温泉で浴衣でゲームに興じる大人たちが。本当にオトナだ(笑)。
カバー、挿絵は渡辺藤一でやけにかわいいのです。

▼参った。

子どもの本とごちそうの話(赤木かん子/径書房)

これぞ「本に出てくるおいしい食べ物の本」です。仲間だぁ〜。赤木さんの場合は、もちろん、「子どもの本に出てくるおいしい食べ物」ですけどね。最初から最後まで、まるごと、「あの話に出てくるあの食べ物」の話です。
川原泉さんのマンガを挿絵に使用しているのも嬉しい。
→詳しくは現在トップページ。

▼かわいいから許す。

ちいさな騎士(エリザベス・ジョンソン まつのまさこ訳 ロニ・ソルバート絵/学研)

しとやかであるはずのお姫さまが勇ましい騎士になりたいと言い出したから大変。
言ったからには、最後までやれ、と思うタイプのワタクシとしては、オチが教育的指導のようでどうかとも思うんですが、絵も姫もピーターもカワイイから許します。
→関連して?→性転換つながり?

▼てへ。

シャーロック・ホームズ 呪われた館(ゲイリー・グレイディ、スーザン・ゴールドバーグ、レイモンド・エドワーズ 各務三郎・田村源二訳/二見書房)

ホームズのミステリゲーム。謎を解きながらすすむ探偵ゲーム小説です。しかもオマケ付き。地図や、新聞が別添えの備品になっていて、臨場感があふれています。ワクワク〜。
→ホームズつながり
→こういうのもありましたよね。

     
▼あぁ、なつかしい。

ジュニア版 赤毛のアン 新潮文庫モンゴメリ 中村妙子訳/新潮社)

赤毛のアンは大好きで、テレビのハウスのアニメ劇場も一生懸命見たという方、仲間ですー。
ジュニア版の訳だけでなく、あのアニメの水彩風カラー挿絵((C)日本アニメーションとなっています)が多数のうれしい文庫です。

▼なんで品切れ?

フロム・タイム・トゥ・タイム 時の旅人 角川文庫ジャック・フィニイ 浅倉久志訳/角川文庫)

ジャック・フィニイのあの傑作「ふりだしに戻る」の続編ですがな。またサイモンががんばります。今回はタイタニック絡み! フィニイの最後の傑作、と言われながら、なぜか角川さんでここんとこずーっと品切れ中です。